4月となり春の訪れと共に、新年度がスタートするなど、「始まり」や「門出」と言った前向きな雰囲気に包まれる季節となりました。
日本経済もアベノミクスや異次元の金融緩和効果、さらには世界経済の確実な回復により、徐々に復調してきています。久しぶりにいろいろな意味で先行きの明るい春を迎えていますね。
一方で、そうした華やいだ季節に背を向け、孤独に冬眠を迎えようとしているのが・・・定期預金キャンペーンです。
季節的には冬のボーナスシーズンと夏のボーナスシーズンのちょうど中間期=閑散期に入っていることに加え、上記の通り金融緩和によって、ただでさえ低い定期預金の金利がさらに低下してきたからですね。
預金者もしばらく冬眠して様子見をするしかないのですかねぇ。
そうした定期預金が閑散期を迎える中、少数派ではありますが4月に入ってからも高金利の定期預金キャンペーンを継続している銀行はないわけではなく、その中の1つが、当サイトでも人気のじぶん銀行です。1月までは「デビュー応援キャンペーン」として期間限定のキャンペーンを断続的に続けてきたわけですが、2月からは「デビュー応援プログラム」として、恒常的に提供されるプログラムの形で再開しています。
締め切りを気にせず気軽に参加できるということですから、預金者にとってはうれしい制度変更ですね。その気になる優遇内容は以下の通りとなっています。
◆じぶん銀行/デビュー応援プログラム
・対象客 : 2013年2月1日(金)以降、新規に口座開設した客
・対象期間 : 口座開設月の翌々月末
・金利優遇 : 3ヶ月もの円定期預金の通常金利に+0.25%上乗せ
内容的には従来の「デビュー応援キャンペーン」がそのまま踏襲されています。
では具体的な金利がいくらかと言うと、3ヶ月もの通常金利が現状0.15%なので、新規客は0.25%上乗せされて0.40%になるということですね!なかなか積極的な高金利です。
ただし・・・3ヶ月もの通常金利が4月15日から、0.25%から0.15%へ低下してしまったのは残念な動きです。
2月以降、この3ヶ月もの通常金利は、0.40%→0.30%→0.25%へと下がってきたのですが、ついに0.1%台ですね・・・。もちろんメガバンクの3ヶ月もの金利はこの5分の1以下ですから、相対的には引き続き高金利であるのは間違いありませんが、数ヶ月前まで0.40%だったわけで、この短期的な金利低下にガッカリされた方は少なくなさそうですね。
特に3ヶ月前に口座を開設し、ようやく満期を迎えたら金利が大きく下がっていた、という方の失望感は大きそうです。ぜひここを「底値」にして、夏のボーナスシーズンに向けて、じぶん銀行の通常金利が上昇することを期待したいと思います。
ちなみに短期間の定期預金なら、東京スター銀行のスターワン1週間円預金がお勧めです。こちらは1週間で満期が来るという利便性もさることながら、どれだけ世の中の金利が下がっても、0.20%という高金利をずっと維持している点が魅力です。
単純比較はできませんが、いろいろな預金を目的に応じて使い分けてみるのもいいのではないでしょうか。
ここで 市場の1年もの金利をチェックするとこうなっています。
今月発表された「異次元の金融緩和」以降、市場金利は動揺していますが、1年もの金利はなぜか上昇し、足元では0.26%となっています。
大規模な金融緩和発表により金利が上昇する、というのは何ともおかしな話ですが、仮にこうした傾向が続くのであれば、いよいよ定期預金金利も下げ止まることになります。
果たしてどうなるでしょうか?今後の金利動向に注目ですね。
・・・とは言いつつ、もちろん短期間で金利が大幅に上昇することはないでしょうけれど・・・。
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