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60代女性「元本割れした豪ドル預金、解約した方がいいですか?」


質問 :退職金をもらったので、定期預金に預けてましたが、1カ月で、満期になり、 外貨預金、オーストラリアドルの金利が15%のものに預けました。最初の1カ月だけで、ドンドン元本割れがおきてます。今、解約した方がいいか、もう少し様子を見たほうがいいか、悩んでいます。
<60代/女性>


回答 : 読者の方から上記のような質問をいただきました。他に同様のお悩み相談があれば月1回程度の頻度で回答していこうと思いますので、もし質問したいという方はこちらの投稿フォームから送信してください。もちろん個人情報は不要です。

さて質問内容に戻りまして、元本割れとなってしまったオーストラリアドル預金を解約すべきかどうか、という質問ですね。

残念ながら未来のことは誰にもわかりませんので断定的なことは言えません。

しかし「15%の金利」という条件から推測するとおそらく為替手数料もそれなりに高いのではないかと思います。

こうした「15%」と言った金利のカラクリは、往復でたとえば為替手数料が2円=元本の2.5%といった水準の手数料がかかる場合に、年利15%=月利1.25%分を還元してくれる、といったものですね。

もちろん1ヶ月後には通常の金利に戻りますので最初の1ヶ月だけの特別な金利なわけですが、上記の通り2.5%払って1.25%優遇されるとすると、差し引き1.25%のマイナスです。

要するにそもそも1ヶ月で円に戻してしまうと、為替相場の変動を考慮しなければ確実にマイナスになってしまう仕組みなわけですね。銀行は絶対損しないということです。

とすると申し訳ないですが「最初の1ヶ月で元本割れ」となるのは当然であり、中長期的なスタンスで、利息もしくは為替差益によってプラスを目指していくのが「あるべき姿」ということになります。

ちなみに現状のオーストラリアドル預金の金利は0.5%前後のようですので、この利息で上記為替手数料のマイナス分=1.25%をカバーしようと思うと「2年半」かかる計算ですね。

そうした説明があったかどうかはともかくとして、運用を始める時点で「数年間は我慢する覚悟」が必要だったものと思います。

ただ一方で「ドンドン元本割れがおきている」という表現からは為替相場の影響が強く感じられます。「ある程度の長期戦は覚悟していたが、想定以上の円高豪ドル安で不安になっている。」ということであればその気持ちはよく理解できます。

ということでオーストラリアドルの過去1年の動きをチェックしてみるとこうなっています。



ご質問いただいたのが2016年9月ですので2016年8月の半ばごろに投資したとするとその後の推移はこのようになっています。

2016年 8月15日 : 1豪ドル=77.73円
2016年 9月15日 : 1豪ドル=76.70円

確かに8月から9月のタイミングでは円高が進んでいるものの、その動きはわずか1円程度ですね。「ドンドン円高が進んでいる」という感じはしません。

とするとやはり申し訳ないですが、外貨預金のリスクに対する理解が不十分だったのかもしれません・・・もちろんそれは相談者の方の責任というよりはその外貨預金を販売した銀行の責任なのでしょうけれど。

上記グラフに戻れば過去1年間の間でも90円から75円まで動いており、最大で2割近いマイナスが出ていたということです。逆に言えば為替差益によりその逆の2割近いプラスが出る可能性があることが示唆されているわけですが。

ちなみに過去1年でもそうした激しい動きが出ているわけですが、過去10年で見るとこうなっています。



こちらは110円から55円といった幅で動いており、最悪の場合「半減」になったということですね。これまた逆に言えば「倍増するチャンス」が示唆されているともいえるわけですが。

こうした変動幅は通貨によって異なりますが、やはり外貨に投資するのであればこのように過去10年くらいの動きはチェックしてみて「最も損失が膨らむとどれくらいか」を考えておくべき、ということなのでしょうね。

そうしたリスクに耐えられるのであれば投資してよいし、耐えられないのであれば投資しないか、少額に抑えるべきです。少なくとも二度ともらえないであろう退職金をつぎこむのは自重すべきなのではないでしょうか?

相談者の方には少し厳しい回答となったかもしれませんが、投資の基本は「自己責任」ですからね。リスクについて完全に理解した上で判断していただければと思います。

ただし相談者の方には朗報が1つありまして、足元の豪ドル相場はこのようになっております。

2016年10月28日 : 1豪ドル=79.85円

つまりジワジワ円安が進んでいるのですね!これなら残りの為替手数料を払ってもプラスを維持できるのではないでしょうか?

「自分にはリスクが大きすぎたかも」と思われたのであれば撤退する良いチャンスですね。

ぜひ参考になさってください。

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