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[3月の定期預金金利動向]
市場金利は低下傾向 預金金利は据え置き

2017年3月の定期預金金利の動向と、今後の見通しについて解説します。
2017/3/1

市場金利の最新推移


◆1年もの市場金利の推移

 

◆5年もの市場金利の推移

 

編集部からのコメント


3月となりました。いよいよ年度末ですね。そして4月からは新年度、新学期がスタートすることになります。

そしてそうした新年度・新学期のタイミングで銀行口座開設を検討される方は少なくなさそうです。知名度であったり、利便性であったり、はたまた会社から指定されていたりと銀行口座の選び方はさまざまですが、ぜひ定期預金の金利にも注目していただければと思います。

いくら低金利の時代であっても、定期預金の金利が少しでも高いに越したことはありませんからね・・・。

その点でも気になるのが今月の定期預金の金利動向ですが 、いつものように預金金利のベースとなる上記1年もの・5年もの市場金利のグラフを見てみると・・・どちらも結構回復してきましたね!1年もの市場金利も5年もの市場金利もどちらもプラス水準となっています。

これは昨年11月から始まった「トランプ相場」がドル高・株高だけでなく、金利高を引き起こしたことが大きいです。アメリカ大統領選挙の結果が日本の金利にも影響するとは不思議な気持ちもしますが、金融市場は世界中でつながっている、ということですね。

いずれにしても預金者の立場で言えばさらなる金利上昇を期待したいところですが、しかし残念ながら日銀の大規模な金融緩和が続く限り、本格的な金利上昇というのは期待できません。

特に今は具体的な金利の「操作目標」が設定され、それを超えるような金利上昇があった場合、日銀の無制限の国債購入が待っていますのでなおさらです。

2月3日に長期金利が0.15%に上昇した時もすかさず指値オペが実施され、長期金利は即座に低下しました。足元でも市場金利はジワジワ低下しているように見えます。

そうしたわけで今月=3月の定期預金金利動向としては大きな動きはなく、引き続き定期預金金利は全体的に低迷しております。

今後、順調に景気が回復し、デフレ経済が終わり、アメリカのように金融緩和政策が終了し、健全な形で金利が上昇していくことを期待したいと思います。今のアメリカの金利上昇が健全かどうかは分かりませんが・・・。

なお日本で金融緩和が終了するタイミングはいつか、ということですが、少なくとも次の増税目途である2019年10月までは今の金融緩和政策が継続されると思います。加えて増税後に景気が低迷すればそれはそれで金融緩和をして景気を底支えする必要がありますので、実際にはその2年後の2021年10月以降といったもっと先でしょうね。いやはや。

ちなみに上記市場金利の具体的な水準としては1年ものの市場金利で0.03%前後、5年もので0.08%前後ということですね。

この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、

「定期預金は高くても1年で0.03%以下、5年で0.08%以下

という金利環境にあるわけです。プラス圏に復活したと言っても低金利ですね・・・。

つまりは待っていても預金金利が上昇することはなく、より有利な定期預金を積極的に探さない限り利息は望めないということです。

ではその積極的な定期預金をピックアップしていくと・・・まず目を惹くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で0.05%の金利となっている「2週間満期預金」が魅力です。

さらに新規で口座開設の上、3ヶ月もの円定期を利用すれば金利が0.50%となる「スタートアップ円定期預金」も始まりました。まだ口座を持っていない方にはチャンスですね。今なら口座開設でTポイントが500円分もらえるようです。

ちなみにSBI新生銀行といえば、ローソンやファミリーマートのATMネットワークと提携し、従来から無料だったセブンイレブンのATMも含め、コンビニATMやゆうちょ銀行のATMが24時間いつでも何度でも無料にしたことで人気が高まっています。メガバンクが次々とATM無料を打ち切る中で、預金者からすれば誠にありがたい決断です。

イオン銀行のATMでも無料で使えるようになったようですしね。

今後、預金金利に多くを望めないとすれば、こうした手数料水準で銀行を選ぶ、というのも一計です。おそらく銀行業界全体としてはこうした手数料優遇も徐々に縮小・悪化していくと思われますので。

>>>SBI新生銀行の口座開設・最新金利はこちら

次にこちらも新規客限定ながら人気のじぶん銀行の「デビュー応援プラグラム」ですが、今月は定期預金キャンペーンという意味合いがあるのか、3ヶ月実質0.30%と金利アップしていますね!まだじぶん銀行の口座を持っていない方はチャンスです。

>>>じぶん銀行の最新金利はこちらから

住信SBIネット銀行1年0.20%のキャンペーン金利を提供しているほか、新規客には3ヶ月0.50%の好金利となっています。

>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちらから

それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、あおぞら銀行インターネット支店オリックス銀行、そして関西みらい銀行が挙げられます。

中でもオリックス銀行は積極的で、1年もの0.12%、3年もの0.20%となっています。2週間で0.10%の「eダイレクト2週間定期預金」も人気です。

>>>オリックス銀行の最新金利はこちらから

一時期姿を消していた感のある東京スター銀行も「スターワン円定期プラス」の6ヶ月もの金利を0.10%に、そして「スターワン1週間円預金」の金利を0.05%に引き上げてきました。

>>>東京スター銀行の最新金利はこちらから

また、最近比較表に加えたのがSBJ銀行です。こちらは1年もの最大0.30%、5年もの0.30%です。「知る人ぞ知る」高金利銀行の登場ですね。

>>>SBJ銀行の最新金利はこちらから

さらにイオン銀行はクレジットカードである「イオンカードセレクト」を利用すると普通預金の金利が0.12%にアップする特典を提供しています。普通預金金利としては最高水準なのではないでしょうか。

>>>イオンカードセレクトについてはこちらから

最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」ですが、従来3ヶ月に1回の発行サイクルだったものが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は0.06%となっています。

変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

加えて制度上「0.05%より下がらない」仕組みとなっており、マイナス金利時代の運用先として専門家から絶賛されております。

さらにマネックス証券で口座開設をすれば最大で51,000円相当のプレゼントがあるため、それを利息とみなせば、もう一段の利回りの向上が期待できます。

>>>個人向け国債の最新金利はこちら

上記の通りマイナス金利の影響が色濃く残るタイミングだからこそ、こうした「赤字覚悟」の定期預金や金融商品を積極的にご活用ください。

今後の金利見通しですが、基本的に景気と金利は連動しますので、順調に景気が回復すれば金利の上昇圧力は強まっていくことになりますし、仮に政府と日銀が目指すように本当にインフレ経済になれば金融緩和が解除され、金利はいよいよ本格的に上昇することになります。

ただし繰り返しになりますが、おそらくそれはあるとしてもまだかなり先のことですね。

当面は「本格的な金利上昇はない」、というのがメインシナリオになってくると思います。参考になさってください。

最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。

・普通預金(含む2週間定期): 0.00%〜0.10%
・3ヶ月もの定期預金: 0.01%〜0.50%
・1年もの定期預金: 0.01%〜0.30%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.25%
・5年もの定期預金: 0.01%〜0.30%

・10年もの仕組み預金: 0.15%→0.20%

>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)

これらの中ではやはり、3ヶ月もの定期の0.50%と、2週間定期の0.10%、1年もの定期の最大0.30%が目を惹きます。これらの定期預金に1/3ずつ預ける、というのも手かもしれませんね。

今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。

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