［定期預金ニュース］人気の個人向け社債の第二弾　応募期間はやっぱり２日間　／　定期預金関連ニュース

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人気の個人向け社債第二弾　応募期間はやっぱり２日間

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2012/7/24　＜ＮＨＫオンライン＞

個人向け社債発行額が高水準

　金利の低下を背景に、新たな資金運用の手段として個人が購入できる社債の人気が高まり、先月までの半年間の発行額が同じ時期としては過去２番目に高い水準になりました。

　調査会社の「アイ・エヌ情報センター」によりますと、国内の企業が先月までの半年間に発行した個人向け社債の金額は、去年の同じ時期より９３％増えて８０５１億円となりました。

　１年の前半としては過去最高だった平成２１年に次いで、これまでで２番目に多い金額となります。これはヨーロッパをはじめ、海外経済の先行きへの不透明感などによって比較的安定しているとされる日本や海外の国債が買われ、金利が低下してきたことが背景にあります。

　今後も海外の経済情勢などによって、個人の資産が社債に向かう動きが続きそうです。

（抜粋）

編集部からのコメント

先日も取り上げた個人向け社債ですが、再度説明するとこういう商品性となります。

一般的な社債は一口１億円以上だったりと大口の機関投資家向けに発行されていて、庶民には縁遠い商品なわけですが、個人向け社債はそれを「一口１０万円以上」など、個人にも買いやすい金額に設定されています。

発行企業からすれば小口にするのは管理が手間と思われますが、個人向けにすれば少しは金利を低くできたり、あるいは見込み客の獲得や接点の拡大、知名度アップなどのメリットがあるのかもしれませんね。

さてその社債ですが、そもそもどういう商品かと言うと、利率が決まっていて、満期になれば元本と利息が返ってくるという意味では定期預金に似た商品ですが、預金保険の対象ではありません。

これはつまり、もし万が一、その社債を発行した企業が破綻してしまうと元本が大きく割れてしまう可能性が高い、ということです。そうしたリスクと引き換えに定期預金と比べると金利が高いのが特徴です。

預金をローリスク・ローリターン、株をハイリスク・ハイリターンとすると、社債はミドルリスク・ミドルリターンという感じですかね？その点では、「運用初心者」「投資初心者」に向いた商品と言えるのかもしれません。

その個人向け社債の中でも、特に人気が高いのが、ＳＢＩ証券が取り扱う、「ＳＢＩ債」であります。先日、半年以上ぶりに募集されましたが、抽選である上に応募期間が７月４日（水）１２時から７月５日（木）１７時までという、かなり間口の狭い募集方法となりました。

その「ＳＢＩ債」が７月２５日（水）から再募集されるようです。何で１回で集めなかったのでしょうね？

今回の募集条件は以下の通りです。

◆ＳＢＩ証券「第２５回ＳＢＩ債」

正式名称　：　SBIホールディングス株式会社2013/8/6満期1.60％円建社債（第25回SBI債）
発行体　：　SBIホールディングス株式会社
期間　：　1年
格付　：　BBB（R&I)
利率　：　年1.60％（税引前）
申込単位　：　額面10万円以上、10万円単位
売出期間　：　2012/7/24（火）～2012/8/2（木）
抽選申込期間（ネットのみ）　：　2012/7/25（水）12：00～2012/7/26（木）17：00
発行額　：　200億円

格付けはＢＢＢと、響きどおり決して高いというわけではありませんが、「ＳＢＩ」という親しみやすさに加えて、なんと言っても期間１年で１．６０％という高利回りが魅力です！

ただし前回の募集時からは発行額が１００億円上積みされた一方で、金利は少し下がっている点は注意が必要です。

また、「抽選申込期間」という記述がある通り、残念ながら今回も抽選のようですね。社債を購入するのに抽選というのもどうなのかと言う気持ちがしますが・・・。

さらに抽選申し込み期間は２５日の１２時から始まり、翌２６日の１７時には終了してしまいます。口座を持っていない方は間に合いそうにないですね・・・。まだ口座をお持ちでない方はとりあえず口座を開設し、次回に期待した方が良さそうです。

＞＞＞第２５回ＳＢＩ債の詳細はこちらから

ここで市場の１年もの金利をチェックするとこうなっています。

ＬＩＢＯＲ不正金利騒ぎの余波でもあったのかガクンと下がって０．３１％前後という水準ですね。定期預金の金利がこの市場の金利を上回ることは基本的にはありませんので、やはり０．３％台が今の１年もの定期の高金利の目安ということになります。