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貯金・定期預金コラム:
WARIKAN社「スロ主」収益率14%は魅力的?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。今回、取り上げる記事はこちらです。
2015/4/23 <WARIKAN

株式会社WARIKAN




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回も同じようにネット上で怪しい広告を探していたところ・・・見つけたのが株式会社WARIKANの刺激的な広告です。

・収益率14%
・毎月19,000円からの定額レンタル料収入

といった、もし本当なら十分検討に値する内容ですが、本当のところはどうなのでしょうか?

まずいつものようにチェックポイントをご案内するとこういうことですね。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性が高い。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性が高い。

3.運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性が高い。

では早速見ていきましょう。

そもそもの投資スキームとしては、投資家がパチスロ機を購入してWARIKAN社と賃貸契約を結び、WARIKAN社がそのパチスロ機を管理会社経由でパチンコ屋さんに貸し出し、投資家はレンタル料を、WARIKAN社は手数料を受け取る形のようです。



ビジネスモデルとしてはアリなのでしょうけれど、単にパチスロ機を貸し出すだけにしてはリターン率が高すぎですね!一体どういうリスクがあるのでしょうか?

まずこのパチスロ機レンタル投資である「スロ主」の収益試算としてはこのようになっています。

・初期投資 : 40万円
・レンタル期間 : 2年
・月額レンタル料 : 1万9,000円 = 2年合計45万6千円

つまり40万の資金投下に対して2年間で5万6千円のリターンがあるので収益率14%とのことですが、年率に直せば7%ということですね。

また、最大のリスクはどうやらこの月額レンタル料で、注意書きにはこうあります。

・将来においてスロ主のレンタル料および収益を保証するものではない。
・レンタル料支払いの遅延、回収不能のリスクがある。
・関係法令の改正等により購入金額、レンタル料の改正が行われる場合、収益率は変動する。

要するに月額レンタル料は決して固定的なものではない、ということですね。だとすると少し変動するだけ赤字になります。また、レンタル料支払いの遅延、回収不能のリスクについても実際にどれくらい見込めばいいのかわかりません。

HP上ではそうしたことは発生していないとのことですが、そもそも本当にそうなのか確かめようがありませんし、少子高齢化や規制強化の流れの中で、同社自身が認めるように店舗数は徐々に縮小しているとのことですから、やはり一定の「遅延率・回収不能率」を考慮に入れておく必要があります。

もしそうした月額レンタル料の下落リスクや「遅延率・回収不能率」が、統計的に7%を上回るようであれば、この投資の期待リターン率はそもそもマイナスだということになります。



加えてグレーなのが、初期費用40万円ですね。この金額がパチスロ機の購入代金として妥当なのかどうか素人にはわかりません。楽天で調べてみれば中古の実機は130万円から10万円程度まで幅広いレンジで販売されており、そこから考えれば新品で40万円というのはそうおかしな値段設定でもないのかもしれませんが、しかし機種は選べないようですから、その妥当性は投資家には判断できません。

仮に本来30万円のものを40万円で売り付けられていても全くわからないということです。

さらにおかしな点が、レンタル終了時の実機の取り扱いですね。もちろんその機械は投資家に帰属するものであり、レンタル終了後、速やかに返還されなければいけません。上記の通り中古マーケットもあるようですから、なおさらですね。ところがQ&Aには以下のような記述があります。

「契約終了時に当該機種は返還、または処分されます。返還の際の諸経費はお客様負担、処分にかかる諸経費は当社負担となりますので、基本的に処分を選択されるお客様が大多数です。」

全く納得しかねる説明ですね!いくらなんでも返還の諸経費が5万も10万もかかるということはないでしょうから、「処分を選択されるお客様が大多数」になるとはとても思えません。

そもそも2012年1月に事業を開始して、満2年を迎えた顧客などわずかでしょうから「大多数」という表現自体、極めて作為的なものですね。考えられる可能性の1つとしては、お金を集めたはいいけれどほとんど実機購入に充てていないので「返せと言われても困る」といった背景があるのかもしれません。

もし投資を考えるのであればこのあたりの背景をしっかり確認する必要がありそうです。

そのように考えていくと、やはり相応のリスクが考えられるわけで、しかもそのリスクが数字としては全く開示されていないために投資判断のしようがありません。少なくとも「ウマイ話」ではないのは確かです。

さらにリスクについて考えると、最新決算では売上が23億円、レンタル実績が4,000台ということですが、その割には資本金が1千万円しかないようです・・・つまり仮に少しでも焦げ付きが発生すれば債務超過となり、即死する可能性が高い脆弱な財務基盤ということですね。その点も考慮しておく必要があります。

ちなみに先日もパチンコ機器メーカーの倒産が報道されていましたが、パチスロメーカーの中でも大手であったラスター社が2014年12月に破綻してしまったようです。

業界の苦境もさることながら、メーカーが破綻するということは代金を払ったけれどもモノが届かないことがありえるということですね。そうしたリスクも当然、投資家が被ることになります。

ご注意ください。

なおリスク以外のチェックポイントを再掲するとこうなります。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性が高い。

3.運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性が高い。

現時点でこのビジネスモデルを詐欺というのは言い過ぎですが、とは言いながら2の、なぜ銀行からではなく個人の投資家から7%という高い利回りをエサにしてまで資金を集めないといけないのか納得できる理由はありません。

3のわざわざ広告している点も同様ですね。

繰り返しになりますが、現時点でこの投資を詐欺と言う気はありませんが、もし投資を検討される方はこうした点について納得のいく説明とその「証拠」を求めるよう、強くおすすめしたいと思います。

参考になさってください。


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