2015年4月15日時点で復興応援国債を1千万円以上保有する個人に1万円金貨を贈呈。100万円以上保有する個人には1000円銀貨を贈る。その代わり、当初3年間の利率は個人向け国債の下限(0.05%)に固定する。
金貨・銀貨ともに、裏面には大津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」が描かれている。金貨の表面には東日本の地図とハト、銀貨には大漁船と稲穂をあしらった。記念貨幣は今回も含めて4回発行する予定で、2回目以降の表面のデザインは一般公募する。
3月となりましたが、3月は年に4回発売される個人向け国債「変動10」と「固定5」が発売される月ですね。今回も、12月に引き続き東日本大震災の復興費用を賄う「個人向け復興債」として募集しております。具体的な募集条件は以下の通りです。
◆個人向け国債
固定3年 : 0.12%
固定5年 : 0.27%
変動10年 : 0.64%
この中では、特に魅力的なのが「変動10」でありまして、その名の通り、期間10年の変動金利の国債です。半年毎に金利が見直されるので、今後、金利が上昇してもそのメリットを享受できるというなかなかオイシイ商品です。
通常、半年毎に金利が見直されるということは、「6ヶ月もの定期」を自動継続しているイメージとなりますので、金利も「6ヶ月もの定期」と似たようなものになる、というのが金利の常識です。今の6ヶ月もの金利といえば・・・おそらく0.03%程度ではないかと思われます。
ところが・・・この変動10年タイプは、上記の通り0.64%ということですから、約20倍ですね。6ヶ月もの定期どころか、5年もの定期の金利をはるかに上回る高金利です。変動金利でありながら、これだけの高金利がつくというのは、相当魅力的な商品性であるのは間違いありません。
ネックとなるのは10年という期間の長さですが、これも利便性が考慮されていて、1年経てばいつでも中途解約ができ、そのペナルティも2回分の利息=1年分の利息相当分のみですから、2年も運用すれば、十分元が取れます。
たとえば3年後に解約した場合、利率が3年間ずっと今の0.64%と仮定すると、ペナルティを払っても、トータルでは約0.43%の高金利ということになります。なかなかですね。
仮に5年後に解約した場合であれば、ペナルティを考慮してもトータルでは約0.51%の利回りですね。ネット銀行の定期預金と比較しても相応の高金利です。
今回を逃せば次回は6月ですね。検討されてはいかがでしょうか。
ちなみに今回は上記記事にもある通り、既存の3商品に加え、「個人向け復興応援国債」もラインナップされております。具体的な条件は以下の通りです。
◆個人向け復興応援国債
変動10年 : 0.05% ※当初3年間
「応援」と銘打たれている通り、当初3年間はかなりの低金利であり、その分を被災地の復興支援に充てるという仕組みになっています。通常の「変動10」は0.64%ですからね。そこから考えれば、思い切った低金利になっています。
しかしながら、ただ低金利なだけでなく、そうした低金利への御礼として、3年後の復興応援国債の保有残高に応じて記念金貨・銀貨がプレゼントされる特典が用意されております。具体的には以下の通りです。
・2015年4月15日時点で保有する復興応援国債の残高が・・・
1,000万円毎に : 1万円金貨プレゼント
100万円毎に : 1,000円銀貨プレゼント
この特典を金利換算しても、通常の「変動10」との金利差を全く埋められませんが・・・これはやはり経済合理性ではなく、その趣旨に賛同して利用すべきものなのでしょうね。
なおいつもの通りでありますが、個人向け国債について、マネックス証券と楽天証券では以下のようなキャンペーンを用意しております。どうせ購入するなら、こういう特典が充実している金融機関を選ぶのが良さそうです。
50万円以上購入 1,000円プレゼント
100万円以上購入 2,000円プレゼント
200万円以上購入 4,000円プレゼント
300万円以上購入 6,000円プレゼント
400万円以上購入 8,000円プレゼント
500万円以上購入 10,000円プレゼントなど
10万円以上購入 300円分ポイントプレゼント
50万円以上購入 1,000円分ポイントプレゼント
100万円以上購入 2,000円分ポイントプレゼント
200万円以上購入 4,000円分ポイントプレゼント
300万円以上購入 6,000円分ポイントプレゼント
400万円以上購入 8,000円分ポイントプレゼント
500万円以上購入 10,000円分ポイントプレゼントなど
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>>>楽天証券/個人向け国債ページ
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