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株主優待投資と定期預金、どっちがお得?


恐らく日本独特なのではないかと思いますが、「株式投資は怖い」「株価に一喜一憂したくない」という方々からの支持を得ている投資手法が「株主優待投資」ですね。

要するに株価の上昇に期待するのではなく、毎年もらえる「株主優待」に期待して投資するということです。もちろん、値上がり益であっても株主優待であっても同じリターンですので区別する必要はないのですが、しかし値上がり益と違って株主優待は「来年ももらえる」ことがかなり期待できるリターンです。精神衛生上良いのは想像に難くありません。

では具体的にどういったリターンがあるかと言えば、こちらの記事執筆時=2017年7月の株主優待人気ランキングは、サイト「楽しい株主優待&配当」によるとこのようになっています。

1位 : ダイドーグループホールディングス / 3,000円相当の自社製品(×年2回)。優待+配当利回り2.3%。

2位 : モロゾフ / 指定店舗での20%割引券10枚(×年2回)。優待+配当利回り1.26%。

3位 : 鳥貴族 / 1,000円相当の食事券(×年2回)。優待+配当利回り1.09%。

4位 : 丸千代山岡家 / ラーメン山岡家で利用できるラーメン無料券2枚〜(×年2回)。優待+配当利回り3.42%。

5位 : バルニバービ / 2,000円相当の食事券(×年2回)。優待+配当利回り2.23%。

6位 : タカショー / 優待割引価格で購入できる カタログ(×年2回)。優待+配当利回り2.41%。

7位 : トーホー / 2,500円相当の買物割引券(×年2回)。優待+配当利回り3.74%。

8位 : 稲葉製作所 / 1,000円相当の自社オリジナル図書カード(×年2回)。優待+配当利回り2.67%。

9位 : ジャパンミート / 2,000円相当の精肉関連商品(×年2回)。優待+配当利回り2.16%。

10位 : 不二電機工業 / 500円相当のクオカード(×年2回)。優待+配当利回り3.22%。

あくまで「7月にもらえる」優待人気ランキングですので、8月には8月の、9月には9月の優待ランキングがあるわけですが、それでも大体どういったものがもらえて、実質的なリターンがどうなるのか雰囲気は分かりますね。

大体1,000円〜3,000円相当の株主優待が年2回もらえるということと、この優待と配当を合算して利回り換算すると2〜3%になるということです。

ただ一方でクオカードや図書カードならまだしも、自社製品だったりすると本当に配当と同列に扱ってよいのか、という点は微妙ですね。配当はキャッシュですから自由に使えますが、自社製品の場合は投資家にとって本当に必要なものでない可能性もありそうです。とすると「もらってもあまりうれしくない・・・」ということです。

であれば実質的な利回りはもっと下がるということですね。

しかしこうした「株主優待投資」の最大の問題点は、「優待+配当利回り」に比べて株価の変動が大きすぎるという点でしょうね。株価は毎日0.5%〜1.0%程度は常に動いています。とすると、いくら2〜3%のリターンがあったとしても下落が2、3日続けばすぐに相殺されてしまうことがあり得ます。

では具体的に株価の変動を見てみると、「7月優待銘柄」の中で人気1位となったダイドーグループホールディングスの場合、このようになっています。



こちらは期間20年の株価ですが、全体的に見れば右肩上がりとなっており株価のパフォーマンスは悪くなさそうです。

しかしそれでも2007年から2008年にかけてのリーマンショックは強烈ですね!5,000円だったものが一気に2,500円前後と半減したことが分かります。つまり投資元本の50%を失ったわけで、仮に「優待+配当利回り」が2.3%あっても、20年かけても失った元本を取り戻せない計算となります。

次に人気2位のモロゾフの株価はこうですね。



こちらも現時点では株価が高騰しており、投資としてはどのタイミングで始めていても「大成功」と言えそうですが、ただそれは足元の数年の話であって、20年前の1997年ごろや、10年前の2006年ごろから、株価は長期的に低迷していたことが分かります。前者が400円から200円程度に、後者が400円から300円程度に下がっているわけで、いくら「優待+配当利回り」が1.26%あっても、株価下落による損失を穴埋めするのに20年や40年かかるということですね。

要するに、いくら「株主優待投資」であったとしても、株価変動の影響を避けることはできず、本質的に「株式投資」であることに変わりはありません。

その点では定期預金の運用と全く異なるわけで、「損してもいい資金」「長期間使わない資金」で臨むべき投資だと言えます。ご注意ください。

ちなみに記者が「株主優待投資」として真っ先に思いつくのはマクドナルドですが、こちらは6月の優待銘柄の2位となっています。その株価の変動は以下の通りです。



2001年ごろは4,500円近くあった株価ですが、かなり長い間2,000円前後をウロウロしていたことが分かります。そうした長期低迷を抜け出してきたのは本当に最近のこと、というわけですね。

マクドナルドの「優待+配当利回り」は0.92%ということのようですから、4,500円→2,000円と55%も下落してしまえば回収に55年以上かかる計算ですね!

そうしたわけで繰り返しになりますが、「株主優待投資」を行う場合も今の株価が割高なのか割安なのか冷静に分析した上でご判断いただければと思います。

全ての「株主優待」が有益なもの・必要なものではないでしょうから尚更ですね。

参考にしていただければ幸いです。

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