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[7月の定期預金金利動向]
金利が下がる前にキャンペーンの活用を

2016年7月の定期預金金利の動向と、今後の見通しについて解説します。
2016/6/30

市場金利の最新推移


◆1年もの市場金利の推移

 

◆5年もの市場金利の推移

 

編集部からのコメント


7月となりました。金融市場はまだイギリスの国民投票の結果に揺れておりますが、その日本でも今月は参議院選挙があり、その後、東京都知事選が続きます。

秋にはアメリカ大統領選挙も控えており・・・気が付けば「政治の季節」になっています!

参議院選挙については、日本経済のことを考えれば自民党が一番手堅いのでしょうけれど、あまり与党に票が集まってしまうと、今度は「改憲」の可能性が高まってきます。実際、おおさか維新も含めた「改憲勢力」が3分の2を超える見通しも報道されております。

なかなか悩ましいところですね。

そのイギリスでは、軽い気持ちで「離脱」に投票した人が結果に慌て、後悔する様子を表す「Bregret」という言葉も流行っているようです。それぞれの選挙がどういう結果になるにせよ、熟慮の上、棄権せずに投票し、後悔することのないようにしたいものですね。

それはともかくとして、本格的な夏のボーナスシーズンを迎え、公私ともに浮足立つ(?)今日この頃ですが、他方で全く浮足立たないのが預金金利です。その金利低迷の最大の理由は1月末に発表された日銀の「マイナス金利」政策ですね!

この「マイナス金利」は、銀行が日銀に預けている預金のごく一部に適用されるものですので、「世の中すべての金利がマイナスになる」といったような大規模なものではありませんでしたが、影響は抜群で各銀行が預金金利を大きく引き下げたほか、市場金利も軒並みマイナスとなっております。

理解しがたい事態ですね・・・。

加えて上記、イギリスの国民投票の結果を受けてさらに金利が下がるという、預金者にとってみればダブルパンチのような状態ですが、ここでいつものように定期預金金利のベースとなる上記1年もの・5年もの市場金利のグラフを見てみると予想通りマイナス金利水準です。

しかも何だか安定してきたようにも見えます。

こうした状態が続くようであれば、銀行からすれば預金を集めれば集まるほど損することになりますので、銀行の「預金離れ」が加速するのは確実だと言えます。

預金者としては、「長期戦」=低金利の長期化を覚悟しておくほかなさそうです。今後、順調に景気が回復し、デフレ経済が終わり、アメリカのように金融緩和政策が終了し、健全な形で金利が上昇していくことを期待したいと思います。

そのアメリカも金利が低下気味ですが・・・。

それはともかく、では日本で金融緩和が終了するタイミングはいつか、ということですが、少なくとも次の増税目途である2019年10月までは今の金融緩和政策が継続されると思います。ただ増税後に景気が低迷すればそれはそれで金融緩和をして景気を底支えする必要がありますので、実際にはその2年後の2021年10月以降といったもっと先でしょうね。いやはや。

ちなみに上記市場金利の具体的な水準としては1年ものの市場金利で−0.08%前後、5年もので−0.17%前後ということですね。

この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、

「定期預金は高くても1年で−0.08%以下、5年で−0.17%以下

という金利環境にあるわけです。マイナス金利の導入によって何だかよくわからないことになっていますね!

預金金利が今すぐマイナスになることはないと思いますが、少なくとも「限りなくゼロに近づく」事態というのは考慮しておいた方がよさそうです。すでに多くの銀行でそうなっておりますが・・・。

では今月の定期預金金利ですが、そうした中でも積極的な銀行をピックアップしていくと・・・まず目を惹くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で0.05%の金利となっている「2週間満期預金」が魅力です。

さらに新規で口座開設の上、3ヶ月もの円定期を利用すれば金利が0.50%となる「スタートアップ円定期預金」も始まりました。まだ口座を持っていない方にはチャンスですね。

ちなみにSBI新生銀行といえば、ローソンやファミリーマートのATMネットワークと提携し、従来から無料だったセブンイレブンのATMも含め、コンビニATMやゆうちょ銀行のATMが24時間いつでも何度でも無料にしたことで人気が高まっています。メガバンクが次々とATM無料を打ち切る中で、預金者からすれば誠にありがたい決断です。

イオン銀行のATMでも無料で使えるようになったようですしね。

今後、預金金利に多くを望めないとすれば、こうした手数料水準で銀行を選ぶ、というのも一計です。おそらく銀行業界全体としてはこうした手数料優遇も徐々に縮小・悪化していくと思われますので。

>>>SBI新生銀行の口座開設・最新金利はこちら

次にこちらも新規客限定ながら人気のじぶん銀行の「デビュー応援プラグラム」ですが、今月は3ヶ月実質0.14%となっています。まだじぶん銀行の口座を持っていない方はチャンスです!

au利用者の場合は0.24%に優遇金利が拡大されますので必見です。

>>>じぶん銀行の最新金利はこちらから

それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、あおぞら銀行インターネット支店オリックス銀行、そして関西みらい銀行が挙げられます。

中でもオリックス銀行は積極的で、1年もの0.15%、3年もの0.17%となっています。なかなかの水準ですね!

こうした高水準の定期預金のほか、2週間で0.04%という「eダイレクト2週間定期預金」も人気です。

>>>オリックス銀行の最新金利はこちらから

あおぞら銀行インターネット支店も6ヶ月もの0.15%、1年もの0.20%と高水準を維持しています。インターネット経由で預け入れできますので利便性も十分高いですね。

>>>あおぞら銀行インターネット支店の最新金利はこちらから

一時期姿を消していた感のある東京スター銀行も「スターワン円定期プラス」の6ヶ月もの金利を0.10%に、そして「スターワン1週間円預金」の金利を0.05%に引き上げてきました。金利アップというのはなかなか珍しいですが歓迎したいと思います!

>>>東京スター銀行の最新金利はこちらから

また夏の定期預金キャンペーンとしては、静岡銀行がインターネット限定で1年もの金利0.22%の提供を開始しています。注目です!

>>>静岡銀行の定期預金キャンペーンはこちらから

こうした動きが広がることを期待したいと思います。

最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」ですが、従来3ヶ月に1回の発行サイクルだったものが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は0.05%となっています。

変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

加えて制度上「0.05%より下がらない」仕組みとなっており、マイナス金利時代の運用先として専門家から絶賛されております。

さらにマネックス証券で口座開設をすれば最大で71,000円相当のプレゼントがあるため、それを利息とみなせば、もう一段の利回りの向上が期待できます。

>>>個人向け国債の最新金利はこちら

上記の通りマイナス金利の影響が深刻なタイミングだからこそ、こうした夏のボーナス時期ならではの「赤字覚悟」の定期預金や金融商品を早めに、積極的にご活用ください。

キャンペーン期間中であっても、場合によっては金利がどんどん下がっていく可能性はありますからね。

気になる来月=2016年8月以降の金利動向ですが、引き続き期待したいのは夏の定期預金キャンペーンです。魅力的な金利が出てくる可能性は五分五分かそれより低いくらいですが、果たしてどうなるでしょうか。

ちなみにこうした金利環境では、数少ない積極的な定期預金を利用して早めに金利を固定してしまうか、逆にSBI新生銀行の「2週間満期預金」やオリックス銀行の「eダイレクト2週間定期預金」と言った、高金利だけれど預入期間が短い預金でつないでいくかどちらか、という選択になってくるのではないかと思います。

さらにその先の見通しですが、基本的に景気と金利は連動しますので、順調に景気が回復すれば金利の上昇圧力は強まっていくことになりますし、仮に上記の通り政府と日銀が目指すように本当にインフレ経済になれば金融緩和が解除され、金利はいよいよ本格的に上昇することになります。

ただし繰り返しになりますが、おそらくそれはまだかなり先のことですね。

当面は「本格的な金利上昇はない」、というのがメインシナリオになってくると思います。参考になさってください。

最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。

・普通預金(含む2週間定期): 0.00%〜0.05%
・3ヶ月もの定期預金: 0.01%〜0.50%
・1年もの定期預金: 0.01%〜0.22%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.17%
・5年もの定期預金: 0.01%〜0.17%

・10年もの仕組み預金: 0.08%→0.10%

>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)

これらの中ではやはり、3ヶ月もの定期の0.50%と、1年もの定期の0.22%、3年もの定期の0.17%が目を惹きます。これらの定期預金に1/3ずつ預ける、というのも手かもしれませんね。

今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。

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