気がつけばあっと言う間に2014年となっていましたね。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
さて1月といえば、ボーナスシーズンの余波が続いている時期でありまして、各銀行の定期預金キャンペーンも概ね出揃いましたね。
有識者によれば冬のボーナスが支給される12月より1月の方が定期預金商戦は盛り上がる、という指摘もありますが、思いのほか高金利の定期預金キャンペーンが出揃った今シーズンは、定期預金を利用するには絶好のタイミングといえます。
ちなみに年明け、市場金利はどのような推移となっているかと言えば、いつものように1年ものと5年もの市場金利はこのような動きとなっています。
◆1年もの市場金利
◆5年もの市場金利
どちらも昨年の夏場以降、大きく低下してきたわけですが、ここにきてやや回復の兆しが見えていますね。ありがたいことです。
ただし、具体的な金利に目を向けると前者が0.21%、後者が0.40%ということで、多少回復したとは言え、引き続き低水準にある状況に変わりはありません。
やはり積極的な定期預金キャンペーンが実施されている間に、そうした高金利の定期預金を利用するのが得策だと言えそうです。
そのように意外にも有利な定期預金が出揃ったこの冬のキャンペーンですが、中でもトップクラスの金利設定となったのが、先日も取り上げた静岡銀行インターネット支店の円定期預金プレミアム金利ですね。詳細は以下の通りです。
◆静岡銀行インターネット支店/円定期預金プレミアム金利
・キャンペーン期間 : 平成25年11月1日(金)〜平成26年2月28日(金)16:00まで
・対象者 : 個人客/しずぎんインターネット支店の取引に限る
・対象商品 : スーパー定期 6ヵ月もの ・ 1年もの ・ 3年もの ・ 5年もの
・条件 : 新規に預け入れたものに限る。期間中に自動継続された預金は対象外。
・適用金利 :
6ヶ月/年0.20%
1年 /年0.35%
3年 /年0.35%
5年 /年0.45%
・預入金額 : 10万円以上
・募集金額 : 2,000億円(期間中であっても、募集金額に達した日をもって終了)
1年もので0.35%ということですが、これは当サイトで取り上げている1年もの定期預金の中では現時点でトップの金利設定となっています。
さらに今回のプレミアム金利では、5年もの0.45%も追加されていますが、こちらもトップクラスの金利ですね。上記の通り、市場金利が1年もので0.21%前後、5年もので0.40%という現状では、どちらもそれを上回る「赤字覚悟」の金利水準と言えます。
では、静岡銀行が必死にならないと資金集めできない銀行かと言うと全く逆です。規模としては日本のベスト3に入る「メガ地銀」ですし、財務内容も「バブルに踊らなかった堅実経営」で有名ですね。株価も相対的に高いです。
つまり、高金利に頼らなくてもよい十分な信用力があるわけですが、それでもここまで積極的な金利をつけたということは・・・上記プレミアム金利が「インターネット支店限定」であることから分かる通り、それだけ、このインターネット支店の規模拡大に注力している、ということなのでしょうね。
要するに、主戦場である静岡エリアだけでなく、それ以外の地域でも顧客基盤を確立しようということではないかと思います。
いずれにしても預金者からすればこの機会を有効に利用したいものです。
注意点を挙げるとすれば、上記の通り「インターネット支店限定」であることと、募集金額が2,000億円を上限としている点ですね。
これが多いのか少ないのかは分かりませんが、競合している銀行より一段高い金利である点を考慮すれば、キャンペーン期間終了を前に「売り切れ」となる可能性は十分あります。ご注意ください。
加えて、今のところ夏と冬に定期預金キャンペーンを実施していますが、それ以外の時期では通常金利はそれほど魅力的ではなかったと思いますので、ボーナスシーズン以外の時期に利用しようと思われている方には不便な面があるかもしれません。
参考になさってください。
>>>静岡銀行インターネット支店/円定期預金プレミアム金利について詳しくはこちら
ちなみに毎回ご案内していますが、「もう少し金利動向を見てから考えたい」という方には東京スター銀行のスターワン1週間円預金がお勧めです。こちらは1週間で満期が来るという利便性もさることながら、0.20%という高金利が魅力です。
>>>「スターワン1週間円預金」の最新金利はこちら
こちらも参考になさってください。
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