金利がなかなか上昇しない中、「来月こそは金利が上がるかも」と思い、資金を普通預金などに寝かしたままにしている人は多いかもしれません。
確かに普通預金に入れておけば金利が上がった時、いつでも引き出して運用に回すことができますので、最も柔軟性を確保できる方法と言えます。
しかし。
理屈の上では確かにその通りですが、問題はいつ金利が上がるのか誰にもさっぱり分からない点ですね。もちろん記者にも分かりません。
ちなみに過去10年の長期金利の推移を見てみるとこのようになっています。
多少の上下はあるものの、基本的には2006年ごろをピークに金利はジリジリ下がっていることが分かります。ということは5年以上、金利上昇を待ち続けて普通預金に預けっぱなし、という人もいるかもしれませんね。
とは言いながら、株の損切りが難しいのと同様に、金利が下がり続ける中で1年ものや5年ものの定期預金を組むのは難しいかもしれません。
そんな資金を普通預金に預けっぱなしにしたまま、なかなか次の一手を踏み出せない人にオススメと言えるのが、「1ヶ月未満の定期預金」を利用する、という手です。
具体的には人気銀行の中では、新生銀行の「2週間満期預金」と、東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」の2つが提供されています。前者は2週間で、後者はわずか1週間で満期がきますのでとても利便性が高いですね。
ただ、単に期間が短いだけの定期預金であれば、普通預金の方がはるかに利便性が高いのですが、これらの預金はどちらも、驚くほど金利が高い、という共通点があります。
普通預金よりはるかに金利が高いのは当然として、メガバンクの5年もの定期の金利をも大きく上回る金利設定となっています。これであれば、いつでも振り替えられる柔軟性を確保しつつ、より高金利での運用が可能ですね。
気になるのはなぜこんなに金利が高いのか、という点かもしれません。
もちろん、集客のために戦略的な金利をつけている、という面もあると思いますが、それだけでなく、実際に預けるとほとんど引き出す人がいないので、銀行としてはその資金をしっかり運用できる、というような皮算用があるのかもしれませんね。
実際、利用し始めてみると、金利は高いし、他によい金利はないし、世の中の金利は低下する一方だし、ということで預けっぱなしになる可能性が高そうです。
そんな銀行側の事情はさておき、低金利の中、かなり魅力的な「1ヶ月未満の定期預金」で塩漬けになっている普通預金の有効活用を検討してみてもいいのではないでしょうか?
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