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定期預金関連ニュース

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2011/8/4 <JCASTニュース>

「和牛オーナー」安愚楽牧場が経営悪化 もともとビジネスモデルに無理あった?


「和牛オーナー制度」で知られる安愚楽牧場(本社:栃木県)が経営悪化を理由に、全国3万人のオーナーや取引先への支払いを休止している。福島第一原発事故の影響で出荷規制があったり、牛肉価格が下落したことが原因だと牧場では説明している。


2011年8月2日に細野豪志・原発担当兼消費者担当相が同牧場も賠償の対象となる可能性を示唆したが、「和牛オーナー制度」問題に長く取り組んできた紀藤正樹弁護士は、初めからこのビジネスモデルには無理があったのではないかと推測する。


「和牛預託商法」、同業者は過去に次々と経営破綻 

安愚楽牧場は1981年に設立。現在は全国40ヵ所に直営牧場と338ヵ所の委託牧場で14万頭以上の黒毛和牛を飼育している。


ここの「オーナー制度」は和牛を出産・飼育するための出資を募り、生まれた子牛を買い取っている。子牛の買い取り価格から諸費用を差し引いたものがオーナーに「金利」として渡される。その「金利」は年に5%から7%ほどで銀行預金に比べれば高利回りだと人気になった。


同牧場のような「和牛預託商法」に参入する業者が相次いだが、1990年後半にその殆どが採算が取れず経営破綻。中には資金を集めるだけで配当をせず、出資法違反や詐欺容疑で摘発される業者が出るなど大問題になった。


紀藤弁護士によれば、「和牛預託商法」を行っていた殆どの業者が破綻したのは、このビジネスモデルが最初から無理があったため。一般的なファンドの場合、投資先を複数にすることでリスク分散させながら利益を追求するが、「和牛預託商法」の場合は投資が牛だけ。伝染病が蔓延したり、牛肉価格が下落したりすると一気に立ち行かなくなる。そうした中でなぜ、安愚楽牧場だけが生き残りオーナー達に配当金が支払われていたのか。


オーナー救済のための弁護団を立ち上げへ

「経営悪化の原因は原発事故でのセシウム問題と説明していますが、それは経営悪化を発表するきっかけにすぎず、実はかなり前から悪かったと考えられるんです」紀藤弁護士はこう見る。2001年には国内でBSEが発症したほか、続いて伝染病の口蹄疫、最近では生食による死亡事故、そして原発事故と続いた。しかも、ここ10年間牛肉価格の下落が続いていて、市場も縮小している。


東京商工リサーチの発表によれば安愚楽牧場の11年3月時点の負債額は619億円。10年度の売上げは1027億円だった。


紀藤弁護士はオーナー達に支払われていた配当金の出所について、仮に利益から分配されたものではなく、新規オーナーからの出資金を回したものだとすれば大問題だ、とも指摘し、


「早期に弁護団を立ち上げオーナー達を救済するために動き出さなければならない」と話している。

編集部からのコメント

先日、安愚楽牧場のバナー広告を見た覚えがあります。そんなに昔じゃないですね。1ヵ月前とか。「へー、まだやっているんだ」というのが、率直な感想でした。多くのこういった投資系の会社はリーマンショック後の金融危機で淘汰されましたから、まだ生き残っているというこは「よく知らないけれど、それなりに儲かっているのかな?」と思ったものです。

が。

8月に入って、取引先への支払いが滞っているようですね。破綻間近か、実質的に破綻している状態なのかもしれません。

その経営が誠実なものだったのかそうでないかは、記者は素人ですのでよく分かりませんが、少なくとも破綻直前までオーナーを募集していたとすると無責任だし、不誠実といわざるを得ないですね。

実際、安愚楽牧場へ投資している方のブログを見てみると7月にも、利回り4%+αで出資を募る手紙がきたようです。それだけ資金繰りが悪化していた、ということでしょうけれど、やはりこの姿勢は大いに問題ありです。

ただ一方で、こういった投資話というのは浮かんでは消え、消えては浮かび、決してなくなることはありません。それだけ低金利で運用難、ということもあるでしょうし、誰もがそういった高利回りに弱い、ということもあるのでしょうけれど、世の中にはウマイ話はないということを肝に銘じる必要があります。

もちろん絶対ないということもないのでしょうけれど、普通は誰にも教えません。

記者なら絶対教えないですね。もう1人占めです(笑)。

あろうことか、新聞や雑誌、WEBで広告したりするはずがありません。やはりそういうウマそうな話にはウラがある、と思ったほうがいいですね。

基本的に押さえておかないといけない点は、日本ではお金がジャブジャブ余っている、という事実です。もちろん記者のフトコロや、多くの読者のフトコロで、お金がジャブジャブしていることはないと思います。ではどこにお金が余っているかと言うと、銀行の金庫の中ですね。

銀行に預金が集まってくるものの、全然貸出先がないわけです。先日の記事では信用金庫だったかの貸出率が50%を切った、というものがありました。なんと集めた預金の半分も貸し出しに回せていないわけです。

となると金融機関は、儲けがどんどん減ってしまいますから、お金を貸したいわけですね。世の中の金利は今、どれくらいでしょうか?ほとんどの期間の金利が1%を切っていて、10年の長期金利でも1%を上回るかどうか、という状態です。

普通の黒字企業であれば低金利でいくらでもお金が借りれるのではないでしょうか?仮に担保があれば金利はもっと低いでしょうしね。

だとすると、上記記事によれば、この和牛商法は年5%〜7%の利回りを謳っていたようですが、なぜそんな高利回りを払ってでも、安愚楽牧場が資金を集めたかったのか、そのメリットは何なのかを理解する必要があります。

牛オーナーの仕組みがよく分かりませんが、仮に3%〜4%の割合で自分の牛が死んでしまうとか、子牛の売却価格によっては元本割れを起こす可能性があるなど、ビジネスリスクが投資家に転嫁される仕組みなのであれば、利回りが適切かどうかは別にして、安愚楽牧場側にもメリットがありますし、投資家から見ても、一応、リスクとリターンが比例しているといえます。ローリスク・ハイリターンはありえないですからね。

一方で、そういったリスクが曖昧だったり、あるいは確実に儲かるように見えたり、ほとんど元本保証的に運用されていたのだとすると、かなり怪しくなってきますね。

安全確実に儲かるのであれば、上記のとおり銀行借り入れで済ませればいいわけで、それでもなお高利回りで集めているのだとすれば、「ネズミ講」、つまり新しい投資資金で、古い投資資金の利払いに充てていた可能性が高くなります。

繰り返しになりますが、世の中にウマイ話はなく、仮にあったとしても決して教えてくれたりしませんから、特にこの低金利の時代に、利回りが5%とか10%とか言う話には決して乗らないようにしないといけませんね。

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