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定期預金関連ニュース

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2011/7/19 <日経新聞>

個人向け債券、盛り上がる夏 投資のコツは


ボーナスシーズンの7月、個人向け債券の募集が相次いでいる。国債償還や郵便貯金の満期で出てくる個人マネーの受け皿としても注目される存在だ。銀行の劣後債や地方債、海外政府債など商品性も多様になってきた。いま買える債券、株式と比較したリターン……債券投資のコツを整理した。


三菱東京UFJ銀債は増額発行、SBI債は人気集中…


国債償還マネー取り込み急ぐ


 「個人投資家の購入意欲が予想以上に強い」。三菱東京UFJ銀行シンジケーション部の中島康博次長は、現在募集している個人向け劣後債で、発行額を当初1500億円から100億円上積みした理由をこう説明する。


 劣後債は一般債権よりも返済順位が低い代わりに金利がやや高い。今回の三菱東京UFJ銀の劣後債は、5年を過ぎると当初の金利からスワップ金利を基準とする金利に切り替わり、期限前償還の可能性も出てくるというやや複雑な内容。それでも個人投資家の間で飛ぶように売れるのは、同じ10年物の個人向け国債(7月発行、0.77%)、三菱東京UFJ銀行の10年物の大口定期預金(0.30%)などと比べて高利回りだからだ。


 SBIホールディングスの個人向け社債は償還期限が1年で金利1.66%(完売)。その金利水準と同時に、ユニークな募集方法が話題を呼んだ。21回目となる今回から導入したのはネットでの抽選申し込みだ。同社債は募集開始から数分で完売することもあり、日中に手が空かないサラリーマン投資家などは手に入れにくい。そこで「夜間に申し込みする投資家も購入チャンスを得られるよう配慮した」(SBI証券債券部)という。


 8日に4年物、年利1.25%で個人向け円建て外債(サムライ債)の発行を決めたのはポーランド共和国。海外政府が日本の個人向け債券を出すのは異例だが、これも利回り志向を強めている個人投資家のマネーを当て込んだ動きとみることができる。


 ほかにも現在、丸紅や小田急電鉄なども個人向け社債を募集中。日経ヴェリタスの調べでは、7月に入ってからだけで新たに発行を決めた個人向け社債(サムライ債含む)は5銘柄、計2400億円にのぼる。4月以降ですでに5000億円近く、例年を大きく上回るペースだ。個人向け債券が盛り上がりを見せる背景には、大量の「償還マネー」を取り込む争奪戦が本格化していることがある。

 2011年は06年に発行された個人向け国債(5年物)が償還されるほか、ゆうちょ銀の定額貯金の満期も重なる。来年にかけて払い戻され、金融市場にあふれ出てくる個人マネーは少なくとも20兆円以上といわれる。日本経済の先行き不透明感から、その多くは株式などのリスク資産には向かわず、再び国債などの債券に向かうとみられているのだ。


NPO法人エイプロシスが開いた債券投資に関する講座は盛況

 個人向け社債と機関投資家向けは「法的には明確に区別されているわけではない」(ニッセイ基礎研究所の徳島勝幸上席主任研究員)が、機関投資家向けの購入単位が1億円なのに対し、個人向けは最低100万円から買えるものが多いなど、いくつか違いもある。普通社債の金利は、企業の信用力などに応じて国債の利回りに対する上乗せ金利を設定する形で決まるが、個人向けは証券会社が任意に決める。


 投資に際しては、冒頭で紹介した銀行の劣後債など商品の仕組みを知ったり、格付けで発行企業の信用リスクを把握することが大切だ。今月13日にNPO法人(特定非営利活動法人)のエイプロシス(東京・中央)が都内で開いた債券投資基礎講座(日本証券業協会が後援)には20人ほどが参加。3時間にわたって、金利の決まり方や格付けの仕組みなどを学んだ。


 ファイナンシャルプランナーの前川貢氏は個人にお薦めの商品として「金利の算定式が変わった変動金利10年物国債」を挙げる。発行から1年たてばいつでも中途解約できる(直前2回分の利子相当額の8割が差し引かれる)など換金性が高いうえ、元本割れの恐れもない。

編集部からのコメント

運用難が続いておりますね。定期預金だと1年もので高くても0.3%という水準ですから、預金者にとっては本当に残念な状況です。

そうした環境ということもあり、以前より注目を集めているかもしれないのが国債や社債などの債券と呼ばれる商品です。

債券というのは、満期になれば利息も元本も満額返ってくることが約束されているという点では、定期預金のような商品ですが、定期預金と大きく異なるのは「預金保険の対象ではない」という点ですね。

預金保険の対象であれば、金融機関が破綻しようが倒産しようが、最終的には1,000万円まで国が保証してくれますが、債券の場合はそうは行きません。国債はともかく社債は、普通の企業が発行していますから、破綻する可能性は常にありますね。

東京電力のような誰もがうらやむ超一流企業でさえ、今や存亡の危機なわけですから、この破綻リスクは素人が思っている以上にあります。だからこそ、そのリスクゆえ、社債は定期預金よりも金利が高いわけですね。

具体的には、上記記事では以下のような債券が取り上げられております。



期間が異なりますので単純比較できませんが、概ね「格付け」と金利は連動しています。この中で目を惹くのはSBIホールディングスの1年もの社債でしょうか。格付けがBBBということもあるのでしょうけれど、1.66%というかなりの金利です。

ただこれは販売会社がSBI証券であり、かつ今回から抽選での販売に変更したように、やはり「客集め」の色が濃い商品と思われます。もちろん「客集め商品」だからこそオイシイはず、という考え方もあるかもしれませんが、抽選に当るのはかなり狭き門でしょうから、現実的には運用先に加えるのは難しそうですね。

それ以外には・・・ポーランドの4年1.25%の金利が魅力的ですかね?サムライ債ということは「円建て債券」ですので、為替リスクはありません。

ポーランドの信用力はイマイチよくわかりませんが、格付けがA−なら問題ない・・・のですかね?今のところヨーロッパで債務問題がクローズアップされているのはギリシャ、ポルトガル、アイルランドなどの南欧諸国ですから(アイルランドは厳密には南欧ではないのでしょうけれど)、東欧諸国であるポーランドは大丈夫だと思うのですけれど・・・どうなのでしょう?

やはり社債にせよ国債にせよ、リスクが少ないか多いかは別にしてゼロではないわけですから、しっかり自分で確かめることが必要ですね。

そういった点では、債券の初心者は、まずは日本の個人向け国債から始めるのが無難ですね。オススメは記事でFP氏が指摘しているように個人向け国債の10年変動金利です。10年は長いと思うかもしれませんが、いつでも解約できてペナルティもあまりありませんから、余裕資金の受け皿としても良いですね。

また変動金利ですので、これから金利が上昇した場合に一緒に金利が上昇するのも魅力と言えます。ここから金利が上がることはあっても下がることはないでしょうからね・・・。

10年変動金利タイプの残念な点は年4回しか発行しないことですね。次回は9月の発行です。これが毎月発行になればかなり利便性が上がるのですけれど。前回の6月の販売は好調だったようですし、今後は毎月発行も検討されるかもしれませんね。

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