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四資産分散型の投資信託と定期預金、どっちがお得?


「年3%の運用は可能です」という趣旨の記事を見かけました。また眉唾な記事かと思いきや意外と真面目な記事でしたのでその中身をチェックしたいと思います。

ポイントとなるのは以下コメントです。

・国内外の株式と債券に分散したバランス型ポートフォリオで運用される投資信託を買っておけば、大体、年平均3〜4%のリターンが期待できます。

いかがでしょうか?今のように超低金利に苦しむ日本の預金者からすればとても魅力的な内容ですが、しかし周りで年3〜4%のリターンをキープしている人など見かけません。

実際にはどうなのでしょうか?

と、ここまで書いて前回の当欄の内容とかぶっていることに気が付きましたが気にせず話を進めることにします。

まずなかなか日本での投資がうまく行かない背景としては日本株がバブル崩壊以降、長期的に低迷してきた点が挙げられます。



長い目で見れば89年のピークから30年近くずっと右肩上がりで来ているのですね。これでは長期投資をしていてもなかなか儲けは出ません。

一方、海外はどうなっているのかと言えばアメリカ/NYダウの株価は同じ期間でこうなっています。



こちらは基本的にはずっと右肩上がりですね。10年に一度訪れる金融危機にもめげず足元でも過去最高を更新しております。

とすると日本を諦めどんどん海外に投資すべき、という話になりますが、日本の投資家にとって残念なのはそれとは裏腹に円高が進んでいることですね。長期的に見れば金利の低い通貨は上昇していきますので当然と言えば当然ではあるのですが。



確かに長い目で見ればドル円相場は右肩下がりになっております。海外への投資は基本的には「株高」vs「円高」の戦いになるわけですね。

そうした中で、上記取り上げたコメントにあるように、「国内外の株式と債券に分散したバランス型ポートフォリオで運用される投資信託を買っておけば、大体、年平均3〜4%のリターンが期待できる」ということになるのでしょうか?

では実際に「海外株式」「国内株式」「海外債券」「国内債券」の4つに資産を分散させたファンドの運用実績をチェックするとこうなっています。

・1年  : 年−10.62%
・3年  : 年  6.22%
・5年  : 年 10.36%
・10年 : 年  3.52%

この1年はさすがに円高傾向や世界同時株安が何度もありましたので−10.62%という大幅なマイナスですが、一方で過去10年で見ると年率3.52%ということで確かに3%を超えるリターンとなっておりますね!

さらに過去10年ということは「リーマンショック込」ということですから、なおさら説得力があると言えそうです。

では長期的に見れば「円高」や「日本株安」が進んでいながら、過去10年では「年3.52%のプラス」という矛盾をどう考えればいいのでしょうか?

その答えは、上記の通り日本のバブル崩壊から約30年が過ぎ、10年といった期間でもバブルやバブル崩壊の影響を全く受けなくなってきている、ということでしょうね。日本株においては株価の適正化がかなり進んでいる、ということではないでしょうか。

とするとここから日本株が上昇するかどうかは別にして、高値掴みのリスクはかなり減っているということなのでしょう。だとすれば日本株をポートフォリオに加えておいても大きく足を引っ張られることはなさそうです。

また、円高傾向についても90年代半ば以降はおおむね120円台〜80円台の間で推移しており、240円が120円になると言った極端な円高は収まっております。レンジ相場と言えばレンジ相場ですね。

もちろん海外株式は力強く上昇しておりますのでこちらは何も心配いりません。

つまりは、こうした分散投資のリターンを考える場合、30年や40年と言った長期と、過去10年といった中期とでは、見える風景がかなり変わってきているということですね。

さらに日本株が今後極端に下がったり、為替相場が今後極端に円高にならないとすれば、長期投資にはかなり追い風が吹いてくることになります。

その点では投資に慎重な記者も許容できるものと言えそうです。

ではそうした状況を踏まえ、記者が今のタイミング(2016年8月時点)でこうした四資産分散投資をオススメするかと言えば・・・残念ながらそれはありません。

もちろん長期分散投資にタイミングは関係ない、という統計分析もありまして、そうした考えはよく理解できるものの、しかしそれでも2つの点が気になります。

1つ目はここ数年のアベノミクス&黒田マジックへの期待から大きく進んだ円安傾向が完全に逆回転し、大きく円高方向に進んでいる、という点です。



長期的に見れば上記の通り「120円〜80円」のレンジ相場とはいえ、120円と100円、そして100円と80円とでは大きく違います。今の円高傾向がどこまで進むのかはわかりませんが、90円や80円といったレベルになるまで待ってみても良さそうです。

2つ目は上記でも触れましたが、世界の金融危機がこれまではおよそ10年に一度くらいの頻度で起こっている、ということですね。前回のリーマンショックが2008年だったわけですから、そろそろどこかで大規模な危機が起こったとしても不思議ではありません。

そしてそうした危機が起これば大幅な株安が起こるだけでなく、大幅な円高が起こります。投資という点では大きなピンチであり、かつ大きなチャンスですね!

そうしたわけで長期分散投資のリターンについては、歴史的に見てもかなり期待できる状態となってきておりますが、いつ投資するのか、という点では意見が分かれてくるところかもしれません。

これから投資を検討されている方は、どうしたタイミングで投資をするべきかじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん繰り返しになりますが、アカデミックには「長期投資のリターンに投資のタイミングはあまり影響しない」ということになっておりまして、「いや、投資のタイミングを考えるのは無駄なのでまずは始めてみる」という考え方もアリだと思います。

参考にしていただければ幸いです。

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