2016年1月に「マイナス金利政策」が発表されてから、銀行の預金金利はドタバタな状態が続いています。2月の月中だけでも複数回、金利を引き下げている銀行がありますね。
マイナス金利政策の下では「新しく預かった預金」が銀行から見て損となる可能性が高く、「預金が増えるのも減るのも困る」状況となってきます。ある意味、新規預金の押し付け合いが始まっていると言えますが、ほどよく負担が分散される状態に落ち着くまでこうした預金金利の「引き下げ競争」が続くのでしょうね。
いつも好金利で人気のあおぞら銀行も残念ながらご多聞に漏れず金利の引き下げを断続的に行っております。あおぞら銀行の中でもあおぞら銀行インターネット支店はより好条件なわけですが、そのあおぞら銀行インターネット支店で利用できる「あおぞらネット定期」の、2016年2月23日現在の金利はこのようになっています。
◆あおぞら銀行インターネット支店/あおぞらネット定期
・6ヶ月:年0.15%
・1年:年0.20%
・3年:年0.15%
・5年:年0.15%
※いずれも税引き前・年利・2016年2月23日現在
何と1年ものだけ0.20%であとは0.15%というかなりトリッキーな金利設定ですが、まさに「預金が増えるのも減るのも困る」という複雑な台所事情を象徴したものと言えそうです。
この中で選択肢となるのはやはり、この1年0.20%と、それより期間の短い6ヶ月0.15%、ということになるのでしょうね。
好評だった普通預金の金利優遇も終了してしまったようですので、次善策として6ヶ月0.15%の人気が相応に高まっている気もします。
また、50万円からこの金利が付与される点もメリットに加えていいかもしれません。預入金額によっては金利が下がってしまう銀行もあるので注意が必要です。
では最近の市場金利がどうなっているかと言うと、1年もの市場金利と5年もの市場金利はこうなっています。
◆1年もの市場金利
◆5年もの市場金利
どちらも奈落の底、という感じですが、驚くのはその金利水準ですね!仲良くマイナス金利となっております。
こうした状況が続くようであればこのあおぞら銀行の定期預金の魅力は相対的に増していきそうですね。もちろん赤字覚悟の戦略的な金利設定ということになります。
いつも有利な定期預金をお探しの方は検討してみてはいかがでしょうか。
そしてこれ以上金利が下がらないことを祈りたいと思います・・・。
>>>あおぞら銀行インターネット支店のあおぞらネット定期について詳しくはこちら
ちなみに毎回ご案内していますが、「もう少し金利動向を見てから考えたい」という方にはオリックス銀行の2週間定期預金がお勧めです。2週間で満期が来る利便性もさることながら、金利も驚きの年0.15%ですね!
>>>オリックス銀行の最新金利はこちら
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