気がつけばもう11月も月末ですね!ということは2012年も残り1ヶ月・・・月日が経つのは早いものです。
さて何かとバタバタする12月ですが、サラリーマンにとってうれしいイベントといえば冬のボーナスです。みんながみんなボーナスをもらえる時代は終わりましたし、仮にもらえる場合でもデフレ時代においてはボーナスの金額も減少=デフレ化するわけで、支給を素直に喜べる方々の絶対数は減りつつあるのではないかと思いますが、それでもやはり一大イベントであるのは間違いありません。
金額はともかくとして支給を楽しみにされている方も多いと思いますし、そうやって素直に気分を盛り上げていくのは、仕事をする上でも、消費にとっても、そして日本経済にとっても、もちろん良いことだと思います。
そんな冬のボーナスについて、日経新聞が早速アンケートをとっていますね。まずボーナスの見込み額を昨年と比較するとこういうことのようです。
・増えそう : 6%
・減りそう : 48%
・昨年並み : 46%
やはり厳しいですね・・・約半分の方が減る見込みというのは残念な状況です。ちなみに過去3回のアンケート結果を時系列でまとめるとこういうことのようです。
前年比で減り続けていることが分かります。このペースが続けば数年後にはゼロになってしまいそうですね・・・。しかし2011年は東日本大震災など、会社の業績が大きく悪化する要因があり、ボーナスが減ってしまったのはわかりますが、2012年はその反動もあり、多少は業績は回復基調ですよね。電機メーカーなどは苦戦しておりますが。
だとするとこの冬のボーナスは多少増えても良さそうなものですが「増えそう」という方はむしろ減少しているのですね!なぜでしょう・・・。まだ2011年度の業績を引きずっているのでしょうか。株価や金利、景気と同じく、ボーナスも本格回復することを期待したいと思います。
次にボーナスの使い道ですがこのようになっています。
・貯金、預金 : 43%
・生活費 : 25%
・旅行、レジャー費用 : 10%
・住宅ローン : 9%
・買い物 : 8%
・投資 : 6%
グラフにするとこうですね。
かなり生活色というか、生活防衛色の強い使い道ですね。43%が貯金・預金ということは堅実ですばらしいと思いますが、それ以外も生活費や住宅ローンに費やされ、消費に回る部分は約2割という計算になります。
どうでしょう、やむをえないのかもしれませんが、ちょっと現実感がありすぎる配分かもしれませんね。もう少し「華」があっても良さそうな気もします。
そうした防衛意識を反映するように、ボーナスの使い道の推移を時系列で見るとこういうことのようです。
見事に貯金・預金や生活費が増える一方で、買い物や旅行・レジャーが減っているのが分かります。これだとなかなか日本の景気もよくならなそうですね。
ただこれはあくまで「予定」を聞いたアンケートですので、アンケート回答時はつねに生活費や貯蓄を増やさなきゃ、と思いながら、実際には誘惑に負けてついつい買い物をしたり旅行に行ったりしている可能性もあります。と言うのも、海外旅行の人数や、国内のレジャー施設は今年は好調だとよく耳にするからですね。
もちろんそれは、団塊の世代などが大量に退職する中で、そうしたシニアが消費を牽引している可能性はありますけれど。
記者自身は、お金は使うためにあるわけですから、使うべきときは使っていいという考え方です。不安だからという理由だけで闇雲にお金を貯めこむ必要もないと思います。
とは言いながら何の計画性もなしに使い続けるのはよくありませんね。日本経済やお店の人は喜んでくれるかもしれませんが。
要はバランスが大切だと思うのですが、たとえば年間の貯金の目標を設定してそれをクリアした後の残りは自由に使っていいとか、年収の25%を貯金に回してそれ以外は使っていいと言ったルール設定はいかがでしょう?
たかがお金、されどお金。忙しくなる12月を前にちょっと歩みをとめて、自分にとって最適な貯金と支出のバランスを考えてみてもいいかもしれませんね。
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