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定期預金の基礎知識

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定期預金の金利計算方法は?


定期預金を比較する場合、多くの方が金利の優劣・大小だけを見て決めているのではないかと思います。これは基本的には正しいですね。

以前、当サイトで「年利」について解説しましたが、定期預金の金利は年利で表示することが決められています。年利とは「1年間運用した場合の金利」ということですが、要するに比較の単位が揃えられている、ということになります。

つまり、1年もの年1%の金利も、2年もの年1%の金利も、3年もの年1%の金利も、どれも「1年間運用した場合の金利は1%」ということで変わらないということですね。

仮にこれが年利ではなく「満期までの運用利回り」ということになれば、

・1年もの1%(期間1年)
・2年もの2%(期間2年)
・3年もの3%(期間3年)

といった表現となり、どれが高くてどれが低いのか判断に大いに迷うことになります(実際にはどれも同じなのですが)。そういった点では定期預金の金利は年利で統一されている以上、冒頭ご案内したように、表示されている金利の優劣を見れば概ね正しく比較できることになります。

加えて、これまでのように低金利が長期化している中では、実際に定期預金の利息を計算しても萎えてしまう、という現実的な問題もあるかもしれません。もちろん気分が乗ろうが乗るまいが、より金利の高い定期預金を利用することにデメリットなどないわけですから、その点でも「金利だけを見て選ぶ」というのは間違いなさそうです。

とは言いつつ、現実には定期預金の金利や利息を計算してみたいという時があるでしょうし、実際に入金された金利・利息を見て「あれ?なんでこんな金額になったんだっけ?」と疑問に思うこともあると思います。

そうしたわけで定期預金の金利・利息の計算方法をご案内するとこうなります。

・元本金額 ×  利率 × 期間 × 0.8 = 定期預金利息(金利)

これで「概ね」、手取り金額が計算できます。それほど難しくはないですね。

ちなみになぜ「概ね」と述べたかといえば、100%正確というわけではないからです。

1つ目は「複利かどうか」という点が挙げられます。複利というのは「利息を元本に組み入れて計算する」という金利計算方法ですが、たとえば元本100万円/金利が10%の場合、このように計算します。

・1年目 : 100万円 × 10% = 10万円
・2年目 : 110万円 × 10% = 11万円
・3年目 : 121万円 × 10% = 12.1万円

つまりは利息が翌年の元本に加算されているわけですね。この例では3年間の合計利息は33.1万円ということになります。複利でなければ(単利といいます)こういう計算ですね。

・1年目 : 100万円 × 10% = 10万円
・2年目 : 100万円 × 10% = 10万円
・3年目 : 100万円 × 10% = 10万円

こちらは元本は増えませんので利息はずっと10万円のまま。3年間の合計利息は30万円ということで複利の場合の33.1万円と大きな差が出ました。

ただしこれは当然ながら金利が10%と極端に高い金利を利用したからですね。現状の1%を大きく下回る0.X%、0.00X%というレベルでは単利と複利との金額差も同じようなレベルに留まりますのでやはりほとんど無視していいのではないかと思います。

実際のところ500万円/5年0.5%で運用したときの、単利と複利で計算したときの利息額はこのようになります。

・単利の場合 : 12万5,000円
・複利の場合 : 12万6,256円

確かに1,256円、複利の方が利息が大きくなるものの、12万円を超える利息からすればその差はごくごくわずかですね。

加えて実際にはもう一桁少ない金利となる場合が多いと思いますので「0.05%」で計算するとこうなります。

・単利の場合 : 1万2,500円
・複利の場合 : 1万2,512円

こうなると差は「12円」まで縮小することになります。元本が500万円でもこれくらいの差に留まるわけですから、一般的には差はもっと小さいわけですね。

100%正確ではない2つ目は税金です。上記計算式では税金を20%=「×0.8」で計算しているわけですが、実際には平成49年=2037年まで「復興特別所得税」が加算されます。それにもとづけば税率は20.315%=「×0.79685」で計算しないといけない、ということですね。

とはいいつつこちらもその差は「小数点第1位以下」ですからやはり概ね無視していいと思います。実際、税引き前の利息が1万円だった場合、それぞれの税引き後利息はこうなります。

・復興特別所得税なし : 8,000円
・復興特別所得税あり : 7,969円

つまり31円の差ということですね。やはりこちらも約8,000円という税引き後の利息額からすればその差はごくわずかです。

そうしたわけで、今のような低金利の状況では、概ね上記の簡易計算で事足りるのではないかと思います。

ちなみにこうした金利計算で注意点を挙げるとすれば、1年を下回る短期の定期預金を利用する場合ですね。

特に計算式が変わるわけではないのですが、仮に元本500万円/6ヶ月0.5%の場合はこのような計算となります。

・500万円×0.5%×(6ヶ月/12ヶ月)×0.8=10,000円

ポイントとしては6ヶ月=0.5年と計算する、という点ですね。仮に3ヶ月であれば3ヶ月/12ヶ月=0.25年となります。

参考にしてみてください。

最後にソニー銀行が提供している定期預金金利計算のシミュレーションを掲載しておきますので、計算が面倒な方はご利用ください。

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