金利はもう20年以上、低いままですが、そうした金利環境下で預金を普通預金に預けっぱなしという人も多いかもしれません。
その理由としてはもちろん定期預金を設定しても大した利息にならない上に手続きが面倒くさい、という人が多数派だと思いますが、それ以外にも今後金利が上昇したり、もっとリターンが見込めそうな投資案件が出てきたときにいつでも預け替えできるよう、いつでも引き出せる普通預金に入れておく、という人もいると思います。
このように超低金利が続く中で、積極的にも消極的にも運用先として普通預金を利用する人が増えていると思いますが、その利息の計算方法についてふと疑問に思う人もいるかもしれません。
定期預金なら元本に金利と運用期間を掛けてあげれば利息が簡単に計算できますが、一方で普通預金は1ヶ月の間に何度も残高が動きます。こうした場合にはどのように計算されるのでしょうか?
また、1ヶ月と言わず1日の間でも残高は変動しますね。元々普通預金の残高が30万円で、給料日にその口座に20万円が振り込まれ(残高50万円)、そこから10万円引き出した場合(残高40万円)、この日の普通預金残高はいくらになるのでしょう?
さてその計算方法について具体的にチェックしてみるとこうなっています。
◆三菱東京UFJ銀行の場合
・毎日の最終残高1,000円以上について、付利単位を1円とし、1年を365日とする日割計算。
◆三井住友銀行の場合
・毎日の最終残高について、付利単位を1円として、1年を365日とする日数計算をもとに、利息計算します。ただし、その日の最終残高が1,000円未満の場合には、その日の分の利息はお付けしません。
◆住信SBIネット銀行の場合
・毎日の最終残高1,000円以上について付利単位を1円として、毎月の当社所定の日(毎月第3土曜日)に、当社所定の利率によって1年を365日として日割り計算
切りがないのでこのあたりにしておきますが、どの銀行も「毎日の最終残高」に対して日割り計算している、ということになります。つまり上記の例で言えば、10万円を引き出した後の最後の残高40万円が対象残高、ということになりますね。
ちなみに今のような低金利の場合、いくらくらいないと利息がつかないのでしょうか?仮に300万円でも普通預金の金利が0.02%とすると、1日の利息はこういうことになります。
・300万円 × 0.02% ÷ 365日 = 1.6円(税引き前)
あくまで1日あたり、ということになりますが、低金利が身に染みる利息額といえそうです。
なおこうした普通預金の代替商品として、満期が1ヶ月未満の定期預金を利用するのも手ですね。
具体的には人気銀行の中では、新生銀行の「2週間満期預金」と、東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」の2つが提供されています。前者は2週間で、後者はわずか1週間で満期がきますので、突然の出費にも対応可能です。
加えてこれらの預金はどちらも驚くほど金利が高い、という共通点があります。
低金利時代の賢い定期預金の利用方法として参考になさってください。
>>>新生銀行の「2週間満期預金」
>>>東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」
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>>>最新の定期預金比較/金利ランキングはこちら
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