日経WOMAN5月号「貯蓄1000万円☆最短ルート」特集では、20〜30代のひとり暮らしで、貯蓄が1000万円以上ある女性4人を徹底取材。年収、月収、貯蓄額はもちろん、よく買う洋服のブランド、彼氏の有無、人生最大の自己投資まで根掘り葉掘り教えてもらい、お部屋も公開していただきました。
登場していただいた4人は、手取り年収200万円台から、多い人で500万円台前半。その収入の中で、ひとり暮らしをしながら1000万円以上貯めていたのです。そんな彼女たち、やはり家計に対する明確なルールを持っていました。その共通点を探ってみます。
1 消耗品にはお金をかけない
キッチンツールは100円ショップで、洋服はファストファッションやリサイクルショップで…など、「消耗品」の枠に入るものはできるだけ安く手に入れている人が大半でした。
とはいえ、そうして手に入れたものは決してチープな印象ではなく、おしゃれ感もあります。「実際の値段は安くても、安っぽく見えない」ものを探すのが、とても上手でした。
2 贅沢ポイントがある
消耗品にはお金をかけない一方で、「ここは贅沢します!」というポイントを必ず持っているのも、1000万円女子の特徴。
「月に1回は2万円かけてスノボ旅行へ」「お茶とダンスの習い事に月3万円」「年2回のボーナスでブランドもののバッグや時計をご褒美買い」「年間30万円と予算を決めて国内外へ旅行」など、自分が本当に好きなことにはしっかりお金を使っている様子がうかがえました。「出費にメリハリを持たせれば、贅沢を我慢せずともきちんと貯まる」ということを実証してくれています。
3 投資の経験がある
取材した4人とも、株や投資信託を購入しており、資産のうち300万〜700万円ほどを投資していました。「リーマン・ショックなどで、当初の投資額よりも資産が目減りした」という人も多く、その反省はあるものの、「これからは積み立ての投資信託などで慎重に進めていきたい」と、投資をやめる気配はナシ。「お金に対する意識が高い人は、投資にも積極的」という傾向がうかがえました。
預金が普通預金のみという人も皆無で、先取りの財形貯蓄や、利率のいい定期預金などもしっかり活用。「お金は放っておくものではなく、運用すべし」という認識を強く持っていました。
4 家具はリーズナブル、テレビは大画面
取材した1000万円女子は4人とも、家具は通販やホームセンター、イケアなどでリーズナブルに購入している傾向に。そんな中、部屋の中で大画面の薄型テレビがどっしりと構えているという共通点が。サイズはいずれも32型。月収が手取り19万円の女子も、「毎日帰る部屋ではリラックスしていたいので、テレビだけは贅沢しようと」、安く売っているネットショップを探し、13万円のものを8万円で購入したそう。
テレビに関しては、取材した4人全員が「投資する価値があるもの」と考えていたのが印象的でした。
5 自分の価値観を持っていて、決断力がある
最後に、気になる「1000万円女子のマインド」に迫ります。年齢や職業が違っても、みなさんに共通していたのは、周囲に流されず、自分の価値観を持っていること。特にその傾向が見えたのは、保険料。読者アンケートによると、毎月支払っている保険料の平均が1万2000円だったのに対し、取材した1000万円女子は、毎月0〜2000円。「健康管理ができているので不要」「会社の健康保険で十分」という人は、医療保険に加入していませんでした。
また、決断力がある人も目立ちました。「社会人になってから一念発起して、地元を離れて上京」「30歳でマンションを購入」など、人生の節目節目で大きな決断をしている様子がうかがえます。
「みんながこうしているから、私も…」といったマインドでは、きっとお金は貯まりません。「自分の人生を自らコントロールしていく」という気概を持つことが、1000万円女子に近づく第一歩かもしれません。
貯金や節約の話になると、取材する方も、される方も女性の場合がほとんどですね。男性誌や週刊誌では、投資の話は載っていても、節約の話は載っていません。年収の話は載っていても、貯金の話は載っていません。なぜでしょう?
太古の時代の、男性は狩りに出かけ、女性は木の実を採集し貯めておいた記憶・習性がそのような嗜好の差を生むのでしょうか?その点では、女性が家計を握るというのは自然なことなのかもしれません。多くの男性陣は快く思わないでしょうけれど。
上記記事もやはり、日経ウーマンによる「貯蓄1,000万円女子」に関するものです。とはいえ、貯金・節約の必要性については、男女差はないでしょうから、女性の方は当然として、男性の方も納得できる点があれば参考にしていただきたいと思います。
特に今回取り上げられている「1,000万円女子」の方々は1人暮らしをしながら貯金1,000万円を達成したようですね。それは正直、すごいと思います。1人暮らしで貯金ができている女子は、筆者の知る限りでは周りにいませんね・・・。
その「1,000万円女子」の特徴ですが、見出しをつなげるとこういうことになります。
1 消耗品にはお金をかけない
2 贅沢ポイントがある
3 投資の経験がある
4 家具はリーズナブル、テレビは大画面
5 自分の価値観を持っていて、決断力がある
うーん、どうでしょう・・・正直、そう・・・なの?という感じですかね。
1つ目の「消耗品にはお金をかけない」、2つ目の「贅沢ポイントがある」というのは、確かにそうなのかもしれませんが、とは言いつつ「貯蓄1,000万円未満女子」でも同じなのではないのでしょうか?
3つ目の「投資の経験がある」というのは、投資の経験によって1,000万円貯蓄ができた、というわけではなく、その逆で、1,000万円もの貯蓄があるので投資の経験もある、というのではないですかね?鶏と卵の順番が逆なような気がします。
4つ目の「家具はリーズナブル、テレビは大画面」というのは面白い傾向ですが、では大画面が一体どれくらいかと言うと32インチ。それってイマドキ普通なのではないですかね?多分、最も売れ筋だと思います。
と言うわけで1〜4の特徴についてはどれもピンと来ませんでしたが、5つ目の「自分の価値観を持っていて、決断力がある」というのは納得できる気がします。記事では以下のように紹介されております。
「特にその傾向が見えたのは、保険料。読者アンケートによると、毎月支払っている保険料の平均が1万2000円だったのに対し、取材した1000万円女子は、毎月0〜2000円。」
なかなか合理的ですね。そもそも独身であれば生命保険はまずいらないと思いますが、医療保険についてもほとんど使う機会はないのではないですかね。
それでも読者アンケートによれば、日経ウーマン読者は平均1万2000円の保険料を払っているということですから、一般的な方々はそこまで合理的ではないのかもしれませんし、周りが入っているので「何となく」加入しているのかもしれません。
記事でも指摘されているように「みんながこうしているから、私も…といったマインドでは、きっとお金は貯まりません。」というのは、間違いなく正しいのでしょうね。ダイエットと同じかもしれませんが、周りに流されず、しっかり「自制心」を持つ事が何より必要なことだと思います。
記者の知り合いでも、20代半ばで給料だけで貯金を1,000万円以上貯めた人がいましたが、その人は・・・確かに少し変人でしたね(笑)。多分、飲みに行くことすらなかったと思います。
お金は使うためにあるものですし、そこまでケチケチする必要はないとは思いますが、一方で周りに流されて、目的意識もなく浪費してしまうのは、決して良くないですね。やはり自制心をもってメリハリをつけてお金と向かい合っていきたいものです。
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