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定期預金関連ニュース

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2010/04/15 <オリコンキャリア>

スネをかじってる場合じゃない!? 50代の会社員、4人に1人が退職後の備え「ゼロ円」

 約7割の勤め人は“自分の退職後の生活は、今の高齢者の生活よりも悪化する”と見込んでいるものの、多くの人が退職後の準備を行っていないことが、投資会社・フィデリティ投信の調査で明らかになった。13日、同社が発表した。退職後の生活資金の準備をまったくしていないと回答した人の割合は全体で44.3%になり、50代の会社員も4人に1人が「ゼロ円」と回答。成人後、独立後も親の援助を受ける“パラサイトチャイルド”はもはやめずらしくないが、親世代は子どもへの援助のほか、自分の老後の備えにも四苦八苦しているようだ。


 退職後の生活のために「まったく準備していない」と答えたのは20代男性が57.5%、20代女性が59.2%、30代男性が51.3%、30代女性が54.1%、40代男性が40.3%、40代女性が41.1%。定年退職が目前に迫っている50代は、男性の27.7%、女性の26.1%だった。

 発表会に登壇した『フィデリティ退職・投資教育研究所』の野尻哲史所長は「若い世代はまだこれから充分蓄えていく時間があるが、50代でこれだけの人が“ゼロ円”と答えている点は我々も驚いた」とコメント。また、48.2%の人が「退職前の半分の生活費で暮らしていける」と楽観視していた点について、「高齢者になると医療費が上がる」と説明し、“思惑通り”にいかなくなることを指摘した。


 同調査は今年2月にインターネットを使って実施。20代〜59歳の会社員、公務員1万976人を対象に実施している。

編集部からのコメント

他の国もそうかもしれませんが、日本の金融資産は60歳以上に集中していますね。金融資産の過半は間違いなく60歳以上の方々がお持ちなのだと思います。

もちろん蓄財・資産形成というのは年と共に進むものですし、現役世代には「子育て」と「住宅ローン」という二重苦がありますから、一般的にはこれから解き放たれる高齢者は、収入が安定していることもあり、資金余剰しやすいというのは当然のことなのかもしれません。

ちなみに、ただでさえ負担が大きく金銭的にも余裕のない現役世代から、年金や社会保険料と言う形でお金を吸い上げ、そのお金の大半を高齢者にバラマくという今の税制というのは「搾取」としか言いようがないですね(笑)。

みんなが支えるべき高齢者というのは確かにいらっしゃるのだとは思いますし、今、高齢者となっておられる方も、現役時代には同じような形で、自分たちの親世代を支えてきたわけですから、一概に不公平というわけには言えませんが、ただ少なくとも統計的には金融資産は年齢と共に伸び続ける構造となっていますので、ステレオタイプに「高齢者=生活が苦しい=支えないといけない」というわけではなさそうなのは考慮する必要がありますね。

これが60歳をピークにして金融資産が下がっていくような統計なのであれば、現役→高齢者への資産移動は必要ですが、実態としてはそうではない、と言うより「真逆」ですからね。

やはり所得税中心の税体系から、消費税中心の税体系にするのは、必然なのでしょうね。給与所得があるなしに関わらず、「お金を使える人=消費できる人」が税金を負担するのは、実態としての「搾取構造」を修正するためにも必要なことなのかもしれません。

とのっけから話がそれてしまいましたが(笑)、全体としてはそうでも、個別にみれば当然、同じ世代の中でも格差があるわけで、上記ニュースによれば、シニア予備軍である50代の会社員のうち、4人に1人が何と「退職後の生活資金の準備をまったくしていない」ということのようですね。

記事は「スネをかじってる場合じゃない!?」というタイトルになっております。ナルホド。

ただ、だからと言って、この27%の人=「シニア難民」予備軍と考えるのは早計かもしれません。晩婚化が進んでいる昨今、30代で結婚して出産して、とやっていると50代というのはまさに「子育て」と「住宅ローン」の負担がピークに差し掛かるころですね。

特に子どもが出来がよくて医学部になんか入ったらキャッシュフロー的には最悪ですね。年間500万円〜1,000万円くらいの学費がかかるのではないでしょうか。少なくとも「退職後の生活資金の準備をまったくできない」状態になるでしょうね。

とはいいつつ、その後のリターンはかなりの確度で保証されているわけですし、ほぼ「勝ち組」ですね。

ということでこのフィデリティの調査の原本を見てみると、やはり設問としては「退職後の生活用として準備している資金は?」ということですので、「0円(まったく準備していない」とお答えになった方の中には「本当に何も準備できない」という方と、「住宅ローンを完済する方が先」という方が混ざっていて、当然、この2つのグループは状況が全く異なりますから、これらをもって、「50代の4人に1人が何も準備できていない」というのはやはりミスリーディングですね。

退職金で住宅ローンの完済を目指している人は多いと思いますが、そういう方々は決して「まったく準備していない」ということにはなりませんね。

とは言いつつ退職金を本当に当てにしていいのか確信が持ちにくい時代であることは間違いありませんし、老後のことを考えれば退職金は1円でも多く残したいものです。備えあれば憂いなしですから、やはり早め早めに準備は進めたいものです。

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