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[2017年12月の定期預金金利予測]
市場金利は低位安定 ボーナス時期に向けて定期金利アップの動き

2017年12月の定期預金金利の動向と見通しについて、最新の金利情報から予測します。
2017/11/16

市場金利の最新推移


◆1年もの市場金利の推移

 

◆5年もの市場金利の推移

 

編集部からのコメント


11月も半ばとなりました。ちょっと信じられないですが、1ヶ月後の今は年末ということですね。早いものです。もはや今年の目標は何だったか曖昧ですが、気持ちよく新年を迎えられるよう精進していきたいと思います。

なお12月になればサラリーマンにとっては年2回のお楽しみである冬のボーナス時期となりますね。今回の冬のボーナスは増える見通しのようですが、いよいよ我々一般市民にも景気回復の実感が得られることを期待しております。

株価は一時26年ぶりの高値をつけたわけですから、我々の景況感も26年ぶりの水準まで上昇してもいいはずですよね・・・。

ではここでいつものように来月=12月の定期預金金利を占う上で重要な、最も代表的な金利指標である長期金利の過去3年間の動向をチェックしてみるとこうなっています。



2016年1月末のマイナス金利政策発表により長期金利は劇的に低下した一方、その半年後の7月末にポンっと上昇しました。これは日銀から発表された追加金融緩和の内容が期待外れだったからですね。その次の会合で予定されていた「金融緩和の総括」に対する懸念もあったのかもしれません。

さらに昨年12月以降、もう一段上昇したわけですが、これはアメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利したことから、「景気回復期待」と「財政悪化懸念」の両面でアメリカの金利が大きく上昇し、その影響を受けました。

とすると日本の長期金利もさらなる上昇が期待されたわけですが、ただ2016年9月に発表された日銀の「新たな金融緩和の枠組み」では長期金利の誘導目標は「0%」となっており、残念ながらその水準を超えて大きく上昇することはありません。

仮に大きく上昇すれば、その分だけ国債価格が低くなるということですから、日銀が市場の国債をどんどん購入することで国債価格を引き上げ、金利を0%近辺に維持することはそれほど難しいことではないと考えられるからですね。実際、長期金利が一時0.15%まで上昇した2月3日や、0.1%を超えた7月7日には「指値オペ」が実施され、長期金利は即座に0.1%以下まで低下しました。

こうした金融政策が続く限り、長期金利は大きく上昇することも、反対に大きく下落することもなく、小動きが続くということです。実際、先月のこの時期の長期金利は「0.065%」で、本日の長期金利は「0.045%」ということですから、多少低下しているもののその差はわずかです。

預金者にとっては残念な状況ですが、やはり本格的に金利が上昇するためには「金融緩和の縮小・解除」が必須です。そのためにはインフレが求められるわけで、いつかそのうち物価が上昇し始めることをそこはかとなく期待したいと思います。物価が上昇すれば、それはそれで困る気もしますが・・・。

ここでより定期預金金利と関係の深い上記1年もの市場金利、5年もの市場金利をチェックしてみると、1年もの市場金利がプラス0.01%前後、5年もの市場金利がプラス0.10%前後となっています。

特にここ2ヶ月ほどは動きが止まっている感じですね。

そうしたわけで来月=12月の定期預金金利予測ですが、長期金利も1年もの・5年もの市場金利も1ヶ月前と大きな変化がない点を踏まえ、「定期預金の基準金利=店頭表示金利は全体的に据え置き」ということになると思われます。

ただ今月後半には「冬の定期預金キャンペーン」が始まってくるでしょうか?だとすれば積極的な銀行では多少の預金金利上昇が期待できそうです。実際、11月15日からオリックス銀行が金利を引き上げています。

こうした動きが広がることを期待しています。

ちなみに毎回ご案内しているように、定期預金の金利が市場金利を上回らないとするなら、上記の通り、1年もの=プラス0.01%、5年もの=プラス0.10%というのが定期預金金利の「上限」ということですね。

低金利を実感する水準です・・・。

なお長期的に考えれば、日本もアメリカと同じように金融緩和の縮小と共に本格的に金利が上昇する可能性があります。

ではそうした金利上昇のタイミングがいつかと言うと・・・これまで目途は2017年4月とご案内してきました。というのも消費税再増税のタイミングがそこであり、それまで増税を援護射撃するために異次元の金融緩和が継続される可能性が高いと考えたからです。

ただしご存じのようにこの増税は2019年10月まで2年半延期されました。ということは金融緩和もそこまで続くと考えた方が自然ですね。

さらに増税後の落ち込みをカバーするため金融緩和がさらに拡大されるのであれば、その2年後の2021年10月くらいまで継続となっても驚きません。

だとするとあと4年くらいは定期預金金利の「本格的」な上昇はなさそうということになります。

そうした現状を十分考慮した上で、来月=12月の預金運用をご検討いただければと思います。

ではここで、足元の定期預金金利や預金キャンペーンの動向を振り返ってみたいと思います。

まず目を引くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で満期がくる「2週間満期預金」が人気です。金利は0.05%です。

新規客向けに「スタートアップ円定期預金」も提供されており、3ヶ月0.50%の特別金利が利用できます。思い切った高金利ですね。

ちなみにSBI新生銀行といえば毎回ご案内しているように他行宛ての振り込み手数料が月1回〜10回無料のほか、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなどのコンビニATMやゆうちょ銀行のATM手数料を24時間いつでも何度でも無料にしたことが話題となっています。生活口座としても、SBI新生銀行の活用を検討してみてはいかがでしょうか。イオン銀行のATMも無料で利用できるようになったようです。

金利が期待できないならせめて手数料を引き下げていきたいものですね。今なら口座開設するだけでもれなくTポイントが500円分もらえるようです。

>>>SBI新生銀行の最新金利はこちら

また、SBI新生銀行と同様に新規口座開設プログラムとして魅力的なのがじぶん銀行の「デビュー応援プラグラム」です。今月はこちらも3ヶ月実質0.50%という好水準となっています。まだじぶん銀行の口座を持っていない方は検討ください。

>>>じぶん銀行の最新金利はこちら

他には、オリックス銀行や、関西みらい銀行あおぞら銀行などが恒常的に好金利ですが、上記の通りオリックス銀行は11月15日から金利を引き上げ、1年もので0.18%、3年もので0.30%という金利を提供しているほか、eダイレクト2週間定期預金も2週間で0.05%と好条件になっています。

>>>オリックス銀行の最新金利はこちら

あおぞら銀行インターネット支店も、6ヶ月もので0.15%、1年もので0.20%と魅力的です。キャンペーン時期でなくても好金利を維持しています。

>>>あおぞら銀行インターネット支店の最新金利はこちら

東京スター銀行スターワン円定期プラスの6ヶ月もの金利を0.10%に、スターワン1週間円預金の金利を0.05%に引き上げ注目を集めています。

>>>東京スター銀行の最新金利はこちら

さらに韓国系のSBJ銀行は、1年ものが最大0.20%、2年ものは何と最大0.80%となっています。積極的ですね!

>>>SBJ銀行の最新金利はこちら

最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」が毎月発行に切り替わっています。いつでも購入可能になり、使い勝手が大きく向上したわけですが、今月の金利は0.05%となっています。

変動10」は、このように変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

さらに識者が指摘するように商品設計上、「0.05%より下がらない」という点は魅力と捉えて良さそうです。

>>>マネックス証券の個人向け国債はこちらから

上記の通り「冬の定期預金キャンペーン」もにらみながら、ぜひこうした通常金利が魅力的な定期預金をしっかりご活用いただければと思います。

ちなみに今月の定期預金の金利レンジをご案内するとこうなります。

・普通預金(含む1〜2週間定期): 0.00%〜0.10%

・6ヶ月もの定期預金: 0.01%〜0.50%
・1年もの定期預金: 0.01%〜0.20%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.30%
・5年もの定期預金: 0.04%〜0.30%

・10年もの仕組み預金: 0.15%→0.20%

>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)

参考になさってください。


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