2013年4月に「異次元緩和」が発表されたのち、市場金利は上下を繰り返しながらも全体的には大きく低下してきました。それにつれて預金金利も低下傾向にあり、預金者からすれば気分が晴れない状態が続いています。
そしてそうした傾向を加速させたのが今年1月末に発表された「マイナス金利政策」ですね。ただでさえ異次元のレベルにまで拡大した金融緩和をさらに強化するということですから金利がもう一段低下するのは間違いないわけですが、ここでいつものように長期金利の動きをチェックするとこのようになっています。
長期金利はついにこちらも「マイナス金利水準」ということですね!本当に「異次元の金利」となってしまいました。足元ではマイナス0.095%まで下がっています。
金利がマイナスということは預ければ預けるほど元本が減っていくというなんだかよく分からない状況です・・・1日も早く正常化することを祈りたいと思います。
さてこのように金利が低迷する中では、しばらく様子を見ようとする方が増えてくるのではないかと思います。そうした方にオススメなのが毎月ご案内しているように、個人向け国債の「変動10」です。
「変動10」はその名の通り、期間10年の変動金利の国債です。半年毎に金利が見直されるので、今後、金利が上昇してもそのメリットを享受できるというなかなかオイシイ商品性を持っています。
「今は低金利でどうしようもないけれど、将来的には金利は上昇するかもしれない」と期待されている方や、「さすがにこんな低金利では金利を固定したくない」という方向けということですね。
加えて、今この個人向け国債が人気を集めている理由が、商品設計上「0.05%より下がらない」という仕組みです。
長期金利=国債金利ですから、本来長期金利がマイナスということはこうした個人向け国債の金利もマイナスになってもおかしくないわけですが、そうならないのは上記のような仕組みがあるからですね。
また、個人向け国債は1万円から購入できるので、毎月、積み立て代わりに購入するといった利用方法も可能となっています。
さてその個人向け国債の、今月の具体的な募集条件は以下の通りです。
◆個人向け国債
固定3年 : 0.05%
固定5年 : 0.05%
変動10年 : 0.05%
つまり・・・どの金利タイプも「下限」に達した、ということになります。後は「これ以上下がらない」という点をどう評価するか、ですね。
ちなみにこれらの中ではやはり「変動10」が最も魅力的と言えます。
通常この「変動10」のように半年毎に金利が見直されるということは「6ヶ月もの定期」を自動継続しているイメージとなりますので、金利も「6ヶ月もの定期」と似たようなものになる、というのが金利の常識です。今の6ヶ月ものの定期預金金利といえば・・・0.01%程度ですね。
ところが、この変動10年タイプは、上記の通り0.05%ということですから、約5倍というわけですね。実際、民間ではこのような商品性の預金は提供されていません。商品性が良すぎるからですね。
きちんとした専門家の方の多くがこの個人向け国債を推奨しており、金利への安心感も含めて「プロも認める金融商品」となっているわけです。
一方、ネックとなるのは10年という期間の長さですが、これも利便性が考慮されていて、1年経てばいつでも中途解約ができ、そのペナルティも2回分の利息=1年分の利息相当分のみである点もポイントですね。
なお、個人向け国債はあらかたの証券会社で購入できますが、マネックス証券で新規に口座を開設すれば、最大で31,000円相当のプレゼントが提供されるキャンペーンが実施中です。
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また、同じく個人向け国債の取り扱いがある楽天証券では、新規に口座を開設すれば最大で70,000円相当のプレゼントが提供されます。
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どうせ個人向け国債を購入するのであれば、こうした有利なキャンペーンを利用してみてはいかがでしょうか。
最後に、「それでも固定金利が良い」という人にはオリックス銀行のeダイレクト預金がこのような金利水準となっています。
◆オリックス銀行/eダイレクト預金
・1年 : 0.20%
・3年 : 0.20%
・5年 : 0.20%
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こちらも商品性が良すぎる定期預金の1つですね。
参考になれば幸いです。
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