始まったばかりの2013年ですが、もう1月も下旬ですね・・・このまま気がつけば2013年が終わっていた、なんてことにならないよう有意義に過ごしたいものです。
定期預金も、この冬のボーナスシーズンは予想外に高金利のキャンペーンが出揃ったわけですが、いよいよ終盤戦ですね。お見逃しのないよう、目ぼしいキャンペーンがある方はしっかりキャンペーン期間を確認していただければと思います。
さて気になるのは2月以降のそうした高金利の定期預金キャンペーンが終了した後の金利、ということになりますが、それを占う市場金利はと言うと上記グラフのとおり、
・1年もので0.24%前後
・5年もので0.27%前後
ということですね。軒並み0.30%を切る水準まで下がっています。パっとしませんね・・・。
基本的には定期預金の金利がこの市場金利を上回ることはありませんので、こうした金利水準が続くのであれば定期預金金利は0.2%台に下落することになりますね。誠に残念な状況です。
実は年末以降、自民党政権を期待してか金利が上昇する局面があったりしたのですが、ここに来て急落していますね。その動きがより顕著なのが最も一般的な金利指標である長期金利=10年もの国債の金利でこのような推移になっています。
年末に上昇する一方で、年明け急落しているのがよく分かります。自民党政権による景気回復期待より、金融緩和による金利低下圧力の方が高いと判断されたのですかね?
加えて、自民党政権によって国債がバンバン増刷され、借金がバンバン増えるという懸念も少し後退した感がありますね。そうした判断が金利低下へとつながったのかもしれませんが、金利上昇を期待していた預金ユーザーの方からすればがっかりな状況と言えます。
とすると、来月以降の運用は、通常金利の中でも少しでも有利な定期預金を探していく、という姿勢に加え、いっそ定期預金は次の夏のシーズンまで諦め、とりあえず期間の短い預金でつないでいく、というのも有力な選択肢と言えるかもしれません。
ここ最近の当欄で何度も書いていて恐縮ですが、具体的にはSBI新生銀行の「2週間満期預金」と、東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」が人気ですね。どちらも1週間〜2週間で満期が来ますのでいつでも引き出せますし、自動継続にしておけば放っておいても利息がどんどん貯まっていきます。
かつ魅力なのは、こうした普通預金に似た利便性がありながら、金利がどちらも極めて高いですね。この2つの短期預金の現状の金利は以下の通りとなっています。
・SBI新生銀行「2週間満期預金」 : 0.20%
・東京スター銀行「スターワン1週間円預金」 : 0.25%
いつまでこの水準が維持されるかは分かりませんが、上記のとおり市場金利が0.3%を下回る中で、定期預金の金利が概ね0.2%台まで下がってくるのであれば、この0.20%〜0.25%という金利水準はかなりの高金利、ということになりそうです。
最新の金利はこちらから御確認ください。
>>>今月の定期預金金利比較・ランキング
金利がパっとしない中、高金利の定期預金キャンペーンも終了し、しばらく様子を見たいという方はこうした預金の利用をご検討ください。
ちなみに今月の定期預金の金利レンジをご案内するとこうなります。
・普通預金(含む1週間定期): 0.01%〜0.25%
・1年もの定期預金: 0.01%〜1.80%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.40%
・5年もの定期預金: 0.04%〜0.50%
>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)
高金利のものが多いですが、そのほとんどがキャンペーン金利ですからね。キャンペーンが終了となってしまえば全体の金利水準は大きく下がることになると思います。十分、ご注意ください。
2月・8月といえばニッパチと呼ばれ、消費が冷え込む時期の代名詞ですが、あえて逆張りでこの時期に定期預金キャンペーンが出てきたりしないですかね?かすかに期待しておきたいと思います・・・。
定期預金に関するあなたのクチコミを教えてください。クチコミは人気銀行を中心に順次掲載いたします。 メールの場合はこちらから |