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定期預金関連ニュース

定期預金に関連する最新のニュースをコメント付きでご案内します。
2010/03/30 <読売オンライン>

「小さな節約」はしない 山崎流マネーここに注目

  わたしが最近書いたお金に関する書籍(『お金とつきあう7つの原則』KKベストセラーズ刊)の中で「爽やかにお金とつきあうための7箇条」と題して、お金の扱い方の心得をまとめたが、その冒頭に「その1 小さな節約をしない」と掲げてみた。

 日々の買い物の際にチラシを見て安売りを探したり、あるいはランチ代を節約したりするような節約よりも、住居費、生命保険、自動車経費、教育費といった大きな項目の支出を見直したり、あるいは自分自身の「稼ぐ力」が向上するような策を講じたりする方が効果が大きいし、節約を意識化して我慢することが少なくて済むので、気分がいいのではないかというのが、この心得で述べたかったわたしの意図だ。

 正直に言うと、わたしは「ケチ」が嫌いだし、「貧乏くさいことをずっと考えていると、人間まで貧乏くさくなる」といった、なりふり構わない節約家に対する多少の偏見があるが、節約のコツは大きな支出から見直すことだというのはそう外れていまい。

 たとえば、将来の転売価格が大幅に下落する公算の大きいマンションなどを、見栄を張って購入して、住宅ローンの支払いに汲々として、日々節約生活に追われて、将来、結局大損をするというようなケースは幸せだとは思えない。

最も効果があるのは「自分への投資」

 こうしたケースを避けるためには「日々の小さな節約の積み重ねで、マイホームの夢だって実現できる」と頭に入れておくよりは、「計算上かなりもうかるのでなければ、不動産に資産を固定し、その上、ローンまで背負うのは合理的でない」とインプットしておく方がいいのではないだろうか。

 また、生命保険は、多くの日本人が損得を判断できないまま、往々にして過大な規模や無駄な特約を伴って加入し、家計を圧迫する要因になっている。死亡保障を中心とする保険契約も過大であることが多いし、ガン保険などの医療保険に至っては、保険料を貯蓄しておく方がずっと得だし、保険自体がなくてもいい(健康保険の高額療養費制度で不測の大きな支出はカバーできる)とはっきり言い切ることのできるケースが少なくない。

 ボーナスの減少などで苦しくなった家計の一番の見直し候補は、おそらく生命保険だろう。ここで詳しくは述べないが、その際に「保険の見直し」と称して、現在の保険をやめて新しい保険に入り直すのは、契約者側の損の上塗りになることが多い点を付記しておく。金融の大原則として、相手に手間を掛けさせた場合、必ずそれに見合う以上の手数料を取られるものなのだと覚えておきたい。

 自動車については、地方暮らしなどでやむを得ず必要な場合があるだろうが、都会暮らしの場合、公共交通に加えてタクシーを頻繁に利用しても自家用車を持つよりも安上がりなケースが多い。

 そして、何よりも、お金の問題解決にあたって一番効果が大きいのは、働き方を変える(残業? あるいはもっと効率的に?)、転職する、副業を持つ、長期的には自分に教育投資する、自分の健康に投資する、といった自分の「人的資本」への投資であることが多い。いずれにせよ、効果の大きいところからアプローチして、日常は大らかに暮らしたい。


若い人は「節約に勝る運用なし」と心得て

 ただし、節約の効果そのものは、純粋に運用の観点から考えるとかなり大きなものがある。金銭面だけを見ると、節約は「リスクなしに稼げるリターン」だ。たとえば、1000万円の株式を持っていて、金利プラス5%のリターンを期待している状態と、自家用車を持たないことによって差し引き毎月5万円節約が可能になるのだとすれば、期待される稼ぎは共に年間60万円だが、株式投資の方は大きなリスクがあって不確定な稼ぎなのに対して、節約の方はリスクゼロで稼げるわけだから、1000万円を運用原資と考えるなら定期預金の金利が5%も上がったのと同等だ。こう考えると、節約は大したものだ。

 さらに、運用の原資が少ない若いサラリーマンのようなケースを考えると、運用できる資産の額を2倍に(たとえば100万円を200万円に)すると、同じ運用利回りでも稼ぎが2倍になる。こうした効果も軽視はできない。

 特にまだあまり大きな金融資産を持っていない人に対しては、「節約に勝る運用なし」という心得をお贈りすることにしよう。ただし、その場合も、効率よく、大らかな節約生活を送ってほしいと願うものではある。

編集部からのコメント

人気エコノミストである山崎元氏のコラムです。山崎氏は個人投資家には人気ですね。確か何かのアンケートで「参考にしている投資家」みたいな質問があり、その中で2位とか3位とかにランクインしていて驚いた思い出があります。

筆者の中では、彼は皮肉屋であって、それ以上でもそれ以下でもなく、彼の書いたもので参考になったものはあまりないのですが、とはいえ彼の著作を買ってしっかり読んだことはなく、もしかしてしっかり読むといろいろ学びがあるのかもしれません。

今のところ唯一彼の言動で賛同しているのは、投資信託について、「ファンドマネージャーが運用しているアクティブファンドは手数料が高く成績が悪いので買うな」と言い切っているところですね。資産運用の世界では常識だと思いますが、その常識を学んだことのある人は一般的には少ないですし、金融機関では手数料の取れるアクティブファンドを脈々と売り続けています。マスメディアも大口顧客である金融機関の反感を買うようなことはできませんから、結果、預金者はアクティブファンドを買わされ続けることになります。

それに対して、しっかり「おかしい」と正論を言い続けられるのはさすがだと思います。それも「皮肉屋」の一部だとするとそうかもしれませんが(笑)。

ちなみに今のようにテレビ局も新聞社も赤字になっている状況では、ますます大口顧客に気を使うような状態になっているのでしょうか?そうなると経営と内容の両面で、ますますマスメディアが死にゆくことになりますね。早くリストラをして建て直されることを期待したいと思います。

さて上記コラムに話を戻すと、趣旨を引用するとこういうことですね。

「日々の買い物の際にチラシを見て安売りを探したり、あるいはランチ代を節約したりするような節約よりも、住居費、生命保険、自動車経費、教育費といった大きな項目の支出を見直したり、あるいは自分自身の「稼ぐ力」が向上するような策を講じたりする方が効果が大きいし、節約を意識化して我慢することが少なくて済むので、気分がいいのではないか」

以前も述べたことがありますが、節約に関しては2つのアプローチ方法があり、日々の細かい支出からセーブしていく「ボトムアップ」アプローチと、月々の大きな出費から見直していく「トップダウン」アプローチです。

仮にランチ代を見直して毎日500円を減らすとしても1ヶ月だと平日は20日ですから、月1万円にしかなりません。一方、生命保険を見直したり、クルマを手放すなど大きな出費を削減すると、月2、3万円は削減できると思います。その方がよっぽど効率的だ、というわけですね。

また飲み会に行けば5,000円くらいは使うでしょうから、月4回を3回にしたり、デートもいつも映画館ではなく、家でDVDなどにすれば簡単に1万円くらい浮きそうですね。

記者もどちらかと言うとそういう「トップダウン」アプローチの方が好きですが、実際に節約してお金を貯めている人はむしろ「ボトムアップ」アプローチの方が多いような気がしますね。

どちらが正しいか、という話ではなく、結果的に目標どおりお金が貯まればいいわけですが、仮に「ボトムアップ」の方が節約に成功している割合が多いのだとすると、そこには一定の合理的な根拠があるのでしょうね。

思うにチラシを見て円単位の安さを探したり、ランチ代を節約している人は、それ以外の大きな出費も節約しているのではないでしょうか?

逆に多額の出費にしか意識がいかない人は、日々の細かな出費に無頓着なままで無駄遣いが残ったり、あるいはどこからが多額か、というボーダーラインがだんだんあいまいになって結局、節約できない、ということなのかもしれません。

いずれにせよ大切なのは節約という結果であって、方法論はどんなものでも構わなく、そういう意味では「小さな節約はしない」と決め付ける必要もないと思います(笑)。

ちなみに後段の「何よりも、お金の問題解決にあたって一番効果が大きいのは、働き方を変える、転職する、副業を持つ、長期的には自分に教育投資する、自分の健康に投資する、といった自分の人的資本への投資であることが多い」というのはその通りだと思います。

加えて大切なのは環境に対する柔軟性を維持することですね。そしてそのためには環境そのものを変えることが一番いい訓練になります。もちろん現実逃避のような安易な転職は決してオススメしませんが。

有名な言葉に「最も強い種が生き延びるのではなく、最も環境に適応した種が生き延びるのだ」という言葉があります。経済も環境も会社も全て移ろっていくものですから、その中で人生を十二分に楽しむためには、「こうでないといけない」とあまり決め付けないことでしょうね。それから常にBetterを目指していく、という姿勢でしょうか。

記者も、柔軟にチャレンジし続けていきたいと思っています。ただし節約には「こうでないといけない」という強い覚悟が必要ですが(笑)。

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