デフレ不況下、お金に関する不安や悩みを、誰しも感じています。しかし、世代によって気になる中身が違います。この「マネー術」のシリーズでは、それぞれの年代のお金の問題を考えていきます。まずは20代から。違う年代にも必ず参考になります。
都内の食品会社に勤める男性(25)は、財布にお金がなくなる度に、コンビニなどの現金自動預け払い機(ATM)でお金を引き落とす。手数料がかかることは知っているが、「1回105円とか210円なので」、ついつい使ってしまうという。
しかし、ファイナンシャルプランナーの中村芳子さんは「手数料はばかにならない」と話す。週2回、お金を引き出し、毎回手数料105円がかかったとすると、年間では1万円を超える。この低金利の時代、普通預金で手取り年1万円の利息を得るには、通常約3000万円が必要だ。
中村さんは「各行とも、手数料を優遇するサービスを用意している。自分が使っている銀行を調べてみては」とアドバイスする。
例えばみずほ銀行の場合、同行のキャッシュカードに付いたクレジットカード機能を毎月利用するか、預金の月末残高が10万円以上あるなどの条件を満たせば、大手コンビニのATM手数料が24時間無料になる。
三菱東京UFJ銀行では、特定の普通預金口座を開設し、ネットバンキングに申し込んで「メインバンクプラス」の会員になると、条件に応じて大手コンビニのATMの手数料がタダになる。例えば、残高が10万円あれば3回まで無料。
三井住友銀行では、特定の普通預金口座を開設し、ネットバンキングのサービスを契約した人で、さらに紙の通帳の代わりに「Web通帳」を契約するか、残高が30万円以上あるなどの条件を満たせば、大手コンビニのATMの手数料が無料になる。
くわしくは、各行に相談を。 日中忙しい社会人にとって、いつでも使えるコンビニATMは強い味方だ。中村さんは「普段使いの口座は、もよりのコンビニのATMが無料で使える銀行の口座を選びたい。インターネット専業銀行なども、コンビニATMの手数料が原則、無料なのでメリットがある」と話す。
今回は少し趣旨を変えてこちらのニュースから。ATM手数料に関する記事ですね。
みなさんご存知の通り、金利が低下傾向にありますね。長期金利、短期金利、ともに下落しております。
◆長期金利推移
◆短期金利推移
短期金利(1年)はもはや0.35%という水準ですから、1年もの定期預金の金利も「良くて0.3%」という状態になっております。
つまり100万円預けても、税引き後だと2,400円にしかならない悲しい状況であります。
もちろんそれでも、0.01%でも金利が高い預金を探したいものですが、そんな高金利の預金探しと同時に忘れてはいけないのが、ATMや振込などの手数料であります。上記記事では以下のように指摘しております。
「週2回、お金を引き出し、毎回手数料105円がかかったとすると、年間では1万円を超える。この低金利の時代、普通預金で手取り年1万円の利息を得るには、通常約3000万円が必要だ。」
3,000万円ですか・・・エライことですね。上記計算の例ではATM手数料が1回105円×週2回料ということなので、月間では約840円となります。そこに振込を210円×月4回くらいすると、手数料は合わせて約1,680円になりますね。上記計算で言えばこれを普通預金の利息で賄おうとすると、何と約6,000万円の残高が必要ということになります。
6,000万円・・・見たことはありませんが、積み上げるとどれくらいの高さになるのでしょうね?(笑)
というわけで金利の低下が進む今こそ、銀行に支払っている手数料をしっかり節約したいものです。上記記事ではメガバンクの、コンビニATM手数料が無料になる条件について解説されておりますが、やはりこういった手数料はネット銀行の方が低いですね。
当サイトでも、こちらの「ネット銀行・ネットバンク比較」でATM手数料や振込手数料を比較しておりますので参考になさってください。
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