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貯金・定期預金コラム:
必見!クラウドファンディング「スマートエクイティ」は大赤字

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。
2017/10/26 <AIP証券株式会社

サプリ生活ボンド(債券)第7回債




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回は「年率8%」という響きが魅力的なAIP証券社が提供する「サプリ生活ボンド(債券)第7回債」ですね。同社については以前も取り上げました。

>>>スマートエクイティ 酵素サプリボンド6%は魅力的?

>>>スマートエクイティ スリランカ預金ファンド5%は魅力的?

本当に6%のリターンが得られるのであればありがたいですが果たしてその中身はどうなのでしょうか?ということで前段は過去のコラムの内容に則り検証していきたいと思います。

まずこちらの商品については相応にリスクが明示されており、その点では好感が持てると言えます。社債を通じての投資先はアンフィニプロジェクト社ですね。開示されている財務状況はこのようになっています。



利益が約3,000万円ということで完全に中小企業ではありますが、社債の発行額が数百万円にとどまるのであればさほど心配する必要はなさそうです。

ただしこの決算は2015年12月期のものですでにほぼ2年が経過していることに加えて、注釈には「会計監査を受けたものではありません」とのことですから、正直な点はいいのですが、信じるべきかと言われれば微妙なところですね。

特に投資判断は「性悪説」に立つべきなのだとすれば、「黄色信号」と言えそうです。

さてここから本日の「核心」に入っていくわけですが、クラウドファンディング=ソーシャルレンディングはこのアンフィニ社のように「借り手」のリスクを考慮することも大切ですが、それ以上に運営会社の信用力を考慮することも大切ですね。

多くの投資詐欺や悪徳商法では、資金を集めた会社自身が不正を働いていたわけで、むしろクラウドファンディング・ソーシャルレンディング運営会社の信用力を考慮することの方が「はるかに大切」と言ってもいいのかもしれません。

こちらの商品では、AIP証券がその運営会社にあたるわけですが、ではAIP証券の情報開示がどうなっているかと言うと、HPを見ても「資本金2億2,400万円」くらいしか分かりません。つまりは「リスク判断不能」となってしまうわけですが、このAIP証券についてとても興味深いプレスリリースを見つけました。

JASDAQ上場企業である「SAMURAI&J PARTNERS」社がこのAIP証券を買収したのですね。

ちなみにこの、記者は聞いたことのない「SAMURAI&J PARTNERS」社の最近3期の売り上げと当期利益はこのようになっています。

・売上高:1億80百万円→1億55百万円→1億47百万円
・当期利益:13百万円→−11百万円→−1億43百万円

売り上げが徐々に落ちていることに加え、当期利益は大幅な赤字になっており、誰がどう見ても「会社存亡の危機」にあると言えます。そうした中での買収にきな臭いものを感じてしまうのは記者だけではないと思いますが、それはともかく上場企業が買収に乗り出せば当然情報開示が行われるわけで、同社によるとAIP証券の直近の業績はこのようになっています。



これまた見事に大赤字ですね!同じように最近3期の売り上げと当期利益を抜き出すとこうなっております。

・売上高:9百万円→20百万円→51百万円
・当期利益:−35百万円→−36百万円→−24百万円

売上高は拡大しているものの、当期利益のマイナスが大きく、これまた「会社存亡の危機」にあることが分かります。

危機の会社が危機の会社を買収しても良いことがあるはずもなく、それこそAIP証券を利用して、SAMURAI&J社がよろしくない資金集めを画策しているのではないかと勘ぐってしまいますが、それはともかくAIP証券が提供するクラウドファンディング=ソーシャルレンディングサービスである「スマートエクイティ」はビジネスとして完全に行き詰っていることは明白ですので、こうした経営状態が続く限り「スマートエクイティ」には絶対投資してはいけないと言ってよいと思います。

そもそもそうした運営会社の状況を開示せずに投資を募っていた時点で「アウト」という気もしなくはないですが。

そして気になるのは、これは果たして本当にAIP証券だけなのか?という点です。

ほとんどのクラウドファンディング=ソーシャルレンディングの運営会社が会社の財務状況を開示していない以上、上記の通り「性悪説」に立てば、「他社も同じように経営は厳しいはず」と感じるのは当然ですね。

繰り返しになりますが、こうした商品に投資する場合は、「投資先=借り手」だけでなく「運営会社」のリスクについてもしっかりチェックし、チェックできない場合は投資を避けた方が無難ですね。

と言うわけですでに結論が出ているわけですが、比較サイトやブログなどがこの「スマートエクイティ」をどう評価しているのかチェックしてみたいと思います。単純に「スマートエクイティ」と検索して出てくるサイトを上から順に拾っていくとこんな感じです。

「運営しているAIP証券は証券会社ということもあり第一種、第二種金融取引業の免許を両方もっているので信頼度は高いと思いますね♪」

>>>スマートエクイティでの投資は魅力的!?

「スマートエクイティを運営するAPI証券はUBI株式会社から独立した証券会社であり、第一種、第二種金融取引業の資格を取得しています。ソーシャルレンディング事業者は第二種金融商品取引業者であることが多いものの、第一種金融商品取引業者は、倒産隔離といった厳しい条件が課されます。こうした免許の違いから、運営会社の信頼性、評判が高まるようです。」

>>>スマートエクイティの評判や口コミはどうなのか?

「まだまだ知名度も信頼性も低いサイトとなっていますので可能であれば他のサイトで投資することをお勧めします。スマートエクイティの安全性はまだまだ未知数となっています。」

>>>スマートエクイティを評価

「API証券は未上場ですが、金融商品取引法に基づき、金融機関として求められる厳しいコンプライアンス体制(法令順守体制)や財務基準をクリアしており、その意味では安心して取引することが可能と考えて差し支えないでしょう。

運営会社は財務情報の公開を義務付けられていませんので、未公開なのが問題というわけではありませんが、投資家が営業者の信用力を判断する材料がないのは気になります。」

>>>スマートエクイティの評判 3つのメリットと4つのデメリット

「スマートエクイティは、第一種・第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第36号を取得しているAIP証券株式会社が運営する投資型クラウドファンディングサービスです。通常、ソーシャルレンディングを含むクラウドファンディングの運営は、金融庁が定める様々な基準を満たしたうえで審査を受けて第二種金融商品取引業の登録を受ければ行うことができますが、AIP証券はさらに認可基準の厳しい第一種金融商品取引業の登録も受けております。そのため、運営会社の企業体制やコンプライアンス体制等については、相対的に安心感があるといえます。」

>>>プロが教えるスマートエクイティの評判と評価

インタビュー「今までは投資銀行業務を中心に事業を行ってきた。前期は特損などもあり赤字。人員を集めて増資も行い、ようやくスマートエクイティを開始できた。現在社員は7人。前期は赤字だが、今期は黒字を目指す。」

>>>スマートエクイティにインタビューしました

1つ目のサイト、2つ目のサイト、5つ目のサイトは「第一種金融取引業の資格を持っているので安全」というだけのロジックですね。実際には安全ではなかったわけですが。

一方、3つ目のサイトはかなり辛口ですが、他の案件に誘導したいという趣旨のようですのであまり誠実とは言え無さそうです。

他方、4つ目のサイトはやはり金融取引業の資格を安心材料にしつつも、運営会社の財務情報が公表されていない点を指摘しており、最もバランスが取れていそうです。

最後に6つ目のサイトは独自インタビューから「業績は赤字」という言質を引き出しており、情報の質は他サイトと比べて極めて高いですね。ただ、せっかくの情報も特に注目することなく、さらっと受け流している印象があり、その点は物足りないです。

また、上記の通り今回運営会社であるAIP証券の財務内容が明るみに出たわけですが、それを取り上げているサイトはないようですので、やはり「もう少し運営会社の実態に関心を持ってほしいなぁ。」というのが記者の感想です。

いずれにしても、こうしたクラウドファンディング=ソーシャルレンディングに投資をしようとされる方は、ザっと検索しただけではなかなかその運営会社の実態が分からないかもしれませんので、「よく分からない場合は投資をしない」という基本姿勢を肝に銘じてみるのはいかがでしょうか。

なお個人的には権限も実務力もある金融庁を筆頭とする監督官庁がしっかりこうした運営会社の中身をチェックしてほしいと願っております・・・。

では最後に、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

加えてこちらの記事も参考になさってください。

>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方


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