インターネットバンキングやモバイルバンキングを利用すれば、他行でも振り込みが無料でできる銀行としては、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行があります。
住信SBIネット銀行では、楽天銀行を除く他行口座への振り込みが月3回まで無料でできます。
SBI新生銀行の場合、月に1回、他行口座への振込手数料が無料ですが、一定の要件にあてはまれば無料の振り込み回数が月5回あるいは月10回にまで増えます。
また、通常は他行口座への振込手数料が有料でも、一定の要件を満たせば、月に何回か無料になる銀行もあります。
みずほ銀行では、みずほマイレージクラブ会員になり、指定された預金や債券などの月末合計残高が50万円以上であれば、他行口座への振込手数料が月3回まで無料になります。
三井住友銀行の場合は、SMBCポイントバックを利用することで、ポイント数により、他行口座への振込手数料を無料にできます。
楽天銀行では、楽天会員リンク登録と楽天銀行の口座を給与振込口座に指定すると、他行口座への振込手数料が、月3回無料になります。次の給与振り込みまでの間に、他行への振り込みが2回以下の場合や利用しなかった場合は、利用しなかった分を2回まで次回に繰り越すこともできます。
振り込みのように、無料でも同じことができるものは、できるだけ無料で済ませるのが人生のコストパフォーマンスをあげるコツです。
高金利の定期預金を探すのに一生懸命でも、銀行に払う手数料には無関心、という人は意外に多いかも・・・しれません。100万円預けても年間の利息が240円〜2,400円という時代ですので、手数料を数回払うだけで利息があっと言う間に吹き飛んでしまいますね。
では普段、どういう手数料を銀行に払っているかといえば、やはりATM手数料と振り込み手数料の2つが大きいのではないでしょうか。で、上記コラムでは後者の振り込み手数料、中でも他の銀行への振り込み手数料について解説しております。
まず取り上げられているのが住信SBIネット銀行とSBI新生銀行であります。どちらも無条件でそれぞれ月3回と月1回無料で他の銀行への振り込みができます。さらにSBI新生銀行の場合、仕組み預金である「パワーステップアップ預金」を利用すると、月5回まで無料となりますね。
通常の他の銀行への振り込み手数料を1回315円とすると、月315円〜1,575円浮く計算となり、年間に直すと3,780円〜1万8,900円分のメリットが出てくることになります。1万8,900円ともなれば携帯電話の2〜3ヶ月分の料金になりますね。これは大きいです。
もちろん、他の銀行への振り込みを全く利用していない人にとっては関係ない話になりますが、少しでも、それこそ年1回でも利用する人にとってはこういったローコストの口座の利用を検討すべきでしょうね。
繰り返しになりますが、100万円預けても年間の利息が240円〜2,400円という時代ですからね。手数料が無料か有料かの差は大きいです。
ちなみに上記記事では触れられておりませんが、新規参入の大和ネクスト銀行も、他の銀行宛ての振り込み手数料が月3回まで無料です。さらに自分名義の口座であれば回数制限なく無料です。こういった口座も比較検討してみてはいかがでしょうか。
それ以外のATM手数料も含めた、ネット口座の手数料比較についてはこちらのコンテンツでまとめておりますので、ご興味がある方は参考になさってください。
>>>ネット口座比較
正月気分は抜けつつありますが、まだ一応新春ですし、このタイミングでこういった「隠れコスト」を仕分けしていくのもいいかもしれませんね。
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