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定期預金「退職金運用プラン」の落とし穴


サラリーマンなら少なくとも一生に一度は経験するのが退職です。退職後のセカンドライフについて、精神的にも物理的にも準備ができている人は・・・稀ではないでしょうか。多くの方はセカンドライフについて漠然とした夢を抱きつつも、実際に行動に移すのは退職して落ち着いてから、と考えているように感じます。

そうしたスロースタートであっても、セカンドライフとして残された時間は平均的には20年以上あるわけで、何の問題もないように思います。

加えて環境が変われば考え方や価値観も大きく変わります。サラリーマン時代に描いていた夢と、実際に退職してから考える目標が大きく変わることも十分あると思います。だとすれば、あまり先々のことを考えすぎず、自然体で柔軟に環境の変化を楽しむのも一興ではないかと思ったりもします。

唯一、早めに準備しておいたほうがいいと思うのは人間関係の構築でしょうかね。仕事をやめたら友達が1人もいなかった、なんていう状況は笑えません。共通の趣味を持つ友人でもよければ、地元の友人でも何でもいいと思いますが、人間関係は1日や2日で出来るものではないだけに、これだけはなるべく早めに社外で作っておくことをお勧めしたいと思います。

さてそうしたセカンドライフのプランと同様に、実際に受け取るまではあまり思いが及ばないのが退職金の運用かもしれません。

実際、いくら手取りでもらえるかはすぐには分かりませんし、退職金の受け取り方も一括払いもあれば年金払いもあるわけで、すぐに決断できません。だとすればこれまた退職してからゆっくり考えようと思う人が多いのも理解できます。

慌てて退職金の運用先を決めるくらいなら、虎の子なわけですから、それくらい余裕をもって慎重な姿勢でもいいかもしれませんが、退職金の運用についても唯一、早めに準備しておいた方がいいものがあるとすれば金融の知識ではないでしょうか。

金融の知識も1日や2日では身につかないので、早め早めに経験値を上げておく必要があります。

たとえば退職金の運用でまず思い浮かぶのが、ほとんどの大手銀行で提供されている、定期預金の「退職金運用プラン」です。一般的には概ね以下のような枠組みですね。

・プラン1/定期預金プラン : 3ヶ月もの定期預金1.5%
・プラン2/投資信託プラン : 購入した投資信託と同額の3ヶ月もの定期預金金利が4.0%

現状の定期預金金利は0.025%など、小数点以下何位だかすぐには分からない低水準となっていますので1.5%や4.0%といった金利を見れば確かに魅力的に映ります。しかしここには大きな落とし穴がいくつもあります。

まず1つ目はいくら高金利だと言っても期間が3ヶ月だ、ということですね。1.5%と言ってもあくまで「年利」ですので、実際の3ヶ月間の利息は1.5%×3ヶ月/12ヶ月=0.375%となります。それでももちろん0.025%といった金利と比べれば文字通りケタ違いではあるのですが、しかし「1.5%」といった響きからはかなり乖離しますね。

2つ目は、では3ヶ月後の満期の時点でどういった金利が適用されるのか、ということですね。引き続き1.5%の金利が適用されるのであれば全く問題がありませんが、こうした「退職金運用プラン」の注意書きをよく見ると「満期後は店頭表示金利が適用されます」と書かれています。つまりケタ違いに低い通常金利に下がってしまう、ということですね。「おいしいのは最初の3ヶ月だけ」ということです。であれば例えばネット銀行の1年もの定期預金0.40%などで運用した方がよっぽどお得だし面倒がないといえます。

さらに後者の「投資信託プラン」もなかなかの食わせ物です。こちらは例えば金利が4.0%ということではるかに高金利ですが、やはり3ヶ月分の利息=4.0%×3ヶ月/12ヶ月=1.0%しかもらえない点は注意が必要です。

「1%なら十分高い」と思われるかもしれませんが、問題は「同額の投資信託購入」という条件ですね。投資信託を購入すると概ね3%程度の手数料がかかります。つまり3%の手数料を払って、1%の金利をもらうだけですから、その損得だけを見れば、完全に銀行の「勝ち」、預金者の「負け」ということになります。

百歩譲って、「どうせ投資信託はどこかで購入するつもりだったから金利でキャッシュバックされるだけマシ」という考え方もあるかもしれませんが、その場合でもネット証券などではだんだんノーロードファンド=手数料無料の投資信託が主流になりつつあり、そうした投資信託を利用すればそもそも手数料を払う必要がない、ということになります。

そんなわけで退職金を運用する場合、一般的にはネット銀行などいつも高金利の定期預金を提供する銀行や、投資信託などを利用する場合でもネット証券などで、手数料の低い商品を利用した方が結果的にお得になる場合が多いのですね。

こうした「損得勘定」を計算する上でもやはり一定の金融知識が必要だと思うがいかがでしょう?

加えて投資に付言すれば、景気の波が5年や10年という長いサイクルで一回りとなる以上、投資の知識が本当に身につくのもそうした5年や10年といった経験を経てから、となります。

となると虎の子の退職金を、金融機関の担当者に勧められるがままにポンっと一気に投資に回すのは絶対避けなければいけません。少なくとも10年くらい投資の経験を積んでからでないと、退職金をリスクのある商品で運用するのはお勧めできません。損失が出たからと言って給与で穴埋めするわけにはいかないわけですからね。

くれぐれもこうした「落とし穴」に落っこちないよう、ご留意ください。


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