［今月の定期預金金利動向］市場金利はさらに低下も、高金利キャンペーン開始　＜２０１２年１２月＞　／　定期預金関連ニュース

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［今月の定期預金金利動向］
市場金利はさらに低下も、高金利キャンペーン開始

２０１２年１２月の定期預金金利の動向と、今後の見通しについて解説します。

2012/12/6

市場金利の最新推移

◆１年もの市場金利の推移

　

◆５年もの市場金利の推移

　

編集部からのコメント

いよいよ１２月ですね。早いところではそろそろボーナスが支給される会社もあるのでしょうか？

長引く不況や雇用関係の多様化により、もはやボーナスが出るだけでも幸運という状況と言えなくもないのかもしれませんが、運よく支給された方は大いに使い、大いに貯金していただければと思います。

さてそうしたボーナス資金を当て込み銀行での定期預金キャンペーンが活発になるのもこの時期でありますが、いろいろと強力なキャンペーンが出てきましたね。

まず押さえておきたいのが、ＳＢＩ新生銀行の「冬の円定期キャンペーン」です。主な金利はこのようになっています。

・２年／０．３％
・３年／０．４％
・５年／０．５％

どの期間もこれだけ金利が下がった状況ではかなりの高金利と言えますが、やはり３年０．４％と５年０．５％が魅力と言えそうです。

さらにＳＢＩ新生銀行では根強い人気の「２週間満期預金」を取り扱っていますが、こちらは先日０．２％へと金利が引き上げられましたね。そういう意味ではＳＢＩ新生銀行の預金は短期の運用から長期の運用まで、幅広く利用できそうです。

加えて、魅力的なのがじぶん銀行の「デビュー応援キャンペーン」で、こちらは新規口座開設客限定で３ヶ月もの金利が上乗せされるキャンペーンですが、先月まで０．５５％だったところ、今月はついに０．６５％に利上げとなりました！

すごい金利ですね。

気になるのは満期後の適用金利ですが、現状、３ヶ月ものの通常金利も「冬のボーナスフェア２０１２」で０．４０％となっており、通常金利も十分魅力的ですね。

また、注目しておきたいのが住信ＳＢＩネット銀行でしょうか。現状、実施されているキャンペーンが１２月９日までで、恐らく１２月１０日以降、本格的なボーナスキャンペーンが開始されるものと思います。どうした金利が出てくるのか今から楽しみです。

それ以外の銀行では、キャンペーンというわけではありませんが、当サイトで目下一番人気なのが、東京スター銀行の「スターワン１週間預金」です。こちらは１週間で０．２５％と、他の銀行の定期預金の金利を上回る驚きの高金利と利便性が魅力です。

また、大和ネクスト銀行の円定期預金も１年０．３％と、各銀行の定期預金金利が低下する中で、相対的な魅力が増していると言えそうです。

ここで今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。

・普通預金（含む１週間定期）：　０．０１％～０．２５％

・１年もの定期預金：　０．０１％～１．２０％
・３年もの定期預金：　０．０１％～０．４０％
・５年もの定期預金：　０．０４％～０．５０％

＞＞＞詳しくはこちら　定期預金金利比較（ＴＯＰページ）

参考になさってください。

さて、今後の定期預金の金利動向を占う上で重要になってくる市場金利をチェックすると、上記のグラフの通りですがこのようになっています。

・１年もの：０．２６％前後
・５年もの：０．２８％前後

盛り上がる定期預金キャンペーンを尻目に市場金利は着実に低下しておりますね・・・残念です。

やはりこれは衆院選後の自民党の圧勝が予想される中で、さらなる金融緩和期待が高まっているからなのでしょうね。

こうした金融緩和期待がどこまで満たされるのかは分かりませんが、仮にこうした低金利が続くのだとすると、この定期預金キャンペーンが終了した後には「金利氷河期」が訪れる可能性が高いですね。

定期預金の人気は、短期のものに集中していますが、こうした熱いキャンペーンが実施されている間に３年ものや５年ものなど、ある程度期間が長いものにも分散して預けておく方がいいのかも・・・しれませんね。

ボーナス資金の運用をご検討の方は参考になさってください。

今月の下旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや動向を占ってみたいと思います。