いよいよゴールデンウィークが終了し、5月が本格的にスタートしましたね。ようやく銀行のHPを開き、定期預金の検討を再開し始めた人も少なくないかもしれません。
4月はといえば「異次元の金融緩和」と称される新たな金融緩和策が発表され、金融市場は大きく混乱しました。通常は金融緩和が実施されれば金利が低下するわけですが、むしろ金利が上昇したのですね。
預金者にとってはポジティブ・サプライズと言えますが、しかしこれはあくまで一時的な混乱の産物ですね。実際、金融市場が徐々に落ち着くにつれ市場金利も下がってきています。5月の定期預金金利も基本的には変化なしですしね。むしろ多少、金利が下がっているくらいです。
そういう意味では預金者が景気回復やアベノミクスの恩恵を受けるのはまだまだ先と言えそうです。
そうしたいまだに「寒さ厳しい」5月の定期預金金利の中で、積極的なキャンペーンを開始した銀行もないわけではありませんね。その1つがSBI新生銀行です。金利条件等は以下の通りです。
◆SBI新生銀行/特別金利 円定期キャンペーン
・1年:0.20%
・3年:0.30%
・5年:0.45%
1年ものは0.20%ということで、やや物足りない印象ですが、これはそれだけ市場金利が低下しているということですね。市場金利を上回る金利で預金を集めてしまうと銀行側で赤字となる可能性があるため、基本的には預金金利が市場金利を上回ることはありません。金利が低下する中ではむしろ、積極的な金利とすら言えるのかもしれませんね。
一方、この中で目を惹くのはやはり5年ものです。0.45%ということで最近では目にしたことのない高金利となっています。長めの運用をご検討の方にはお勧めですね。
ちなみに5年ものの市場金利はこのように推移しています。
足元では0.37%ということで・・・何と、この5年もの定期預金の金利設定は「赤字覚悟の出血大サービス」ということですね。それだけSBI新生銀行が新規の顧客獲得に積極的なのか、あるいは市場金利の上昇を見込んでいたらむしろ下がってしまった、ということなのかは分かりませんが、戦略的な金利設定であるのは間違いありません。
とは言いつつ今後、市場金利がさらに大きく下がればこの定期預金金利も下がる可能性があり、すでにお手元に資金があって、ご興味がある方は早めに口座開設された方がいいのかもしれませんね。参考になさってください。
ちなみにこの定期預金キャンペーンの実施機関は5月1日から7月31日までという、3ヶ月間のロングラン・キャンペーンとなっていて、もしかすると「夏のボーナスキャンペーン」を前倒しで開始するという意図もあるのかもしれませんね。
上記の通り、大胆な金融緩和策が発表されたばかり、という金利環境を踏まえれば、全体の定期預金金利が上昇するのはまだまだ先であり、こうした高金利の定期預金キャンペーンは意味がありますね。積極的にご活用いただければと思います。
>>>SBI新生銀行の「特別金利 円定期キャンペーン」の詳細と最新金利はこちら
加えて、夏のボーナスが徐々に近づくにつれ、こうした戦略的に金利をアップする動きが出てくるのかもしれません。そこはかとなく期待したいと思います。
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