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定期預金関連ニュース

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2011/3/1 <日経新聞>

ゆうちょ銀、定額貯金の金利優遇延長


 日本郵政グループのゆうちょ銀行は21日、2010年4月から1年間の予定で行っている定額貯金の金利上乗せキャンペーンを、12年3月末まで延長すると発表した。10〜12年に大量満期を迎える定額貯金の流出防止策として導入したところ、一定の効果があったとみて継続を決めた。


 10〜12年は、10年間の満期を迎えて払い戻される定額貯金が約20兆円に上る集中期。ゆうちょ銀は満期資金を預け直す人などを対象に、3年目以降の金利を年0.15%と、0.1%優遇している。昨年4〜12月で残高が約1兆円増えるなど「好評を博した」(広報部)という。

編集部からのコメント

民主党政権の漂流と相まって、郵政の位置づけも漂流していますね。国民新党との連立政権により、小泉改革からの急激な巻き戻し・巻き返しを図ったわけですが、今の政局では新しい郵政改革(改悪?)法案を通すのも困難です。

折りしも2011年度の郵便局の事業計画では、110億円の赤字見通しを届け出たようです。2010年度は160億円の黒字ということですから、いきなり赤字の予想というのは、ある種の政治的なパフォーマンスが含まれているのかもしれませんが、いろいろな意味で漂流中であるのは間違いないところです。

また、郵政の中核会社の1つであるゆうちょ銀行もパッとしない状況です。金利もそれほど魅力的というわけではありませんし、印象にあるのは豪華キャストを並べたCMくらいなものでしょうか・・・あのCMの効果はどれくらいあるのでしょうね?

そんなゆうちょ銀行ですが、最近、たまに目にするのが定額貯金の「大量満期」です。上記記事にあるとおり、2010年から2012年にかけて約20兆円の満期が到来する、ということですね。期間10年ということなので、10年前の2000年から2002年にそれくらい資金が集まったということなのでしょうか?そんな思い出はちょっとありませんねぇ。

どちらかと言うとそのさらに10年前の90年代初頭に、定額貯金のブームがあったように思います。バブル経済の余韻が残り、金利も結構高かったはずですから、高金利の間になるべく長い預金で固定してしまおう、という「賢い預金者」がそれだけいた、ということですね。その資金の継続分の満期が今回到来している、ということなのかもしれません。

しかしバブル崩壊からもう20年というわけですね。戦争体験のように、バブル体験もまた、遠い過去のものとなってしまうのでしょうか。

さて、その大量満期の対策としてゆうちょ銀行が発表した施策が、昨年4月から1年間の予定で行っていた、定額貯金の金利上乗せキャンペーンを来年3月末まで1年間延長する、というものです。詳しくはこのような感じですね。

ゆうちょ銀行「定額貯金の金利上乗せ」

・期間:2012年3月31日まで
・対象商品:3年以上の定額貯金
・対象:現金、通常貯金、定額貯金満期金(10年経過)からの預け入れ
・優遇金利:店頭表示金利+0.1%

ということです。定額貯金は預入期間に応じて、徐々に金利が上がっていく少しユニークな預貯金ですが、期間中に預入を開始して3年以上経過すると、そこから金利を+0.1%優遇する、というものですね。現在の3年以上の店頭表示金利が0.05%ということですから、優遇後は0.15%ということになります。

・・・残念ながら、今ひとつですね・・・。

なお注意事項として「ATMおよびゆうちょダイレクトでのお預け入れは対象外」ということですのでご留意ください。

ただ、ゆうちょ銀行の広報部によれば現在のキャンペーンは「好評を博した」ということのようです。もともと金利がすでに十分低かった2000年から2002年に継続した人が大部分なのだとすれば、確かに優遇幅はちょっとでも十分、ということなのかもしれませんね。 

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