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[2017年2月の定期預金金利予測]
市場金利の上昇は一服
定期預金金利は概ね据え置き

2017年2月の定期預金金利の動向と見通しについて、最新の金利情報から予測します。
2017/1/19

市場金利の最新推移


◆1年もの市場金利の推移

 

◆5年もの市場金利の推移

 

編集部からのコメント


1月もすでに後半ですね。思い起こせば2016年の1月はいきなり株価が大幅に下落し、1月末には「マイナス金利政策」が発表されるなど、大荒れの月でした。サプライズ続きの2016年を象徴するような1月でしたね・・・。

それと比べればこの1月は今のところそうしたサプライズはありません。今後の「不透明感」は昨年より今年の方がはるかに大きいですが、今のところそうした懸念が何か具体的に影響を与えているということはなさそうです。

その「不透明感」の象徴がトランプ新大統領ですが、いよいよ明日=20日が就任式ですね。トランプ氏の当選によって大きく動いた日米の市場金利ですが、ぜひ金利をさらに引き上げ、定期預金金利に良い影響を与えてほしいものです。

ここでいつものように、来月=2月の定期預金金利を占う上で重要な、最も代表的な金利指標である長期金利の動向をチェックしてみるとこうなっています。



まず2016年7月末にポンっと上昇しているわけですが、これは日銀から発表された追加金融緩和の内容が期待外れだったからですね。「これまでの金融緩和の総括」に対する懸念もあったのかもしれません。

そして秋以降では再び上昇しています。これは繰り返しになりますが、アメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利したことから、「景気回復期待」と「財政悪化懸念」の両面でアメリカの金利が大きく上昇し、その影響を受けたものと思います。

加えて2016年12月にはアメリカの中央銀行であるFRBが1年ぶりとなる「利上げ」を実施しましたので、さらなる利上げ期待が高まったのですね。日本の金利にも上昇圧力となりました。

とすると更なる長期金利の上昇が期待されるところですが、ただ2016年9月に発表された日銀の「新たな金融緩和の枠組み」では長期金利の誘導目標は「0%」となっており、残念ながらその水準を超えて大きく上昇することはないと思われます。

仮に大きく上昇すれば、その分だけ国債価格が低くなるということですから、日銀が市場の国債をどんどん購入することで国債価格を0%近辺に維持することはそれほど難しいことではないと考えられるからですね。

実際のところ先月のこの時期の長期金利は「0.079%」でしたが、本日の長期金利は「0.065%」とやや低下しています。

金利上昇を期待する預金者からすれば不満が募る状況ですが、やはり本格的に金利が上昇するためには「金融緩和の縮小・解除」が必須です。そのためにはインフレが求められるわけで、各企業においてはぜひボーナスのみならず賃上げ=ベースアップに努めていただきたいものです。

インフレ達成には賃上げが不可欠のようですからね。

ここでより定期預金金利と関係の深い上記1年もの市場金利、5年もの市場金利をチェックしてみると、どちらもプラス水準に回復しており、具体的には1年もの市場金利がプラス0.03%前後、5年もの市場金利がプラス0.06%前後となっています。

ただこちらも長期金利と同様、先月のこの時期と比較すれば少し低下しているように見えます。

そうしたわけで来月=2月の定期預金金利予測ですが、足元では長期金利も、1年もの・5年もの市場金利も上昇がひと段落していることを踏まえ「全体的に据え置き」と結論づけたいと思います。

ちなみに毎回ご案内しているように、定期預金の金利が市場金利を上回らないとするなら、上記の通り、1年もの=プラス0.03%、5年もの=プラス0.06%というのが定期預金金利の「上限」ということですね。

プラス金利になったとは言え、低金利を実感する水準です・・・。

なお長期的に考えれば、日本もアメリカと同じように金融緩和の縮小と共に本格的に金利が上昇する可能性があります。

ではそうした金利上昇のタイミングがいつかと言うと・・・これまで目途は2017年4月とご案内してきました。というのも消費税再増税のタイミングがそこであり、この時まで増税を援護射撃するために異次元の金融緩和が継続される可能性が高いと考えたからです。

しかし。

ご存じのようにこの増税は2019年10月まで2年半延期されました。ということは金融緩和もそこまで続くと考えた方が自然ですね。

さらに増税後の落ち込みをカバーするため金融緩和がさらに拡大されるのであれば、その2年後の2021年10月くらいまで継続となっても驚きません。

だとするとあと4年くらいは定期預金金利の「本格的」な上昇はなさそうということになります。

そうした現状を十分考慮した上で、来月=2月の預金運用をご検討いただければと思います。

ではここで、足元の定期預金金利や預金キャンペーンの動向を振り返ってみたいと思います。

まず目を引くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で満期がくる「2週間満期預金」が人気です。金利は0.05%です。

新規客向けに「スタートアップ円定期預金」も提供されており、3ヶ月0.50%の特別金利が利用できます。思い切った高金利ですね。

ちなみにSBI新生銀行といえば毎回ご案内しているように他行宛ての振り込み手数料が月1回〜10回無料のほか、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなどのコンビニATMやゆうちょ銀行のATM手数料を24時間いつでも何度でも無料にしたことが話題となっています。生活口座としても、SBI新生銀行の活用を検討してみてはいかがでしょうか。イオン銀行のATMも無料で利用できるようになったようです。

金利が期待できないならせめて手数料を引き下げていきたいものですね。今なら口座開設するだけでもれなくTポイントが500円分もらえるようです。

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また、SBI新生銀行と同様に新規口座開設プログラムとして魅力的なのがじぶん銀行の「デビュー応援プラグラム」です。今月は3ヶ月実質0.30%という好水準となっています。今月から金利がアップしましたので、まだじぶん銀行の口座を持っていない方は検討ください。

>>>じぶん銀行の最新金利はこちら

住信SBIネット銀行も期間限定で、新規口座向けに3ヶ月0.50%の金利を提供しています。

>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら

他には、オリックス銀行や、関西みらい銀行などが恒常的に好金利ですが、オリックス銀行は昨年10月から金利をアップして1年もので0.20%、3年もので0.20%という金利を提供しているほか、eダイレクト2週間定期預金も2週間で0.10%と好条件になっています。

>>>オリックス銀行の最新金利はこちら

東京スター銀行スターワン円定期プラスの6ヶ月もの金利を0.10%に、スターワン1週間円預金の金利を0.05%に引き上げ注目を集めています。積極的ですね!

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さらに注目なのが韓国系のSBJ銀行で、こちらは1年ものが0.15%、5年ものが0.30%と、特に5年ものについては頭一つ飛び出た好金利です。要チェックと言えそうです!

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冬の定期預金キャンペーンとしては静岡銀行ウルトラ金利を開始していますね。こちらも1年ものが0.25%、3年ものが0.27%と期待通りの好金利となっています。

>>>静岡銀行の最新金利はこちら

ただしこうした「冬の定期預金キャンペーン」は徐々に終了のタイミングが近づいております。目ぼしい定期預金キャンペーンが見つかった方は締切日に注意して早めに申し込むことをオススメします。

郵送による口座開設の場合、3週間ほどかかる場合もあるようですからね。

最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」が毎月発行に切り替わっています。いつでも購入可能になり、使い勝手が大きく向上したわけですが、今月の金利は0.05%となっています。

変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

さらに識者が指摘するように商品設計上、「0.05%より下がらない」という点は魅力と捉えて良さそうです。

マネックス証券で新規に口座開設をすれば最大で51,000円相当のプレゼントがあるため、それも利息とみなせば、さらなる利回りの向上が期待できますね。

>>>マネックス証券の個人向け国債はこちらから

マイナス金利政策によって全体的に預金金利の崩壊が続く今だからこそ、こうした特別な定期預金を上手に、そして早めに、ご活用いただければと思います。

ちなみに今月の定期預金の金利レンジをご案内するとこうなります。

・2週間もの定期預金: 0.00%〜0.10%
・3ヶ月もの定期預金: 0.01%〜0.50%
・1年もの定期預金 : 0.01%〜0.25%
・3年もの定期預金 : 0.01%〜0.27%
・5年もの定期預金 : 0.04%〜0.30%

>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)

参考になさってください。


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