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定期預金関連ニュース

定期預金に関連する最新のニュースをコメント付きでご案内します。
2010/07/06 <読売オンライン>

ボーナスの有利な貯め方


 ボーナスシーズン到来。すでにボーナスを受け取って、その使い道を考えている方もいれば、すでに使ってしまった方もいらっしゃると思います。もしかしたら一方では、ボーナスが出た人をうらやましく思っている方がいるかもしれません。


 今夏のボーナス支給額は、いくつかの調査を見てみると、昨年と比べて若干減っているものの、ほぼ昨年並みの水準が支給されている様子。調査の金額が大幅ダウンとなっていないだけでも、ひと安心といったところでしょうか。


 ボーナスの使い道がすでに決まっているご家庭も少なくないはずですが、ボーナスこそ貯蓄を大きく増やすチャンス。特に、月収からの貯蓄ができていないご家庭の場合は、ボーナスからはきちんと貯蓄分を取り分けておきたいもの。ボーナスから貯蓄ができないと、特別出費の負担によって、年間収支が赤字になってしまうケースが多いからです。


夏の金利上乗せキャンペーンに注目!


 それでは、受け取ったボーナスを有利に貯めるにはどうしたらよいか。これが、今月のテーマです。


 第1候補としておすすめしたいのは、「金利が上乗せされている定期預金」。金利が上乗せされている定期預金とは、夏と冬のボーナス時期などに、通常の金利にボーナス金利を上乗せしている定期預金のこと。預け入れの時期が限定されているため、キャンペーン定期などとも呼ばれています。


 定期預金の金利上乗せを定期的に行っているのは、住信SBIネット銀行、ソニー銀行などのネット銀行が主。たとえば今夏のキャンペーンをご紹介すると、住信SBIネット銀行は1年満期の定期預金が0.5%、ソニー銀行は同じ1年満期の定期預金で0.45%の金利をつけています。昨冬のボーナスキャンペーンのときは、住信SBIネット銀行が0.83%、ソニー銀行が0.8%の金利をつけていたことを考えると金利水準は下がりましたが、大手銀行などの1年満期の定期預金の場合、現在の金利は0.06%程度。一般的な銀行の1年満期の定期預金に比べると、高めの金利設定になっているわけです。


地方債や個人向け社債にも目を向けて


 通常の金利の定期預金の場合、普通預金(0.04%程度)との金利差が少ないため、ボーナスが振り込まれても預け替える必要性を感じず、普通預金に預けっぱなしの方もいるようです。金利差が少ないとはいえ、普通預金に預けたままにしていると、利息がほとんど付かないだけでなく、金融商品の知識も身に付きません。金利面で大きな魅力とは言えないまでも、まとまった金額の貯蓄ができるボーナスこそ、少しでも条件の良い定期預金を探して、預け替えることも大切だと思います。


 定期預金以外の商品としては、「地方債」や「個人向け社債」に目を向けてみるのもよいでしょう。地方債は地方公共団体などが発行している債券で、国が発行する国債よりも金利が高めに設定されています。償還までの期間は3年、5年、7年、10年、20年など、購入単位は1万円単位や5万円単位などが一般的です。


 ちなみに、6月に発行された10年もの地方債の利率は1.2〜1.4%程度。7月に発行される個人向け国債10年ものの利率(0.48%)と比較すると、2倍以上高くなっています。ただし、地方債は換金に注意が必要。地方債は償還(満期)前に換金することも可能ですが、途中換金では元本割れする可能性があるからです。そこが、換金しても元本割れのリスクがほとんどない個人向け国債と異なる点です。


 個人向け社債は、その名の通り個人のみが購入できる(法人は購入不可の)社債です。個々の企業が発行する債券なので、発行体ごとにリスク度は異なります。発行体が倒産すれば、償還されない場合もあるので、注意が必要です。利率は地方債よりもさらに高めに設定されていて、例えば、償還までの期間が3年で利率は2%とか、5年で利率は3%など。いずれにしても、発行体によって償還までの期間も利率はまちまちです。購入単位は、もともとは100万円程度の資金がないと購入できませんでしたが、最近では1万円単位で購入できるものも出てきています。


 地方債は口座を通して購入するため、預金口座や証券口座を持っている金融機関で発売のスケジュールを確認するとよいでしょう。個人向け社債は証券会社を通して購入しますが、常に販売している商品ではありませんので、「個人向け社債 発行予定」あるいは「個人向け社債 発売中」などとネット検索をして、購入できそうな銘柄を探すのがよいでしょう。


特別出費分をボーナスから取り置く


 ボーナスが出たら必要な分を貯蓄に回すとともに、特別出費としてかかる費用を取り分けておくことも重要です。特別出費とは、「毎月支払うわけではないけれど、1年のどこかでかかってくる」お金。例えば、1年に1回払う自動車税や年払いの保険料、年に数回に分けて支払う固定資産税のほか、値段の張る洋服代、夏や冬のレジャー費などが特別出費の代表的な存在。こうした特別出費は、不動産を持っていたり、車を所有したりしているご家庭の方がかさみます。


 たとえば、年間の特別出費の見積り額が40万円だとしたら、半分に当たる20万円程度は夏のボーナスから取り分けておきたいもの。ボーナスからきちんと特別出費を取り分けてプールしておかないと、請求が来るたびに貯蓄を取り崩して支払うことになってしまいます。それでは、ジワジワと貯蓄が減るばかりで、貯蓄を思うように増やせない理由になります。


 また、家計簿を付けていないなど、家計費や貯蓄の増減の状況がきちんとつかめていない場合は、ボーナスごとに貯蓄残高をチェックしてみてはいかがでしょうか。チェックする方法としては、毎年夏と冬、ボーナスが出る前日の残高から、その前のボーナスが出た前日の残高を差し引いてみるのです。6か月前の貯蓄残高とボーナス前日の貯蓄残高を比べてみると、6か月間の貯蓄の増減額がわかります。ボーナスが振り込まれる口座だけではなく、他の口座の残高も同じ要領で差し引いてみてください。すべての貯蓄を6か月前と比較することで、6か月間のお金の流れ、つまり貯蓄の増減がつかめることになります。


 ボーナスが支給されるごとに貯蓄の増減を計算してメモしておけば、家計簿を付けなくても収支がつかめますので、家計管理はこれだけでもOK。日々の家計簿付けが面倒という人はもちろん、家計簿は付けているけれど年間の収支をきちんと計算していない、という方にもおすすめできる、カンタン家計管理法です。

編集部からのコメント

ボーナスの賢い運用方法についてFPの畠中雅子さんがアドバイスしてくれています。アドバイスの1つ目はネット銀行などの金利上乗せキャンペーンを利用する、というものですね。こちらについては当サイトをご利用の方にはよくお分かりのことかと思います。

2つ目は、地方債や個人向け社債を利用する、というものですね。記事中では「6月に発行された10年もの地方債の利率は1.2〜1.4%程度。」と紹介されています。10年とはやや長いものの、1.2%や1.4%の金利というのは魅力的ですね。

そこでどんな条件になっているのか確認したところ、世の中には(財)地方債協会というものがあるらしく、そこで今年度の発行条件が公開されておりましたので、6月の発行条件をご紹介するとこんなことになっております。

・5年債  : 0.426%〜0.566%
・10年債 : 1.258%〜1.379%
・20年債 : 2.072%〜2.217%

確かに10年ものは1.2〜1.4%程度ということですね。一方で手ごろな5年ものはといえば0.4%〜0.6%程度ということで悪い金利ではないですが、とはいえ目覚しい金利かと言われればそうでもなく、この金利なら元本保証で高金利な定期預金を探したほうがよさそうです。

ちょっと面白そうだったのは20年債ですね。20年といえば満期ははるか先なわけですが、金利が2%を超えています。老後資金を今から貯めている方は一部をこういう超長期で運用してみるのも面白いかもしれませんね。

ただし、定期預金と違って元本保証はされませんので、万が一、その地方自治体が財政破綻してしまえば、何らかの損害が発生する可能性もあります。

国だから、県だから、市だから大丈夫、と呑気に構えていられないのが最近の、破綻寸前の財政事情ですね。最終的には増税され、国債・地方債が元本割れを起こすような事態は避けられるとは思いますが、10年以上の長い期間で運用される方はそういうリスクも充分に考慮に入れる必要があります。

10年もあれば世界経済は大きく変わりますからね。突発的な事態が起こることは十分考えられます。

畠中さんの3つ目のアドバイスは「特別出費としてかかる費用を取り分けておく」ことですね。具体的には

・1年に1回払う自動車税や年払いの保険料
・年に数回に分けて支払う固定資産税
・値段の張る洋服代
・夏や冬のレジャー費

などです。記者も若いころは5月の自動車税が大変でしたねー。それから不慮の「事故」としては、交通違反の反則金と、結婚のご祝儀がとても痛かった思い出があります。

そういう突発的な費用も毎月の収入でやりくりできている人ならいいですが、そうでない人はやはりボーナスの一部を取りおくことが有効ですね。参考にしてみてはいかがでしょうか。

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