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貯金・定期預金コラム:
バローズのソーラーファーム利回り10%以上は魅力的?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。今回、取り上げる記事はこちらです。
2015/9/24 <株式会社 バローズ

バローズ「宮崎ソーラーファームU」




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回は株式会社バローズ社が募集する「宮崎ソーラーファームU」ですね。初年度表面利回りが10%以上ということで、なかなか魅力的に響きますが実際のところはどうなのでしょうか?

まずいつもご案内しているようにポイントは以下3つです。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

これらに沿ってチェックしていきましょう。

まず最初に結論から言ってしまえば、記者自身は太陽光発電制度について詳しくありません。したがってこの投資が本当にお得なのか、リスクがあるとすればどこなのか正確には判断できません。逆に言えばそのように「リスクを的確に把握していない」場合には「投資しない」が正解となります。

さもないと販売会社の説明を鵜呑みにしてしまう可能性が高まるからです。とは言いつつそれで終わってしまえば今回のコラムはここでオシマイとなってしまいますのでわからないなりにもう少し深堀したいと思います。

まず同社ホームページで公開されている試算はこのようになっています。

・頭金 : 50万円
・ローン : 2,375万円 × 15年 × 2.0%
・売電単価 : 43.2円/kw

<1年目〜15年目の毎月の収支>

・売電収入 : 約22万5,000円
・ローン返済 : 約15万3,000円
・メンテナンス料 : 約1万3,000円
→収支 : +約5万9,000円/月

<16年目からの毎月の収支>

・売電収入 : 約22万5,000円
・メンテナンス料 : 約1万3,000円
→収支 : +約21万2,000円/月

結果だけを見れば美しい収支と言えます。自己資金はわずか50万円ですからね!

ただそんなにオイシイ話であればわれわれのところまでこぼれてくるはずがありません。そこで「疑いの目」でチェックしていきたいと思います。

まずそもそも売電単価ですが、実際には38.88円ですね。ここですでに約5円のギャップがあります。

また現在の売電価格は10kw以上の場合、「27円+税」となっており、この38.88円が既得権益となっている可能性がある一方で、本当にこの価格通りに売却できるかどうかは一定の政治リスクがあると考えて良さそうです。申請はしつつ稼働していない発電案件に対して、承認取り消しを進めているという報道もありましたしね。

そしてもし売電価格が27円+税=29.2円となった場合、売電収入は約15万1千円となり、見事にキャッシュフローは赤字に転落することになります。

またローン金利は15年×2.0%とのことですが、これは住宅ローン並の低金利であり、事業用ローンとして見ず知らずの個人に貸し付ける金利としては不適当ですね。

同社ホームページでもそもそも借入金利は「2.35%」と記載されており、すでに0.35%のギャップがありますが、仮に3%なら毎月の返済額は約16万3,000円、仮に4%なら約17万5,000円ということになります。

しかし最大のリスクはやはり売電収入ということになるのでしょうね。つまり実際にいくら発電できるのかフタを開けてみないとわからないということです。

特に最初の15年間はキャッシュフローのプラスはわずかですので、上記の通り売電単価の下落や借入金利の上昇などを踏まえれば、少しの出力低下でも命取りとなります。

加えて厄介なのは記者も含めて素人にはそうした発電量の目安が全くわからないということですね。同社のPRをまともに信じるのはあまりにも無防備と言えます。

同社としてはすでに20件近くのソーラーファームを立ち上げているようですが、発電実績が公表されているのは宮崎ソーラーファームTのみであり、他のソーラーファームはうまく行っていない可能性もあります。

とは言いつつ、16年目からはローンも完済し終わりあとに残るのは収入だけ、という夢を見そうになりますが、よく考えればこの固定価格買取制度の適用は10kw以上の場合20年であり、その後は実勢価格になるとすれば夢のような日々は極めて短いことに気が付きます。

設備の経年劣化も確実に進行しますしね。

そして最後にトドメを刺されそうになるのが、投資金額の大きさですね!上記試算では頭金も含めて約2,400万円となっていますが、一介のサラリーマンが投資する金額としては巨額すぎます。

何か不測の事態が生じたときに取り返しのつかない金額ですね。何事もそうですが、「スモールスタート」が鉄則であり、もしこの太陽光発電が「イケル!」と判断したとしても最初は10万円+αで数年お付き合いしてから、というのが現実的です。

景気の波を乗り越えて生き残るようであれば、一定の安定性は期待できるからですね。

ちなみにさらに残念なのは同社の財務状況が公表されていない点です。つまりは同社の信用力を客観的に判断しようがないわけですが、唯一開示されている資本金と売上高を見るとこうなっています。

・資本金 : 900万円
・売上高 : 25.8億円

数千万円を投資する先として考えると、資本金900万円というのは小さすぎますね。

一方、売上高25.8億円のうちのかなりの部分が利益だとすれば利益規模は十分だと言えますが、だとすると上記チェックポイントの2つ目である、「もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。」という疑問が解決されません。

もちろん3つ目の「運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。」 という点についても納得のいく説明は難しいと言えます。

そしてこれらの疑念が解決されないのであれば投資しない方が安全ですね。君子危うきには近寄らず、です。

詐欺の可能性がある」というのはかなり強すぎる表現かもしれませんし、現段階でこの投資案件ならびにこの会社に悪意があると断定する気はありませんが、しかし投資や資産運用というのは基本的に、定期預金と違って相手にお金を渡してしまうことですから、「性悪説」に立って判断するのが「大人の知恵」と言えます。

もしそれでも投資をしたい!という方は是非、上記のような疑問をしっかり解消していただければと思います。それには「証拠」が大切ですね。口では何とでも言えますから。

参考になさってください。


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