長期金利については過去1年で見れば何度か上昇する局面もあったわけですが、定期預金の金利と関係の深い、1年もの市場金利はと言うとこのような推移となっています。
こちらはほとんど全く上昇することはなく、低空飛行の状態ですね・・・さらに年明けからの金融市場の混乱に巻き込まれたのか今や0.10%前後という水準まで低下しています。
ただ、ここまで金利が低下している背景としては、やはり2013年4月に発表された「異次元緩和」、そして2014年10月末に発表された「追加金融緩和」の影響が大きいのではないかと思います。金融緩和の影響が期間の短い金利に表れているということですね。
預金者としては残念な状況です。
銀行からすれば市場からこの金利水準で好きなだけ資金を集めてこられるということになりますので、手間隙かかる定期預金金利に高い金利をつける必要性はありません。
つまり合理的に考えれば、1年もの定期預金では0.1%以上の金利はなかなか出てこない状況ということですね。
ただもちろん実際には1年もので0.2%台といった金利が提供されているわけですが、これは顧客を取り込むための戦略的な金利=採算を度外視した金利ということになります。
それでも記者も含めて預金者の金利に対する期待値はもっと高いとは思いますが、現実は厳しいということですね・・・ぜひこうした金利環境を直視した上で、少しでも金利の良い定期預金を活用いただければと思います。
さて、そうした中でも高金利の定期預金が全くないわけではありません。新規顧客を獲得するためには高金利が有効だからですね。そうした戦略的な定期預金の1つがSBI新生銀行のスタートアップ円定期預金です。新規に口座を開設した顧客が6ヶ月もの定期預金に預けると特別金利が付与されるという内容ですが、その気になる金利は下記の通りです。
◆SBI新生銀行/スタートアップ円定期預金
・6ヶ月 : 0.5%
金利が全般的に大きく低迷を続ける中で、0.5%という高金利が付与されると言うことですね!各定期預金キャンペーンの中でもトップクラスであるのは間違いありません。
SBI新生銀行の口座をお持ちでない方は活用を検討されてはいかがでしょうか。終了時期が特に定まっていない恒常的な「口座開設プログラム」である点も魅力に加えてよさそうです。
さらに今なら口座開設+エントリーでもれなくTポイントが1,000円、このスタートアップ円定期預金の利用で最大1,200円、そしてインターネットバンキングへのログインで10円、合計最大で2,210円分がプレゼントされる点も注目ですね。最近ではこうした「口座開設するだけで〇〇もらえる」といったキャンペーンは姿を消しておりますので、より印象的な特典になっていると言えそうです。
>>>SBI新生銀行「スタートアップ円定期預金」について詳しくはこちら
なお、SBI新生銀行は仕組み預金の一種である「パワーステップアップ預金」という商品も販売しています。気になる今月の金利水準は以下の通りです。
◆SBI新生銀行/パワーステップアップ預金
・金利 : 当初3年間0.4% → 銀行の判断で延長されると金利アップ → 10年後0.6%
こちらも最大0.6%ということで相応の高金利です。
ちなみにこの「パワーステップアップ預金」を利用すると自動的に新生ゴールド会員もしくは新生プラチナ会員となり、他行宛ての振込手数料が月5回〜10回無料になるなどの優遇が受けられます。
仮に他行宛ての振込み手数料が一般的に300円とすると、月5回なら年間18,000円、月10回なら年間36,000円相当のメリットとなります。「パワーステップアップ預金」の元本が300万円なら、税引き前で「1.50%」の金利相当ということですね。
つまり、金利最大0.6%+振込み手数料相当1.5%=最大2.1%の利回りとなるという計算です。
毎月10回、きっちり他行宛て送金するかどうかは別にして、こういった付帯サービスのメリットも勘案すれば、さらなる魅力が感じられるかもしれませんね。
>>>SBI新生銀行「パワーステップアップ預金」について詳しくはこちら
ちなみに、期間1年以下で運用するなら東京スター銀行のスターワン1週間円預金やオリックス銀行の2週間預金もお勧めです。
どちらも1〜2週間で満期が来るという利便性もさることながら、スターワン1週間円預金は0.21%、オリックス銀行の2週間預金は0.20%という金利を維持している点が魅力です。
>>>「スターワン1週間円預金」の最新金利はこちら
>>>オリックス銀行「2週間預金」の最新金利はこちら
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