TRIbankグループ(トライバンク=三浦藤沢、平塚、さがみの3信用金庫)は11月1日から、3信金の業務提携20周年を記念した環境配慮型定期預金「TRIbankの森」を発売する。同グループが取り組む環境保全活動の一環。3信金は募集終了後、最高で300万円を県の「森林再生パートナー制度」に寄付する。
スーパー定期(1年)の店頭表示金利に年0・20%を上乗せするもので、預入金額は1口20万円以上、1千万円未満。募集金額は各信金50億円。取扱期間は12月30日まで。
「森林再生パートナー制度」は、一定額の寄付をした企業・団体に県有林などの命名権(ネーミングライツ)が与えられる仕組み。3信金はそれぞれ最高100万円を拠出してこの制度に参加。「TRIbankの森」を活動の拠点として森林の再生、維持にグループを挙げて取り組みたいとしている。
TRIbankグループとは聞きなれない言葉ですが、三浦藤沢信用金庫、平塚信用金庫、さがみ信用金庫の3つの信用金庫で形成される、地域金融グループのようですね。響きはとてもモダンですが、業務提携自体はもう20年になるようです。
そのTRIbankグループが業務提携20周年を記念した環境配慮型定期預金「TRIbankの森」を発売するようです。気になる金利条件等は以下の通りです。
◆TRIbank 業務提携20周年記念定期預金「TRIbankの森」
・取扱期間 : 平成22年11月1日 〜 平成22年12月30日
※取扱期間中でも募集総額に達した時点で販売終了
・対象定期 : 1年ものの自動継続自由金利型定期預金<M型>(スーパー定期またはスーパー定期300)
※自動継続(元金継続・元利金継続)のみの取扱い
・預入金額 : 20万円以上1,000万円未満
・優遇金利 : 年0.2%を上乗せ
・寄付 : 環境保全への取組みの一環として、三金庫で『「かながわ森林再生50年構想」の森林再生パートナー』に参加し、平成22年12月30日現在の本定期預金残高の0.02%に相当する金額(但し、各金庫上限は100万円)を各金庫が神奈川県(300
万円)に寄付。
優遇金利は+0.2%ということですが、現状の1年ものスーパー定期の金利は0.03%ということのようですので、優遇後の金利は0.23%になるということですね。金利の絶対水準は決して高いわけではありませんが、金利低下が進んでいますからね・・・そんな中では比較的よい金利、と言えるかもしれません。
ただし自動継続のみとなりますので、1年後以降にいい金利で運用しようと思ったら解約しないといけないでしょうから、それは面倒かもしれませんね。
この定期預金の魅力をもう1つ挙げるとすれば、預金の残高の一部が「かながわ森林再生50年構想」に寄付される、という点かもしれません。寄付額は預金残高のわずか0.02%ですが・・・。
そもそも「かながわ森林再生50年構想」って何なのでしょう?神奈川県のパンフレットによれば森林の手入れ不足により荒廃が進んでいるとのことですが、森林の「自然回帰」を目指すなら、人間が手を入れないのが効率的だし、お金もかからなくて一番いいと思うのですが、それではダメなのですかね。
個人的にはその資金を砂漠の緑化などに使った方がいいのではないかと思います。神奈川県に言っても仕方ないかもしれませんが。
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