最も基本的な預金は何かと言われれば、それは普通預金ですね。恐らく小学生でも知っていそうな基本中の基本となる預金ですが、簡単に言えば、出し入れ自由なかわりに金利が定期預金に比べて低い預金、と言うことになります。
さて普通預金の金利ですが、最近では低すぎて全く気にしていない人も多いと思いますが、よくよく調べてみるとほとんどの銀行で横並びであることが分かります。これはなぜでしょうか?
その大きな理由は、普通預金の金利を決める際のベースとなる金利があるからですね。それは何かと言えば、日本銀行の政策金利となっている「無担保コール翌日物」金利です。
「無担保コール翌日物」金利と言われても何だかよく分かりませんが、ポイントは「翌日物」金利であるということですね。つまり期間1日の超短期金利ということです。普通預金もいつでも下ろせるという意味では、超短期の預金と言えますので、この金利が基準となるのです。
ちなみにこの金利は「日本銀行の政策金利」と書きましたが、まさに日本銀行が金利が上げたいときには上げ、下げたいときには下げられる金利となります。ではどういう時に金利を変動させるかと言えば、景気が良いときには引き上げ、景気が悪いときには引き下げます。それぞれ景気の過熱や悪化を緩和する働きがあるからですが、では現状の日本はどうかと言えば、構造的な不況の真っ只中ですね。
そうしたわけで、日本銀行は少しでも景気をよくするために政策金利をギリギリまで下げており、その結果、それに概ね連動する普通預金の金利もビックリするくらい低金利になっているのです。
そんな低金利の続く普通預金ですが、金利が高いものが全くないわけではなく、たとえばネット系の銀行である
大和ネクスト銀行は普通預金の金利が高金利となっています。
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また普通預金ではありませんが、普通預金に似た利便性があるものとして、
新生銀行の「2週間満期預金」と、
東京スター銀行の「スターワン1週間円定期」があります。どちらもかなりの高金利ですので、ご興味がある方は参考になさってください。
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新生銀行の「2週間満期預金」について詳しくはこちら
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東京スター銀行の「スターワン1週間円定期」について詳しくはこちら
ちなみに出し入れ自由の普通預金の金利がどのように計算されているのか、よく考えると疑問ですね。月中の平均残高でも計算しているのでしょうか?
正解は・・・毎日の最終残高で毎日の利息を計算しているようですね。そんなわけで引き出す時は、その銀行の日付変更線まで待った方がほんのちょっぴりお得と言えそうです。
ただし銀行の日付変更線が一体いつなのか判然としない点はご注意ください。
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