先週も書かせていただいたように、銀行の定期預金は差別化がなかなか難しく、勢い金利競争だけとなりがちですが、ダジャレも立派な差別化戦略の1つだとすれば最近の記者の個人的なヒットはこの池田泉州銀行の定期預金です。
お美しい行員の方がニッコリ微笑んで手にするのは・・・水ナスですね。上記記事で紹介されているように、大阪の泉州地域特産の水ナスは皮が柔らかく水分が多いのが特徴だそうです。それがおいしさにつながるのかどうか記者は詳しく存じ上げませんが、少なくとも名産品ということですね。
で、池田泉州銀行が販売する地域ブランド応援定期預金である「水なす定期便」に預け入れるとこの水ナスが当るそうです。詳しい商品内容はこういうことですね。
◆池田泉州銀行「水なす定期便」
・預入方法 : 窓口・インターネットバンキング・テレホンバンキング
・預入期間 : 1年(自動継続型)※原則として、中途解約不可。
・預入金額 : 「300万円コース」、「500万円コース」、「1,000万円コース」の3コース
・適用金利 : スーパー定期300(1年もの)の店頭表示金利
・特典 :
1.“水なす漬”のプレゼント
300万円コース/年2回(毎年3月・5月) 3袋×年2回=年6袋
500万円コース/年2回(毎年3月・5月) 5袋×年2回=年10袋
1,000万円コース/年3回(毎年3月・5月・9月) 3月6袋、5月8袋、9月6袋=年20袋
2."生水なす”のプレゼント
抽選で毎年5月に生水なすをボーナスプレゼント。各コース、10名に1名の確率で当選。
300万円コースで3個、500万円コースで5個、1,000万円コースで10個の生水なすをプレゼント。
水なす「定期便」と名乗りながら、肝心の水ナスは抽選でしか当らない点が微妙かもしれませんね。
また金利はスーパー定期の金利なので全く魅力はありません。現時点では0.025%です。
となるとやはり、確実にもらえる「水なす漬」と抽選で当るかもしれない(確率は10%)「水ナス」の魅力がどうか、ということになります。
仮にこれらが1個あたり1,000円くらいの価値があるなら検討してもいいかもしれませんが、そうでないなら年0.3%の定期預金ででも運用しておいてその利息(300万円なら年約7,200円)で購入した方が早そうではあります・・・。
ま、そういう無粋な計算はしてはいけないのかもしれませんけれどね。
こうした地域ブランド興しの主旨に賛同される方は利用を検討なさってください。
ここで 市場の1年もの金利をチェックするとこうなっています。
長らく低下基調だった市場金利ですが、ここにきてチョコっと上昇していますね。本格的な上昇はまだまだ先だとしても、とりあえず下げ止まってくれるのであれば良い傾向だと言えそうです。
ボーナスシーズンを前にして金利が多少上向くことはあるのでしょうか?株価を見る限りなかなか難しそうではありますが・・・。
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