京都中央信用金庫(中信)は4日、昨年末の預金残高が3兆8276億円(速報値)となったと発表した。国内の274信金で3兆8000億円を突破したのは初めて。
中信は01年1月以降、預金残高が全国トップ。小口の定期預金が大幅に増加したことが要因となり、昨年8月末の3兆7000億円突破からわずか4カ月での早期達成となった。
京都の地場信用金庫である京都中央信用金庫の預金残高が3兆8000億円を突破したということですね。すごいです。
最近ではネット銀行が高金利の定期預金でがんばっていますが、それでも預金量はせいぜい5,000億円〜1兆5,000億円の間くらいです。「信用金庫」の響きはとてもローカルでオールドなわけですが、「古都」京都にはしっかり根ざしている、ということですね。
ちなみに信用金庫の資金量を見てみると1位が京都中央信用金庫で、2位が城南信用金庫。こちらも3兆円超えのスーパー信用金庫ですね。3位が岡崎信用金庫で、一気に資金量が2兆円台まで下がるので、やはりどれだけ大きいかが分かりますね。
京都と言えば京都銀行・・・なのかどうか分かりませんが、こちらの預金残高は5兆5,000億円ということでさすがに京都中央信用金庫を上回っていますが、とはいえ、この肉薄ぶりはすばらしいですね。
では何かすばらしい金利をつけているかと言うとどうやらそういうことはなさそうです。普通の、どちらかと言えば「低い」ともいえる金利ですね。
やはりこれは深い郷土愛に支えられた結果と言えるのではないでしょうか。京都といえばほんの百数十年前までは天皇もおられた、まさに都なわけでして、東京なぞ所詮、「東の京」に過ぎません。そういう自負やプライドが、たとえ金利が低くても地元の金融機関を選ばせる・・・かどうかはわかりませんが、でもそういう存在意義みたいなものがあっても、もちろんいいと思います!
できれば、京都にあこがれて毎年京都を訪れる「京都フリーク」は世の中にたくさんいるわけで、そういう方たちに向けたマーケティング活動なんてみてみたいものですね。1,000万円以上の預金があれば新幹線の往復チケットをあげるとか!京都中央信用金庫のマーケティング担当の方、ぜひ検討してみてください(笑)。
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