定期預金の最大の目的はと言えば昔も今も「将来の備え」というのが過半ですね。言い換えればつまり預けいれるのは「いつ使うか分からないお金」ということであり、「突然、使い道が出てくるお金」とも言えます。
たとえば、急に結婚式が決まる・・・というようなことはなかなか無いかもしれませんが、掘り出し物の物件に出会えて家を買うことになった、とか、ほしかった車が安く見つかったというような場合は「突然の出費」のケースに入れてもよさそうです。
そうした時に気になるのが定期預金・定期貯金の下ろし方、つまり解約方法ですね。
通帳とハンコを持って銀行の店舗に行けばいいというのは大体イメージが湧くものの、銀行が開いている時間というのはサラリーマンであれば忙しい時間ですし、昼休みの時間に行くと混んでいます。そう考えれば、店舗に行くのもそれほど簡単ではありません。
加えて、そうした「突然の出費」が週末に起きた場合にはそもそも店舗に行くチャンスすらありません。そうした場合にはどのようにすれば定期預金を下ろせるのでしょうか?
ということでまず、日本最大のメガバンクである三菱東京UFJ銀行の定期預金の解約方法をチェックしてみたいと思います。同行のホームページをチェックしてみるとこう記載されていますね。
・定期預金の解約(引き出し)は、本人が支店窓口にて手続き。以下3点が必要。
1.定期預金通帳
2.ハンコ
3.キャッシュカードまたは本人確認書類
「通帳とハンコ」が必要なのはイメージどおりですが、それに加えて「キャッシュカードまたは本人確認書類」 が必要ということですね!普通預金の払い戻しであれば「通帳とハンコ」で十分だと思いますが、定期預金の解約は預金者本人の意思ではない可能性がそれなりにあり、より厳密なチェックが求められているようですね。
ちなみに三菱東京UFJ銀行の場合、この定期預金の解約は、ネットや電話、ATM経由でもできるようですね!つまりわざわざお店に行く必要がないということです。銀行の利便性も徐々に進化しているのですね・・・。
で、それぞれの解約方法をチェックしてみたいと思います。
1.インターネットバンキングでの手続き : ログイン後のメニュー「定期預金」→「明細を解約する」より手続き
2.スマートフォンでの手続き : ログイン後のメニュー「定期預金」→「解約」より手続き
3.テレフォンバンキングでの手続き : テレフォンバンキング取引用電話番号に電話
いずれも思ったより簡単にできそうです。
ただし、ネット経由で簡単に手続きできるということは、仮に不正にログインされた場合にも簡単に解約されてしまう、ということでもありますね。このあたりは一長一短と言えるかもしれません。もちろん心配な方はインターネットバンキングの契約をしなければ良いだけではありますが・・・。
ちなみにそうしたセキュリティリスクが背景にあるのか、こうしたインターネットや電話経由での定期預金の解約は「1日300万円以下」という縛りがあるようですね。ご注意ください。
一方、日本最大の銀行といえばゆうちょ銀行ですが、こちらの定期貯金の解約は窓口のみであり、本人確認書類が必須のようです。
・定期貯金の払い戻しに必要なもの
1.定額定期貯金証書
2.ハンコ
3.本人確認書類
ご注意ください。
最後にインターネット専業銀行の老舗である楽天銀行でも、定期預金の中途解約について認めています。ただし以下のような注釈がついています。
・ お申込いただいたお預入期間内でも解約できます。なお、ご解約の際にはワンタイム認証の設定が必要です。
つまり、通常の払い戻しと比べて「ワンタイム認証を必須」としてハードルを上げることでセキュリティレベルを引き上げているわけですね。現実的な措置なのではないかと思います。
そうしたわけで全般的には、多少手続きが厳しくなってはいるものの、必ずしも店舗に行く必要はなく、相応の利便性は確保されていると言えそうです。
週末の突然の出費に慌てた場合でも、まずは定期預金の解約方法を調べて引き出せるかどうか、落ち着いて確認してみてはいかがでしょうか。
なお、定期預金の解約についてはこちらの記事も参考になさってください。
>>>定期預金解約のコツとは?
>>>最新の定期預金比較/金利ランキングはこちら
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