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貯金・定期預金コラム:
投資は本当に簡単?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。今回、取り上げる記事はこちらです。
2014/7/24 <マイナビ

投資家ウォーレン・バフェットが教えるお金のレッスン




※抜粋

編集部からのコメント

もうほとんどの会社でボーナスが支給されたのではないかと思いますが、みなさん、定期預金などの運用方法はお決まりでしょうか?

これから本格的に夏休みを迎えるわけですし、 お盆のタイミングで帰省される方も少なくないと思います。つまりはまだまだ出費が続いていくわけで、余裕資金の運用は夏休みが終わってから、と考えている方も多そうですね。

日本経済のためにも、そしてめぐりめぐってお勤めの会社の売り上げのためにも、メリハリをつけながら、よく消費し、よく預金していただければと思いますが、一方で久しぶりに株式運用等の投資に挑戦しようと考えている方もおられるかもしれません。

先日の報道によれば、投資信託の残高が過去最高になったとか。NISA口座の開設も順調なようですね。世間一般として、今のところ投資が大いに盛り上がっているとか、株で大金持ちになったという話を聞きませんが、われわれの知らないところで(?)、投資人口は着実に広がっているのかもしれません。

しかしそういう意味では、2013年は株価が概ね「倍」になったわけで、信用取引をしている人などの中には金融資産が10倍くらいになった人もおられると思いますが、全く話題になりませんね。

最近テレビでよく見かける元棋士の有名なあの方も、株式運用よりは、その優待券を利用した生活で有名になった感があります。

株価が「倍」になったと言ってもまだリーマンショック前の水準に届いていないという現実がそうした「成金」の登場を阻んでいるのかもしれませんが、もし視聴者の方でもそうした成金に対する興味を失いつつあるのだとすれば面白いですね。

今の若い世代はお金に対してクールですし、逆にガツガツしてきたバブル経験組も40〜50歳を超え、そろそろお金に対する執着が薄れてきているとしても驚きません。

今後、株価が今の足踏み状態から上昇に転じ、株式市場全体が過熱してきた時にも、日本社会が今の大人の落ち着きが維持できるのかどうかという点も興味深いところです。

さて話がそれっぱなしですが、その投資に関して上記記事では「投資家ウォーレン・バフェットが教えるお金のレッスン」 として、世界最大であり世界最高でもある投資家バフェット氏のアドバイスが紹介されています。

つまり、「投資は簡単」であり、「現金の10%を短期国債に、残りの90%をインデックスファンドに投資するだけ」ということです。そして最後に「投資したことは忘れろ」=10年以上、塩漬けにしておくべし、とのことですね。

確かにこの投資方法なら誰でも簡単に運用できます。では実際に彼の言うインデックス=アメリカS&P500の株式指数はどのように推移しているかと言うとこうなっています。



多少の紆余曲折があるものの、基本的には右肩上がりでずっと上昇してきたことが分かります。 ざっくり言うと

1985年:  200
1995年:  500
2005年:1,200
2014年:2,000

といった感じです。つまり10年で2倍になってきたわけですね。リーマンショックをはさんだ2005年→2014年という期間でも大きく上昇しているのが印象的です。

確かにこういう株式市場をホームグラウンドに持つ投資家に対しては「インデックスファンドに投資して放っておけ」というアドバイスは有効そうです。

では翻って日本の株式市場はどうなっているかと言うとこうです。



つまり・・・残念なくらいに右肩下がりなわけです。指数を抜き出すと概ねこのような推移です。

1985年:12,000円
1995年:19,000円
2005年:11,000円
2014年:15,000円

この区切り方だとちょうどバブル絶頂期の80年代後半の株価上昇が割愛されますのでまだマトモに見えますが、それでも95年の約1万9,000円というレベルを依然下回って推移していることがよく分かります。

また、上記の通りリーマンショックの株価水準をいまだ回復していないわけですが、具体的に当時株価がいくらだったかと言うと18,000円程度だったわけですね。こうした株価を上回ってくると、いよいよ日本でも株式投資が盛り上がってくると思うのですが、いかがでしょうか?

もちろん、投資の初心者が儲かるためにはあまり盛り上がりすぎないほうがいいわけですが・・・。

いずれにしても日本の株式相場の動きを前提にすると、バフェット氏が指摘する「投資は簡単」であるという主張も、「現金の10%を短期国債に、残りの90%をインデックスファンドに投資」し、「投資したことは忘れろ」=10年以上、塩漬けにしておくべし、というアドバイスも残念ながら全く有効ではない、ということですね。

ちなみにバブル崩壊後の資産運用として日本で最も成績がよかった金融資産の1つが定期預金ですね。そもそもバブル崩壊直後はまだ金利が高かったですし、その後金利は低下してきたものの、物価もマイナス=デフレとなりましたから、定期預金の相対的な利回りは実質的に維持されてきました。

つまり金利が0.1%でも、物価が年1.0%低下していたら、この定期預金の実質利回りは0.1%+1.0%=1.1%になる、ということですね。

だから「日本では株式投資は絶対ダメで、定期預金が絶対イイ」・・・とは言いませんが、少なくとも「投資は簡単」ではないということですね。

特にみなが株式投資に参戦し、株式市場が過熱しているタイミングでは、最終的に勝ち続ける可能性は極めて低くなります。

そうした点を考慮して、ご自身の資産運用方針をじっくり検討していただければと思います。

なお上記記事の本文はもっと長いわけですが、その中で「預金」に関するアドバイスとして「お金を使った後で、残った分を預金するのではない。預金したあとで、残った分を使うのだ。」という言葉が紹介されています。

これに関しては記者も全く同感です。

とするとボーナス資金も、これからもろもろのイベントで使う前に「先に預金に預け入れてしまうべし」、ということになりますね。

参考になさってください。



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