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貯金・定期預金コラム:
安全安心で好利回り?ラッキーバンクに行政処分!

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。

ラッキーバンク・インベストメント株式会社




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回取り上げるのはラッキーバンク・インベストメント株式会社が販売する投資ファンドですね。ホームページを見ると以下のような紹介があります。

・投資利回り年6〜10%

・全案件不動産担保を設定

・数万円から投資可能

安全な上に利便性が高く、さらに高利回りということであれば期待が高まりますが、ただ残念ながらそんな商品はありません。リスクとリターンは必ず相関しているわけで、高いリターンの裏には「必ず」高いリスクがあります。もし仮にローリスク・ハイリターンの商品があれば・・・誰も人に紹介しませんよね。

というわけですでに相応の「怪しさ」が醸し出されているわけですが、最新の募集ファンドの中身はこのようになっています。



9.5%ということでかなりの高利回りですが、案件の中身はこうなります。



11億7,000万円の評価の物件に対して合計5億円の融資ということで、今のところ担保余力は十分にあるということになります。つまりかなり安全に見えますね。

しかし繰り返しになりますが「安全で高利回り」などあり得ませんので、問題点があるとすれば以下2つです。

まず1つ目はこの評価は「弊社調査価額」ということで、ラッキーバンク社自身が決めた評価ということになります。とすると本当に11億7千万円の価値があるのかないのか誰にも分かりません。

せめて土地の広さや建物の広さが分かればおおよその検討はつきますが、残念ながらそれもありませんので、性悪説に立てば信憑性はゼロですね。

2つ目は仮に100歩譲ってこの評価が正しいとすると、なぜ個人投資家から9.5%もの高い利息を払って資金集めしないといけないのか全く分かりません。しっかりした担保があれば銀行から2〜3%の利率で借入ができるはずです。

それができないというなら、何等かの事情があるはずですね。

ここでこのラッキーバンクを取り上げた約3年前の記事を振り返ってみます。

>>>ラッキーバンク 不動産担保付投資8%は魅力的?

この時も指摘した内容は今回と全く同じで、高い金利を払って資金集めする理由についてこのような可能性を指摘しました。

1.事業会社もしくはテナント、あるいはその両方が破綻状態にあり、返済が期待できず、金融機関から新たな融資が見込めない。

2.事業会社もしくはテナント、あるいはその両方が反社会的勢力であり、金融機関から新たな融資が見込めない。

3.鑑定評価額が著しく実態と異なる。

4.鑑定評価額は正しいものの賃借権等の制約から実際には売却できない。

5.集めた資金は実際には全く別の使途で使われる。

6.集めた資金は最初から返すつもりはなく、分配にのみ使われる。

正解は何だったのでしょうか?

そんなラッキーバンク・インベストメント株式会社ですが、何と金融庁から行政処分が下されることとなりました!証券取引等監視委員会から「検査結果に基づく勧告」が発表されておりますが、その中身を抜粋するとこうなります。

−−−

・貸付先のほとんどは、田中翔平代表取締役の親族が経営する不動産事業を営むX株式会社となっている。

・X社より提出された財務諸表において、売却契約の締結に至っていない物件を売上に計上するなどして、純利益や純資産が水増しされているにもかかわらず、これを看過していた。

・X社が手掛ける複数の不動産事業について事業期間が延長となる事態が発生し、この間、X社は売却資金を得られず、平成29年3月以降に償還期日を迎えるファンドに係る借入金の返済が困難な状況となっていることを認識したにもかかわらず、その後もX社を貸付対象先とするファンドの募集を継続している。

・当社は、X社が保有する不動産に担保を設定して、「不動産価格調査報告書」を掲載しているが、当該報告書は、正式な不動産鑑定評価を行った上で作成されたものではなく、対外的に公表できない不動産価格をウェブサイト上に掲載し、ファンド出資持分の募集を行っている。

−−−

「貸付先のほとんどが関係会社」という構図は、昨年行政処分を受け、実質的に経営破たんした「みんなのクレジット」社と同じだと言えます。低金利でカネ余りの日本において、融資先を見つけるのは簡単ではありません。その点ではあくまで一般論ですが、

・経営難でお金に困った会社がソーシャルレンディングの形で資金集めをする。

というのは非常に分かりやすいですね。高金利の理由も明快です。容認はできませんが・・・。

ではそのラッキーバンク社が多額の資金を貸し付けていたX社の経営実態はと言うと上記の通りこう指摘されています。

・財務諸表において純利益や純資産が水増しされている

・売却資金を得られず、平成29年3月以降に償還期日を迎えるファンドに係る借入金の返済が困難な状況となっている

粉飾している上に借りた金が返せなくなっているわけですから、実質的に破綻状態にあるか、それに近づいている状況であると読み取れます。最悪ですね・・・。

またラッキーバンク社自身も上記の通り、「デタラメで公表してはいけない不動産価格」を表示しているわけですから同罪です(しかも現在進行形です)。

というわけで「十分な担保がありながら高金利」の理由として挙げた1〜6を再度チェックすると・・・正解はこの3つとなるでしょうか?

・事業会社もしくはテナント、あるいはその両方が破綻状態にあり、返済が期待できず、金融機関から新たな融資が見込めない。

・鑑定評価額が著しく実態と異なる。

・集めた資金は最初から返すつもりはなく、分配にのみ使われる。

しかし最初に記事を書いた2014年時点でその可能性があったわけで、金融庁の対応はいかにも遅いと言わざるを得ないですね!まだ残高は60億円以上あるようですが、無事に償還されることを祈りたいと思います。

なお現在募集されているソーシャルレンディングはほとんどこのラッキーバンクと同じような不動産事業に投資するものですね。とするとその懸念点もラッキーバンクのものと変わりません。

「まともなソーシャルレンディングなど1つもないのではないか?」と暗澹たる気持ちになるのは記者だけではないと思います。

最後にサイト上で公表されているラッキーバンク社の財務諸表をチェックしてみるとこうなっています。



マイナスが赤字表示されておりますので約5千万円の黒字か〜と早合点しそうですが・・・実際には「当期純損失」ということで約5千万円の赤字ですね!

正直なのは良いことですが、赤字の元凶は約1億5千万円の販売管理費です。従業員は8人であることを考えればこの金額はかなり大きいです。ほとんどが人件費なのだとすると・・・経営層はすでに「店じまい」を視野に入れ、高額の給料で投資回収を図っているのかも・・・しれませんね。

いずれにしても融資先と共に、このラッキーバンク社の経営も傾いているわけですから、「危うきに近寄らず」が賢明ですね。

繰り返しになりますがすでに投資されている方の資金が全額戻ってくることを祈っています。

では最後に、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

加えてこちらの記事も参考になさってください。

>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方

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※ご参考:今回取り上げたサイトの複写です。