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定期預金関連ニュース

定期預金に関連する最新のニュースをコメント付きでご案内します。
2011/8/18 <朝日コム>

円高での資産防衛は?


 円高、株安が進んでいます。こうした中では、どのように資産を守ればいいのでしょうか。


 まず、株。日本の株は、海外投資家がかなり買っています。ですから、今のように海外が株安で海外投資家が損を抱えると、その穴埋めとして日本株が売られやすくなります。加えて、円高が進むと、海外から見た日本株の価値は上がりますから、いっそう売られやすくなります。ですから、うかつに手を出さず、しばらく様子を見たほうがいいでしょう。


 では、債券はどうか。新聞などで「アメリカ国債が格下げに!」などと報道していますが、厳密に言えば、アメリカという国の格付け(ソブリン格付け)が下がったわけで、アメリカ国債そのものの評価が下げられたわけではありません。むしろ、こうした状況では、他の債券から最も安全性の高い国債に資金がシフトする傾向があります。ただし、海外の国債には、為替リスクがあるので要注意です。


 投資信託は、どうでしょう。投資信託で最も多く買われているのが、グロソブ(グローバル・ソブリン・オープン<毎月決算型>)をはじめとした、海外の優良債券に投資する、受け取りが年金タイプのもの。郵便局などでも売っています。売り文句は、「海外の国債など堅実なもので運用しているので安心」。確かに、国債なら元本保証のようなものですから安心な気がします。けれど、海外の国債となると、前述したように為替が絡み、円高だと相対的に目減りします。しかも、この手の投資信託のほとんどには、為替ヘッジがついていません。つまり、円高に弱いのです。


 こうして見ていくと、今のように為替や株価が安定しない時期は、投資にも大きなリスクが伴います。損を覚悟でギャンブルするなら別ですが、そうでなければ、しっかり目減りさせないように預貯金などでキープしておいたほうが良さそうです。

編集部からのコメント

先日のコラムでもご紹介したように、最近は株価が乱高下しているほか、円高が進んでいます。日本人がよく言われるのは「逆張り」好き。つまり下がったら買う、というものです。「バーゲン好き」「お得感好き」に通ずるところがあるのかもしれません。

だとすると、株価も外貨も安くなっている昨今の状況では、俄然、投資意欲が高まっているとしてもおかしくありませんね。

そうした環境の中で、われわれはどう行動すべきか。上記コラムでは、根っからの「円キャッシュ最強論者」である荻原博子女史のアドバイスが紹介されております。それによれば・・・

・日本株 : 売られやすい。しばらく様子見。
・海外債券 : 格下げの動きはそれほど心配いらないが、為替リスクがあるので要注意。
・投資信託 : 多くの投資信託は円高に弱い。

ということで結論としては引き続き投資には要注意であり、「しっかり目減りさせないように預貯金などでキープしておいたほうが良さそう」といういつもの結論に達しております。

期待通りといえば期待どおりのコメントでありますが、信条がぶれないというのも立派なことだとは思います。

今の円の価値は史上最高レベルにあるわけで、一種の「円高バブル」と言ってもいい状況なのかもしれません。円の価値がどんどん高まっているわけですから、短期的には「円のまま保持する」のが正しい戦略ですね。

また日本株は円高と反比例しますから(数字の上では比例ですが)、円高が進むと株価は下がりやすくなります。とするとやはり短期的には「預貯金にキープする」というのは間違いないのでしょうね。

加えて、日本の物価は再びデフレ色が強まっていますから、物価がどんどん下がっていることになります。それだけお金の価値が高まるわけで、仮に物価の値下がり率が年1%とすると、預金金利が全くの0%でも実質的な運用利回りは年1%になる、ということになります。

表面的な利率以上に円の預金で運用するメリットは大きいということですね。その点では預貯金でのキープを勧める荻原女史のアドバイスも一理あると思います。

後はいつ今の円高・株安の状況が反転するかですね。世界経済はそうは言っても回復基調にありますし、少子高齢化や深刻な財政難に苦しむ日本の円が独歩高というのはやはり無理があります。

ポイントの1つはアメリカがいつ金融緩和策を終了させるのか、という点ですが、これに関してはFRBのバーナンキ議長が先日、「あと2年は今の金融緩和策を続ける可能性が高い」とコメントしております。とすると少なくともあと2年は今の円高基調が続く可能性がありますね。

もちろん経済のことも市場のことも金融のことも、誰も正確に予言するのは難しいわけですが、そんなにすぐ円安になるわけでないとすれば、やはり当面は預貯金にキープする方が良いのかもしれませんね。

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