毎月この記事を書くたびに月日の早さを実感するわけですが、来週終わりにはもう3月ですね。冬が終わり春が一歩一歩近づくことになります。確かに日差しも徐々に暖かさを増し、暗くなるのもだんだん遅くなってきた気がします。
とは言いながら気温の上ではまだまだ寒い日が続きますね。インフルエンザの流行は収まったのでしょうか?みなさん、どうぞご自愛ください。
さて春の訪れとともに凍りついた預金金利も雪解けを期待したいところですが、3月以降の定期預金金利を占う上で重要な足元の市場金利はと言うと、上記グラフのとおり、
・1年もので0.23%前後
・5年もので0.29%前後
ということで完全に凍りついたままですね。残念です。
特に1年もの金利にいたっては先月のこの時期よりさらに低下していますね。全くもってパっとしません・・・。
基本的には定期預金の金利がこの市場金利を上回ることはありませんので、こうした金利水準が続くのであれば定期預金金利も当面は「高くて0.2%台」ということになります。高金利かどうかの目安にしてもらえればと思います。
株価がこれだけ好調に推移していますので、金利も少しは上昇しても良さそうなものですが(金利と株価は基本的に連動します)、さらなる金融緩和に市場の関心が集まっている現状では、当面、金利上昇を期待するのは難しいかもしれませんね。
ちなみに最も一般的な金利指標である長期金利=10年もの国債の金利も0.74%前後とやはり低位安定しています。
今後、金利が上昇するとすれば、景気が大きく回復し、経済もインフレ気味となり、金融緩和政策の「出口」が見え始めることが必須条件ではないでしょうか?それがいつになるかは分かりませんが、少なくとも半年から1年以上先・・・なのでしょうね。
そうした冴えない金利情勢ではありますが、何度もご案内しているように2月は結構、魅力的な商品やキャンペーンが出てきましたね。
じぶん銀行は「デビュー応援プログラム」を再スタートさせ、新規客には3ヶ月ものが0.55%と破格の金利になっています。通常の3ヶ月もの金利も0.30%と高金利を維持しており、満期後も十分魅力的です。
住信SBIネット銀行も2月4日から新たに「冬の資産運用特別企画第2弾」を開始し、6ヶ月ものが0.27%、1年のが0.30%と高金利を維持したことに加え、新規口座開設客にはさらに1,500円がプレゼントされる特典も継続になっています。
また、いつ来るか分からない金利上昇局面まで流動性の高い預金に預けておきたい、様子を見たい、という方は東京スター銀行の「スターワン1週間預金」がおすすめですね。こちらは1週間で0.25%と、他の銀行の定期預金の金利を上回る驚きの高金利と、1週間ごとに引き出せる高い利便性が魅力です。
加えて、東京スター銀行と言えば、昨年秋以来、販売停止となっていた仕組み預金である「右肩上がり円定期」をついに販売を再開しましたね!こちらもかなりの高金利ですので、しばらく使わない資金をお持ちの方は検討されてはいかがでしょうか。
金利がパっとせず、魅力的な定期預金もどんどん減っている時期だからこそ、こうした少しでも魅力的な定期預金を利用したいものですね。
ちなみに今月の定期預金の金利レンジをご案内するとこうなります。
・普通預金(含む1週間定期): 0.01%〜0.25%
・1年もの定期預金: 0.01%〜1.80%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.30%
・5年もの定期預金: 0.04%〜0.40%
・3年もの仕組み預金: 0.15%→0.25%
・6年もの仕組み預金: 0.30%→0.50%
・10年もの仕組み預金: 0.70%→1.00%
>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)
市場金利の動きを見る限り、3月の定期預金金利が上昇する可能性は低そうですが、とは言いつつ株価を見れば分かる通り、折からの円安もあって日本経済は少しずつ少しずつ回復してきていますね。
金利も多少は上昇することを期待したいと思います。
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