クレジットカードはお金を使う時に使うものですから、定期預金と代替するものではありませんが、しかしクレジットカードを利用することで定期預金の利息以上のメリットがあったり、定期預金の金利がアップするのであれば、きちんと比較検討する意味がありそうです。
そこでまず前者の「利息以上のメリット」で考えてみると、おそらく今最高水準のポイント還元率となっているのが「リクルートカード」ですね。年会費無料でポイント還元率が1.2%ですから、通常の還元率0.5%と比較すると「2.4倍」ということになります。
クレジットカードの毎月の使用額は平均いくらくらいなのでしょうね?月3万円でしょうか?月5万円でしょうか?月10万円はいかないでしょうね。ということで調べてみると、あるクレジットカード発行会社の2012年度版の調査によると、日本のクレジットカード利用者の1ヶ月の平均利用額は5万3千円とのことです。
データとしては少し古く、おそらく現在はもう少し増えているのではないかと思うものの、一方でこうした「お金にまつわる平均値」というのは、下限が決まっている一方、上限はなく、平均値は実感より高めに出がちです。
そう考えるとこの「5万3千円」というのは目安としてちょうど良さそうです。
ということでこうした高還元率のクレジットカードの利用メリットを試算してみると、利用額は1年で5万3千円×12=63万6千円ということになります。その1.2%のポイント還元ですから「7,632円」ということですね。
ただし、一般的なカードでも0.5%程度の還元があるわけですから「純増」分は「4,452円」ということになります。この「4,452円」を残高100万円の利息として換算すれば約「0.45%」。税引き前と計算すれば約「0.56%」となります。
毎年「0.56%の定期預金利息」と考えれば・・・結構な高金利ですね。
また残高300万円換算すれば「0.19%」ということになります。これも1年定期と思えば悪くありません。預金残高が100万円〜300万円といった方は定期預金の運用と同じくらいクレジットカードの見直しをしてみても良さそうです。
もちろんそれも高還元率のクレジットカードを選ぶことが前提となりますが、姉妹サイトとしてクレジットカード比較を提供しておりますので、ご興味がある方は参考にしてみてください。
>>>クレジットカード比較
これまで高還元率だったカードも次々とサービスを縮小しておりますが・・・。
次に後者の定期預金金利がアップするクレジットカードとして真っ先に思い浮かぶのが、イオン銀行のクレジットカードである「イオンカードセレクト」ですね。
こちらはポイント還元率は0.5%ながら、イオン銀行の普通預金金利が通常0.001%のところ、0.100%へと「百倍」にアップします。
他の定期預金金利と比較すれば0.1%はものすごい高金利というわけではありませんが、しかし普通預金の金利としてはトップクラスですね!
しかも、誰しも生活費として常に一定の普通預金を確保しているのだとすれば、その部分も好金利で運用できるのはメリットと言えます。年会費も無料なので尚更ですね。
同じように金利アップの恩恵が得られるのが楽天銀行のクレジットカードである「楽天カード」です。普通預金の金利が通常0.02%のところ、利用代金の引き落としがあるとその2倍の0.04%にアップするものですね。
こちらも年会費が無料ですので手軽ですが、ただイオン銀行=イオンカードセレクトの0.10%と比較するとやや見劣りすると言えそうです。
このようにクレジットカードを上手に利用することで定期預金運用に匹敵するメリットを得られる場合もあるということですね。
参考にしていただければ幸いです。
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