編集部からのコメント

２０１３年にスタートし、２０１４年に強化された「異次元の金融緩和」によって全体的に金利は大きく低下しています。

そうした中でダメ押しとなったのが１月末に発表された「マイナス金利」政策です。これはあくまで銀行に対する金利を一部マイナスにするという限定的なものですが、市場は過敏に反応し長期金利は大きく低下しています。



一時、マイナス水準にまで下がったということですね！金融市場の動揺がよく分かります。

ちなみにもっと身近な「１年もの」の市場金利は下記のような推移になっています。



断崖絶壁のような金利低下ですが、こちらはマイナス金利水準を維持しておりまして、より悲惨な状況ですね・・・。預金金利が低下するのも当然と言えます。

なお定期預金金利は基本的にはこうした市場金利の水準を上回ることはありませんので、１年もの定期預金は高くても「−０．０３％程度」という金利環境にあることになります・・・と言われても何だかよく分かりません。

早く金利が正常化されることを祈りたいと思います。

そうした預金者にとってはスッキリしない金利環境の中で、イオン銀行が、クレジットカードである「イオンカードセレクト」保有者向けの金利優遇サービスを開始していますね。詳細は以下の通りです。

◆イオン銀行／イオンカードセレクト普通預金金利上乗せ

・普通預金　：　通常０．０２％　→　上乗せ後０．１２％

普通預金でありながら金利が０．１２％になるということですから、かなり思い切った優遇ですね！上記の通り１年もの市場金利がマイナス０．０３％ですから如何に高水準かわかります。

イオン銀行の定期預金１年ものも０．１２％ですから、であれば定期預金よりこの普通預金を利用した方がよいと言えます。

ネックとなるのはクレジットカードである「イオンカードセレクト」を保有していないといけない点ですが、このカードは入会金も年会費も、さらにはカード盗難保険も無料ですのでとりあえず作っておいても問題はなさそうです。

加えて、イオン銀行はインターネットバンキングやモバイルバンキングだけでなく、リアルの店舗網や、ＡＴＭ網も充実していますね。少なくともイオン系のショッピングモールに行けばまず間違いなくイオン銀行の店舗やＡＴＭがあると思います。

そうした利便性も踏まえれば・・・このカードはそれなりに魅力があると言えるかもしれません。少なくともイオン利用者であれば持っておいて損は無さそうです。

＞＞＞イオン銀行について詳しくはこちらから

ちなみに毎回ご案内していますが、「もう少し金利動向を見てから考えたい」という方にはオリックス銀行の２週間定期預金もお勧めです。１週間で満期が来るという利便性もさることながら、０．１５％という金利を維持している点が魅力です。

＞＞＞オリックス銀行の最新金利はこちら

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