『経済のニュースがよくわかる本』(小学館)など著書700万部超の大人気カリスマ講師・細野真宏氏による『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2012』(小学館)がベストセラーになっている。
家計簿をつけることが上手な節約の第一歩というわけだか、実際にはどうなのだろうか。女性セブンは家計簿をつけている女性とつけていない女性にアンケートを実施した。
アンケートの対象は「全国の30代、40代、50代の既婚女性」で、「つけてる派」「つけてない派」各100人が回答した。
「現在、貯金はいくらありますか?」という質問について、「つけてる派」は「1000万円以上」貯めている人が最も多く、21%にのぼっている。つづいて、「500万〜1000万円」と「100万円未満」がそれぞれ19%、「200万〜500万円」が16%、「100万〜200万円」が14%だった。全体の平均貯金額は600万円となっている。
一方、「つけてない派」は「100万円未満」と「100万円〜200万円」が最多で 23%。「200万〜500万円」が19%、「1000万円以上」が16%、「500万〜1000万円」が11%と続いている。そして、全体の平均貯金額は450万円だった。
以上のアンケート結果を見る限りでは、家計簿をつけてる主婦のほうがつけてない主婦に比べて、150万円も貯蓄額が多く、「つけてる派」のほうが、圧倒的に貯蓄上手なことがわかる。
節約ということになると必ず出てくるのが家計簿であります。
記者は正直、家計簿の効能については、あまりよく分かりません・・・。つけないよりはつけた方がいいのでしょうけれど、何かつけることだけで満足してしまう気もしますし、毎日仮に20分くらいかかるとすると毎週・毎月・毎年に換算すればものすごい時間になります。
その間は少なくともお金を使わないという意味においては間接的に効果があるかもしれませんが、時間の使い方としてはちょっともったいない気がしますね。
それならその時間を使って副業などをした方が、より直接的に収支が改善されそうです。
ですが。
上記記事によれば、アンケートの結果、家計簿をつけている家庭では平均貯蓄額が600万円なのに対し、家計簿をつけていない家庭では平均貯蓄額が450万円と、家計簿をつけている家庭の方が圧倒的に高かったようですね。
おぉ。
ただ少しケチをつけるとすれば回答者は「全国の30代、40代、50代の既婚女性」ということですが、30代と50代とでは平均的な保有金融資産の額が全然違います。正確に比較しようと思うと、年齢分布もそろえないといけませんが、回答者はそれぞれ100人ということで、この人数で年齢分布を調整するのは難しいですね。
単純に「家計簿をつけている」派の平均年齢が高いという可能性があります。
また、そもそも「どちらが先か?」という疑問がありますね。つまり「家計簿をつけるから節約できた」のか、「節約に熱心な人は家計簿もつける」のか、どちらか?ということです。
前者であれば、誰でも家計簿をつけることで節約できることになりますが、後者の場合は、今まで家計簿をつけていなかった人が家計簿をつけても何のプラスにもならない、ということになります。
どっちでしょうね?
ただ節約できないよりはできるに越したことはありませんし、仮に家計簿をつけてもあまり節約できなかったとしても、少なくとも金銭面では失うものはほとんどありません。家計簿代くらいなものです。
とすると、ここは騙されたと思って家計簿をつけてみる、というのが正しい選択なのかもしれませんね。
記者は基本的に、先月の預金残高と今月の預金残高を比較して、予想通りだとそのまま、予想より少ないと焦る、という丼勘定方式ですが(笑)、とは言え確かに毎月の入出金明細を見直すと、思ったより使っているな?と思うことはあります。
特にネットショッピング系・通販系は簡単に購入できてしまうためか、記憶に留まりにくく、後からオヨヨと思うことがありますね。
なので定期的に入出金を見直すことは悪くないとは思いますが、毎日となると・・・ちょっと億劫な気もします。どうでしょう?
家計簿を始めたことで節約できた!という方はぜひ教えてください。
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