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定期預金関連ニュース

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2012/5/24 <日経ウーマン

[貯金・定期預金コラム]断捨離してはいけない時とは


「会社以外で働く」シミュレーションを

 今の仕事、今の生活は永遠には続かない。非常時に備え、ひとつの仕事、ひとりの人間だけに頼ることなく、選択肢は常に複数持って生きる――。

 これは、“負けない組”の基本姿勢ですが、この視点に立てば、会社で働いているときから、自分の仕事をアウトソースしたらどうなるか?を考え、独立の準備をしておくというのも一案です。日頃からそのような視点を持っていれば、失業後にフリーランスとして働く選択肢も開けてきます。

 たとえば人事系の部署にいて採用や研修を担当したり、外部に発注した経験がある人ならば、自分が「発注される立場」になることを考えてみるのです。今はこうした業務をアウトソースしている企業も多いですから、採用のコンサルや人材育成のコーディネートなどの仕事をフリーランスで請け負うことができそうです。

 起業する場合、人脈づくりも成否の肝になります。が、起業していきなりクライアントが100社必要ということはありません。定期的に3、4件の仕事があれば、とりあえずのスタートを切ることはできます。

 では、最初の3、4件をどう作るか?

 できれば会社勤めをしている間に、休日や夜の時間を利用して、これから起業を考えている仕事――例えばコンサルティングや何か教える仕事のようなもの――を収入面は考えずに請け負ってみましょう。

 前回、人脈作りの方法としてボランティア活動をおすすめしましたが、ここでも、ボランティアやNPOがよい活動の場になります。

 多くのNPOには企業と同様の業務が発生していますが、ほとんどの組織で人材が不足しています。ここで、あなたが会社でやってきた業務を役立てることができれば、NPOにとってもあなた自身にとってもメリットが生まれ、一石二鳥です。

 たとえば、マーケティング部門で顧客調査の設計、集計、分析などをやっている人なら、同じような仕事がNPOでも発生しますからそれを担当できます。広告の仕事に携わっている人ならメディアとのつながりも多いでしょうし、たとえばチラシなどをつくるとき、「こういう発注内容なら△△社がいい」と的確な判断ができたり、コストや納期の交渉もスムーズにできるでしょう。

 営利目的でないNPO活動で「会社以外で働く」シミュレーションをするのは、もし会社に兼業禁止規定があってもボランティアであれば問題ありませんし、ほどよい緊張感もあり、起業する際の大きな財産になります。

「断捨離」は非常時に向かない

 備えのある自分になるには、気になることをなるべくリアルにシミュレーションしておくことが大切です。しかし、低温や長雨による野菜の価格高騰、豪雨による土砂災害、そして大きな被害を生んだ竜巻……と、日本は今まで考えもしなかった変化にさらされ、「いざ!」に備えたくても対応しきれない場面が増えてきています。

 「備えとは、経済的な備え、精神的な備え、人的な備えである」と前回ご紹介しましたが、これからの時代はこの3つに加えてさらに「物的な備え」も必須になると感じています。

 お金があってもいざというときに必要なものが買えない場合があります。東日本大震災のとき、都内でも一時的に、水、米、トイレットペーパー、カップ麺、缶詰、電池などが品薄になりました。あのとき私たちは現金が万能ではないことを思い知りました。

 「断捨離」ブームで「必要なものだけを持つ暮らし」がステキとされ、「ものは持たなければ持たないほどいい」という考え方が一般化したように感じます。確かに部屋は片付いていたほうが気持ちいいですから、見えるところに出ているものを少なくする工夫はしたほうがいいでしょう。

 しかし、納戸や物置など、「日常的には使わないけれど緊急時に使うもの」の保管場所は、ぜひ持つべきだと思います。何も大きな「お蔵」がなくてもいいのです。押し入れ半間分でも備蓄スペースを持つことが大切なのです。

 「いつか使うものは、実際には使う機会はないものだから捨てましょう」というのが断捨離のスタンスですが、「いつか(非常時に)使うもの」はきちんと「いつか使うもの」とわかるラベルを貼り、いざという時にすぐ使えるようにスタンバイさせておく、と考えたほうがいいと思います。

 私自身は日頃から物を貯め込み過ぎて周囲に嫌がられているのですが(笑)、震災のときには、帰宅困難になった知人の宿泊のために毛布、タオルや洗面用具など、これまで使わずに保存していたものが、とても役に立ちました。

 「平常時」は考え方も生活もシンプルが心地よいのですが、実は「平常時」は「非常時」と常に隣り合わせ。いざという時には1枚扉をあければトラブルに対応するための知恵なり、非常用品が用意されているような“バックヤード”のある生活も見直したいところです。身軽でいられるのは平時だけなのです。予期せぬ不便を強いられる有事には、日頃の備えが精神面でも物質面でも大きな救いになることでしょう。

「負けない組」心得

断捨離は非常時には向かない。「想定外」が言い訳にならない時代には、少しの余裕を心がけた“バックヤード”のある暮らしを!

編集部からのコメント

今回も、雑誌「日経ウーマン」に掲載されている、FP福沢恵子女史による「負けない組」をテーマとした連載から取り上げたいと思います。

ちなみに「負けない組」とは聞きなれない言葉ですが、筆者の方によれば、「勝つことはできなくても、日常をなるべく平穏に過ごし、いたずらに負けを背負い込まない。そして、ピンチに陥ったときにどん底まで落ちてしまわない備えのある自分を目指す生き方」ということですね。

「ピンチに陥ったときにどん底まで落ちてしまわない備えのある」状態というのは誰にとっても好ましいと思いますので参考になるのではないでしょうか。

先週取り上げたコラムでは、
「1年分の生活費を貯金する」と、「人的な備えのつくりかた」の2つのアドバイスが述べられておりましたが、今回は後者の「人的な備え」の具体的な実践方法と、もしもの時の「物的な備え」についてコメントされています。

まず「人的な備え」ですが、「負けない組」の基本姿勢として、独立の準備をしておくというのも一案であり、その肝として人脈作りが必要とのことですね。また、起業にあたり何も100社のクライアントが必要ということではなく、定期的に3、4件の仕事があれば、スタートを切ることができる、とのことです。

全くその通りだと思います。

ではどうやってその「3、4件」の取っ掛かりを作るのか、ということですが、前回同様、ボランティアやNPOが推奨されております。前回はボランティアで人脈作りをする、という点に少し違和感を感じたわけですが、今回はもう少し丁寧に説明されておりまして、

・多くのNPOには企業と同様の業務が発生しており、会社でやってきた業務スキルを役立てるチャンスがある
・メディアとのつながりやビジネス判断の訓練、コストや納期の交渉スキルを身につけるチャンスがある
・会社に兼業禁止規定があってもボランティアであれば問題ない

ということですね。こう聞くと確かに、ボランティアにも人脈作りのチャンスが大いにありそうです。とは言いながら、単に構成員となるだけではダメでしょうから、しっかり目的意識をもって、そうした訓練にもなるポジションを積極的に取りにいく姿勢が必要ということになるのでしょうね。

かく言う記者自身はボランティアやNPOの経験は皆無に等しいのですが、全く知らない領域で事業を起こそうと思うと、同じ業種の会社に転職するのも1つの手ではありますが、リスクを少しでも減らそうと思うと、まずは関連のNPOに参加するのは有用そうですね。参考にしたいと思います。

次に「物的な備え」として、「日常的には使わないけれど緊急時に使うものの保管場所はぜひ持つべき」とアドバイスされています。これはどうでしょう!?分かるような気も分からないような気もします。

世の「断捨離」ブームに対するアンチテーゼということだと思いますが、そもそも「断捨離」できる人はどれくらいいるのでしょうね?そもそもなかなか「断捨離」できないからこそブームになっているのではないでしょうか?

ダイエットがいつまでもブームであるのと同じ理由ですね。みんなが簡単にダイエットできるのであればダイエットブームは起こりません。

多くの方は結構、日常的に使わないものが家の中でどっさり眠っているのではないですかね?記者も全く断捨離できておりません。あえて言えば「保拾緒」という感じですね。誰がうまい読み方を考えてください(笑

そんな訳で後段については、「断捨離しすぎ」が気になる方のみ参考にしてみてください。

とは言いつつ、「負けない組」として、日ごろから、経済的な備え、精神的な備え、人的な備えに加え、物的な備えをしておくべし、という考え方自体は素直に賛同できますね。

ご自分の「備え」が十分かどうか、これを機会に見直してみてもいいかもしれませんね。

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