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定期預金関連ニュース

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2010/03/05 <読売オンライン>

関西地銀 戦国時代…新「アーバン銀」きょう発足

 広域化・地元密着 両立図る

 第二地方銀行の関西みらい銀行(大阪市)とびわこ銀行(大津市)が1日付で合併し、新「関西みらい銀行」(大阪市)として営業を始める。関西地銀の再編が進み、規模の格差は縮まってきた。一方、景気回復の遅れで資金需要は伸びず、雇用環境の悪化が住宅ローンなど成長分野に与える影響も少なくない。広域化による収益拡大を掲げる新地銀の発足は、新たな競争時代の幕開けを告げることになる。

 新・関西アーバン銀の副会長になる山田督(おさむ)・びわこ銀頭取の口癖は「ちぎん」ならぬ「じぎん」だ。「地銀とは、地元に役立つ存在でなければならない」との思いが込められている。

 1月末に開いた経営方針説明会で、新銀行の会長兼最高経営責任者(CEO)に就任する北村明良・関西アーバン銀副会長も、方針の柱について「地域の顧客が抱える課題や問題を解決し地域経済を盛り上げる、金融機関本来の役割を果たすことだ」と強調した。

 新銀行は、貸出残高(2009年12月末の合算)が3兆5865億円で関西の地銀・第二地銀で2位、預金量が4兆1561億円で4位の規模になる。関西初の広域地銀として名古屋や東京にも攻め込む一方、あえて「地元密着」を強調して足元を固め、大手銀行などとの差別化を図る。

 景気低迷が続いて、住宅ローンの延滞や資金需要の冷え込みが進み、地銀経営は厳しい局面にある。

 新銀行は「開拓の余地が大きい」とみる売上高30億〜100億円の中堅・中小企業向けを中心とした法人融資を営業戦略の柱に据える。親会社の三井住友銀行が持つ信用力、金融派生商品(デリバティブ)取引などの商品力も取り込む。

 住宅ローンなど個人・小口取引が中心だったびわこ銀の地元・滋賀県でも、法人融資を扱う店舗を現在の2倍以上の30店に増やす。

 ただ、収益拡大へのハードルは高い。優良な中小企業の多くを大手銀行が押さえ、小規模・零細企業向けはより地域に密着した信用金庫が強い。関西全体の貸出残高は伸びず、金利競争が激しくなっている。

 競合地銀も必死だ。5月に合併する池田、泉州両行のほか、南都銀、京都銀も広域化を図る。近畿大阪銀は「信金をモデルにする」(桔梗芳人社長)という。

 さらに今後数年、返済猶予法など特例措置の期限切れ、より強化された自己資本規制の導入といった「業務の質や経営体力が根本から問われる事態」(アナリスト)が待ち構えている。

 新銀行の成果次第で「独立系をうたう有力地銀を巻き込んだ〈メガ地銀〉を目指す動き」(地銀幹部)が始まる可能性もある。

編集部からのコメント

「生き残れない」と言われ続けながら、どっこいしぶとく生き延びているのが地方の金融機関ですね。実際、地方に行くと分かりますが、メガバンクの支店やATMなんてどこにもありませんので、やはり支店やATMが充実している地域の金融機関を選ぶのは自然の流れですし、仮にメガバンクの支店があったとしても、どちらかと言うと地元の金融機関を選びたくなるのが、同郷意識というものですよね。

なのでこれからも地方の金融機関はしぶとく生き延び続けるのではないかと思っています。

とは言いつつ、ゆっくりではありますが合従連衡の動きはありますね。これもその例ですが関西みらい銀行とびわこ銀行が合併して新・関西みらい銀行となりました。

最近の合併破談のニュースがよくあらわしているとおり、誰も好き好んで合併なんてしたくない。それでもそういう逆風を乗り越えて合併に向かわせるのは、やはり競争であり、外圧ですね。

競争という意味では関西みらい銀行もびわこ銀行も第2地銀と言われる銀行グループに属していますが、これも1つのポイントですね。第2地銀と言っても、「2番目の」という意味ではなく(笑)、昔、「相互銀行」といわれていた銀行が「普通の銀行」に転換した時に、便宜上、「第2地銀」とくくられたわけですが、実態としてはその名のとおり「地域で2番目の銀行」に留まっているケースが多いですね。

地域で圧倒的に1位の「地方銀行」がある。そこに勝つためには規模を拡大するしかない。しかし自分1人ではなかなか難しいので、第2地銀同士で合併しよう、というわけですね。銀行経営としては合理的ですが、預金者としては・・・やはり「新銀行の金利次第」というところですかねー。

その試金石となるのが、新・関西みらい銀行の合併記念スタートキャンペーン。どんな金利かと言うと・・・

1.給与振込などの条件を満たして
2.普通預金に10万円以上あって

1年もの定期預金の金利が・・・0.4%・・・ガクっ

金利、低くないですかね?そしてそれ以上に条件が厳しすぎますね・・・。

関西みらい銀行は金利が悪くないイメージがあったので意外というか残念ですね。

ちなみに合併記念スタートキャンペーンではない、通常のインターネット/電話専用の定期預金の金利は1年もので以下のような金利ですね。

100万円以上 / 0.50%
300万円以上 / 0.55%
1,000万円以上 / 0.60%

あらら、こちらの方がはるかに条件が易しく、金利もいいですね。

なぜ合併記念スタートキャンペーンはこんなに魅力を低くしたのでしょう・・・。案外、まだ合併に納得していない社員がいたりして!?いやまさか、それはないでしょうけれど・・・。

とはいえ、せっかく体質が強化されるわけですから、より魅力的な定期預金を提供してくれることを期待しましょう!

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