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[3月の定期預金金利動向]
マイナス金利による預金金利崩壊も一段落か

2016年3月の定期預金金利の動向と、今後の見通しについて解説します。
2016/3/3

市場金利の最新推移


◆1年もの市場金利の推移

 

◆5年もの市場金利の推移

 

編集部からのコメント

3月となりました。ここ最近の定期預金に関するハイライトは何と言っても1月末に発表された日銀の新たな緩和策である「マイナス金利」ですね!

先月もご案内しましたが、マイナス金利となると、利息がマイナスですから、預ければ預けるほどどんどん元本が減っていくことを意味します。世も末ですね・・・。

もちろんこの「マイナス金利」は、銀行が日銀に預けている預金のごく一部に適用されるものですので、「世の中すべての金利がマイナスになる」といったような大規模なものではありませんが、しかしアナウンス効果は抜群だったようで各銀行が金利を大きく引き下げました。

まさに「預金金利崩壊」とも言える状態ですね。

ただマイナス金利発表から1ヶ月以上経ち、そうしたパニック的な金利引き下げもようやく一段落してきたように感じます。このまま落ち着いてくれればいいのですが・・・はたしてどうなるでしょうか。

ここでいつものように定期預金金利のベースとなる上記1年もの・5年もの市場金利のグラフを見てみると・・・残念ながら1年もの金利も5年もの金利もどちらも急低下していますね。

・・・と言うより先月に引き続きマイナス金利水準です。やや過剰反応な気もしますが、こうした状態が続くようであれば、預金を集めれば集まるほど損することになりますので、銀行の「預金離れ」が加速するのは確実だと言えそうです。

預金者としては、「長期戦」=低金利の長期化を覚悟しておくほかなさそうです。今後、順調に景気が回復し、デフレ経済が終わり、アメリカのように金融緩和政策が終了し、健全な形で金利が上昇していくことを期待したいと思います。

それがいつになるのか全く予想がつきませんが、少なくとも次の増税目途である2017年4月までは今の金融緩和政策が継続されるでしょうから、早くてもそれ以降ということになります。実際には2020年以降といった、もっと先でしょうけれど。

やはり長期戦ですね。

ちなみに上記市場金利の具体的な水準としては1年ものの市場金利で−0.08%前後、5年もので−0.15%前後ということですね。

しかし日銀のマイナス金利は適用されるとしても「−0.1%」なのに5年ものに至ってはそれを下回るというのはどういう理屈でしょうか!?素人にはさっぱり理解できあません。

なおこの市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、

「定期預金は高くても1年で−0.08%以下、5年で−0.15%以下

という金利環境にある、ということです。マイナス金利の導入によって何だかわけのわからないことになっていますね!(苦笑)

預金金利が今すぐマイナスになることはないと思いますが、少なくとも定期預金金利が「限りなくゼロに近づく」事態というのは考慮しておいた方がよさそうです。すでに多くの銀行でそうなっておりますが・・・。

では今月の定期預金金利ですが、このようにマイナス金利の動揺が広がる中で全体的には不冴えですね。

そうした中であえてお得な定期預金をチェックしていくと、まず目を惹くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で0.05%の金利となっている「2週間満期預金」が魅力です。

さらに新規で口座開設の上、6ヶ月もの円定期を利用すれば金利が0.50%となる「スタートアップ円定期預金」も始まりました。まだ口座を持っていない方にはチャンスですね。

ちなみにSBI新生銀行といえば、ローソンやファミリーマートのATMネットワークと提携し、従来から無料だったセブンイレブンのATMも含め、コンビニATMやゆうちょ銀行のATMが24時間いつでも何度でも無料にしたことで人気が高まっています。メガバンクが次々とATM無料を打ち切る中で、預金者からすれば誠にありがたい決断です。

今後、預金金利に多くを望めないとすれば、こうした手数料水準で銀行を選ぶ、というのも一計ですね。おそらく銀行業界全体としてはこうした手数料優遇も徐々に縮小されていくと思いますので。

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次にこちらも新規客限定ながら人気のじぶん銀行の「デビュー応援プラグラム」ですが、今月は3ヶ月実質0.14%となっています。まだじぶん銀行の口座を持っていない方はチャンスです!

au利用者の場合は0.24%に優遇金利が拡大されますので必見です。

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それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、あおぞら銀行インターネット支店オリックス銀行、そして関西みらい銀行が挙げられます。

中でもオリックス銀行は積極的で、6ヶ月もの0.15%、1年もの0.20%となっています。なかなかの水準ですね!

こうした高水準の定期預金のほか、2週間で0.15%という「eダイレクト2週間定期預金」の募集を開始し人気です。

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あおぞら銀行インターネット支店も6ヶ月もの0.15%、1年もの0.20%と高水準を維持しています。インターネット経由で預け入れできますので利便性も十分高いですね。

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ただしこれらの金利も変動する可能性がありますので、最新の金利には十分ご注意ください。

最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」ですが、従来3ヶ月に1回の発行サイクルだったものが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は0.05%となっています。

変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

加えて制度上「0.05%より下がらない」仕組みとなっており、マイナス金利時代の運用先として専門家から絶賛されております。

さらにマネックス証券で口座開設をすれば最大で31,000円相当のプレゼントがあるため、それを利息とみなせば、もう一段の利回りの向上が期待できます。

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上記の通りマイナス金利の影響が深刻なタイミングだからこそ、こうした「赤字覚悟」の定期預金や金融商品を早めに、積極的にご活用ください。

気になる来月=2016年4月以降の金利動向ですが、これ以上下がらないことを期待したいものの正直わかりません。少なくとも金利が上がることはあり得ませんので十分ご留意ください。

そうした中での具体的な運用方法としては、数少ない積極的な定期預金を利用して早めに金利を固定してしまうか、逆にSBI新生銀行の「2週間満期預金」やオリックス銀行の「eダイレクト2週間定期預金」と言った高金利だけれど預入期間が短い預金でつないでいくかどちらか、という選択になってくるのではないかと思います。

さらにその先の見通しですが、基本的に景気と金利は連動しますので、順調に景気が回復すれば金利の上昇圧力は強まっていくことになりますし、仮に政府と日銀が目指すように本当にインフレ経済になれば金融緩和が解除され、金利はいよいよ本格的に上昇することになります。

ただし、おそらくそれはまだ数年先のことですね。少なくとも上記の通り消費税10%への増税が予定されている2017年4月までは金融緩和が終了することはなさそうです。

繰り返しになりますが、当面は「本格的な金利上昇はない」、というのがメインシナリオになってくると思います。参考になさってください。

最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。

・普通預金(含む2週間定期): 0.01%〜0.05%

・1年もの定期預金: 0.01%〜0.20%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.20%
・5年もの定期預金: 0.04%〜0.20%

・10年もの仕組み預金: 0.12%→0.16%

>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)

これらの中ではやはり、2週間定期の0.05%と、1年もの定期の0.20%、3年もの定期の0.20%が目を惹きます。これらの定期預金に1/3ずつ預ける、というのも手かもしれませんね。

今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。

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