2000年以降、異業種からの銀行の新規参入が断続的に続いていますが、昨年、開業し順調に業容を拡大しているように見えるのが、大和証券グループのネット銀行である、大和ネクスト銀行です。既に預金残高は1兆4,000億円に達したようですからものすごいスピードですね。
恐らく、親会社である大和証券の顧客の囲い込みに成功している面があるのではないかと思いますが、そうだとすると証券会社と銀行子会社との相性はなかなか良さそうです。
預金残高を順調に伸ばしているネット専業銀行の代表格といえば住信SBIネット銀行ですが、こちらはSBI証券グループですしね。
さてそんな大和ネクスト銀行ですが、上記記事にあるとおり2015年3月期、つまり3年後には預金残高を5兆円まで拡大する目標を示したようですね。5兆円といえば大手地方銀行並みの規模となります。そこまで拡大すればいよいよネット専業銀行も次のステージへ上がることになりますが達成は可能なのでしょうか?
ポイントとなるのはやはり金利ということになりますが、今週から開業1周年を記念して金利を少しアップしていますね。最新の金利は以下の通りです。
◆大和ネクスト銀行/円定期預金
・6ヶ月 : 0.25%
・1年 : 0.30%
・3年 : 0.30%
・5年 : 0.35%
開業当時の金利には及びませんが、金利の低下が進んでいる現状ではなかなかの金利水準ですね。ねらい目とすれば期間が短めの1年ものや6ヶ月ものと言えそうです。
こうした比較的、高金利を続けていれば預金残高5兆円も十分視野に入ってくると思いますがどうでしょう?定期預金ユーザーとしても高金利を期待したいと思います。
ちなみに金利の低下が著しい今日この頃ではありますが、1年ものの市場金利がどうなっているかと言うとこんな感じですね。
長期金利が大きく低下していることに比べれば意外に低位安定していますね。0.34%前後という水準です。高金利の目安は今のところこの水準ということになります。
金利が上昇するのはまだまだ先のようですね。
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